欧州では既に販売が開始されているフィアット500eが日本にも導入されることが決まりました。
フィアット500eとは?
フィアット500eとはフィアット社が純粋のEV(電気自動車)として開発したモデル。
ボディサイズはほぼ現行型のフィアット500と同等ですが、そこにバッテリーやモーターなどを組み込んだモデルである。
見た目は旧型フィアット500のデザインテイストを活かしつつ販売された現行型フィアット500のデザインを踏襲した全く新しいモデルの電気自動車です。
気になる航続距離は300kmを超えることから、シティーコミュニケーターというよりは一般的なガソリンエンジン車と遜色が無い使い方が出来るモデルとして登場します。
なお、現行型のガソリンエンジン車であるフィアット500も並行して継続販売が行われますので、名前やデザインは似ていますがフィアット500とフィアット500eは全くの別の車として認識しても問題ないと思われます。
なぜ欧州以外で日本に初めて導入されたのか?
FCAジャパンの発表によれば、フィアット500eが欧州以外で発売される国の第一号の国が日本であるとのこと。
その理由は分かりませんが欧州以外の国と地域の中で現行型のフィアット500やアバルトの販売実績が多い国の1つが日本だという事実がその理由であることも関係があると思います。
自動車市場の大きなマーケットであるアメリカや中国ではあまり小さな車は人気がないこともあり、それらの国での販売に消極的なのかもしれません。
ただし、アメリカにおいてはガソリンエンジン車を販売するためにはEVの一定数の販売実績が必要なことから、近い将来フィアット500eの販売も行われるものと思われます。
日本でのフィアット500eの販売価格は?
FCAジャパンからはまだアナウンスはありませんが、現在フィアット500eの販売が行われているイギリスでの価格は、日本円で350万円から400万円程度になっています。
この価格帯はフィアット500よりも概ね100万円程度高い価格設定であり、逆にアバルト595系の価格に近いです。
小型輸入車として比較的購入し易い価格だったフィアット500と比較すると高い車両となりますが、EVということを考えると妥当?(参考:日産リーフ 約320~400万円程度)と言えると思います。
EVの一般的な普及車である日産リーフの価格帯はほぼ同じで航続距離がやや少ない(日産リーフの航続距離は約400km~500km)のがネックですが、実用的な観点からすると不満のない航続距離が走れるフィアット500eは日産リーフ同等の使い勝手があるモデルと言えると思います。
フィアット500(アバルト含む)の販売は絶対数は少ないですが輸入車として好調な販売が続きます。
フィアット500eもそれと同等の販売が見込めるのか?早く日本に導入して欲しいものです。
【引用・参照元】
https://response.jp/article/2021/01/14/342118.html?fbclid=IwAR2VCbccY1dX8jsjRW4wD8oWOSNnIn2e-V8B5RnBfubJYzp-NiTMd0ZAv2Q
フィアットも2030年までに全ラインナップを電動モデルのみにすると発表したようですね。
「フィアットブランド」とあるので「全ラインナップ」にアバルトも含まれるのかは不明ですが、ベースが電動モデルならアバルト自体が消滅してしまうかも知れないですね。
時代の流れとは言え、アバルト&ガソリンエンジン車のオーナーとしては寂しい限りです。
恐らくはアバルトも電動化されたモデルが近い将来発売されるのではないでしょうか?
ぶっちゃけ電気の方が早い車を作るのは簡単ですからね。
もちろん、あの小さなボディに電池をどれぐらい積めるのか?が問題ですが。
また電動化されたアバルトが今までと同等に楽しい車になっているのか?も重要でしょうねえ。