先日動画編集用に自作パソコンを組みましたが、動画の書き出し時間がどのぐらい早くなったのか検証してみました。
約5分の動画を書き出すのみ約30分のMacbook Air
私がこれまで動画編集に使用していたパソコンはMacbook Air 13インチ(2018年モデル)です。
一応Corei5+8GBのスペックですので日常的な使用では不満を覚えない程度のスペックだと思います。
グラフィックボードは非搭載ですがCPUの内蔵グラフィックで一応ゲーム等も多少は出来るだけの環境を備えています。
このMacbook Airで動画編集を付属のiMovieで行うのですが作業自体は非常に快適に行うことが可能です。
しかし、問題は動画の書き出し時間で約5分の動画を書き出すのに概ね30分程度かかります。
当初は他のパソコンでの動画書き出し時間などは知りませんでしたので、動画書き出しにはこのぐらい時間がかかるのだと思っていました。
しかし、Youtube等で勉強していると動画書き出し時間は動画自体の長さとほぼ同等の時間で書き出すことが出来ることを知り衝撃を受けました。
あの動画書き出しが終わるまで待っていた30分はなんと無駄な時間だったのだろうかと。
やはりMacbook Airでは定期的に動画編集と書き出しを行うにはスペック不足だと認識した訳です。
Corei7+GTX1660SUPER+32GBの自作パソコン(ソフトウェアエンコード(CPU))
そこで今回自作したパソコンですが、色々調べた結果動画編集と動画の書き出しに必要なスペックが・・・
- CPU:Corei7
- メモリー:32GB
- GPU:GTX1660以上
これぐらいのスペックがあれば動画の書き出しには十分なスペックだと言うことが分かりましたので、今回の自作パソコンでは忠実にこの仕様を実現出来るように制作した訳です。
そして肝心の約5分の動画の書き出し時間は約15分。
あれ?もっと早く書き出し出来るんじゃないの?と思ったのが最初の感想。
そこで色々調べると動画の書き出しには動画編集ソフトも関係してくるとの話なので、現在使用しているフィモーラという動画編集ソフトの事を調べてみるとあまり評判が良くない。
特に動画の書き出しにかかる時間があまり早くないという評判を複数で発見し、これはやっちまったかな?と後悔することに。
あれだけネットの中でフィモーラの広告を見せられたら、それだけ有名で人気の動画編集ソフトだと思ったんですけどね。
Corei7+GTX1660SUPER+32GBの自作パソコン(ハードウェアエンコード(GPU))
やっちまったかと思ったフィモーラという動画編集ソフトですが、よく調べるとハードウェアエンコードという方法だと動画の書き出し時間が短縮出来ることを知りました。
そこでフィモーラの設定画面をよく調べてみるとGPUによりエンコードという項目を発見。
早速チェックを入れて約5分の動画を書き出してみたところ、無事に約5分で動画を書き出すことが出来ました。
CPUばかりに負荷をかけるのではなくGPUの方に動画の書き出す仕事を割り振ることで書き出し時間を短縮するのがハードウェアエンコードという方法のようです。
それでも動画の書き出し最中にタスクマネージャーで確認するとGPUの使用率が20%程度しか使われていないので、もっとGPUに仕事を割り振れば書き出し時間が短くなるのだと思いますが。
どうもフィモーラという動画編集ソフトはGPUにたくさん仕事を割り振らない仕様?になっているとの書き込みをみましたので、他の動画編集ソフトならもっと早く書き出せるのかもしれません。
現状では目標の5分程度の書き出し時間を達成しているので良いですが、今後もっと複雑&長時間の動画を編集する際には動画編集ソフトも再考する必要があるのかもしれません。
とりあえず、Macbook Airと比較して大幅に動画書き出し時間が短縮出来たので、自作パソコンの効果は非常に大きかったと言えると思います。