初めてのメカニカルキーボードを購入して2ヶ月ぐらい経過しましたが、未だにキーボードがしっくりこない。メンブレンキーボードを30年以上使用していたので、そのクセが抜けきらないのもわかる気がします。
とは言え、何とかメカニカルキーボードに慣れるようにしたいと思っていますので、今回は少し改造してより快適なメカニカルキーボードライフを目指したいと思います。
静音化リングで静か、底突きしないキーボード

MX Keys miniのままでも良かった?
ロジクールのMX Keys miniを長年愛用していた私が急にメカニカルキーボードに目覚めた理由はいくつかありますが、その中の1つに底突きで指が痛いという問題がありました。
メンブレンキーボードの中でもMX Keys miniは、キーボード本体がかなり薄く作られている関係でキーストロークが短いです。
私は打鍵圧?が強いタイプですので、少し力が入ると直ぐに底突きして指が痛くなります。
優しく打鍵できると良いのですが、長年のクセはなかなか直らない。そんな時に指の神経?の影響で指が何もしていないのに痛くなるという症状が発生。
なので、今まで以上にやさしく打鍵しないとタイピングができない。そこで、少しでもキーストロークが長いメカニカルキーボードなら底突きも感じなくなる?と思ったのできっかけ。
本当ならKeychron K3 MAXなんていうロープロファイルなキーボードを購入してはいけないのですが、見た目のカッコよさに負けて購入。
これだったら、MX Keys miniのままでも良かったのでは?と思いながら改造計画を考えます。
静音化リング
メカニカルキーボードで静音化するために静音化リングなるものがあることを知り、Amazonで売上ランキング1位だったこの静音化リングを購入。
実際にキーキャップに取り付けてみたらあまりにもキーストロークが短くなりすぎて、タイピングの感覚がさらにおかしなことになってしまいました。
【サイズ】:外径:8MM;内径:5MM;厚さ:1.5MM;重量:5.2G。
Amazonの販売ページを見ると、外形8mm、内径5mmと記載されています。つまり、この静音化リングの厚さは1.5mm。
ロープロファイルのキーボードでは厚さが1.5mmだと分厚すぎるということをこのタイミングで知りました。。。
仕方なくこの静音化リングは諦めてより薄型の静音化リングを探すことに。
それがなかなかAmazonでも見つかりません。そこでGoogle先生にも色々聞いてみたところ、私と同じKeychron K3 MAXのユーザーの方がレビュー記事を書いている静音化リングを発見。
[サイズ] – 外径7 mm、内径5 mm、断面直径1 mm
これがレビューされていた静音化リング。
Amazonの販売ページを見れば分かりますがサイズが複数用意されており、レビュー記事で紹介されていたので、こちらの外形7mm、内径5mm、厚さが1mmの静音化リング。
厚さが0.5mm薄くなっただけでどれほど効果があるのか?疑問でしたが直ぐに購入。
取付が待ち遠しいです。
Keychron ロープロファイル・サイレントスイッチセット
新しい静音化リングが届く頃にKeychronからDMが届きまして、何やらセールするからサイトを見ろ、的な内容。
そして、その時に気づいたのですが長らく欠品になっていたKeychron ロープロファイル・サイレントスイッチセットが在庫ありになっていたので、即購入。

【Keychron ロープロファイル ・サイレントメカニカルスイッチ】
Keychron独自のロープロファイルサイレントスイッチは、最先端技術とユーザーフレンドリーな設計を融合させ、スピーディーで反応性に優れた、快適なタイピング体験を提供します。
静音性と人間工学に基づいたデザインにより、キーボード体験をより高めたい方に最適な選択肢です。
というとても静かな赤軸のキースイッチです。
通常サイズのサイレントキースイッチはAmazonでも販売されているのですが、ロープロファイル用はメーカーでも在庫切れだったので完全に忘れていたのですが。
Keychron ロープロファイル・サイレントスイッチセットは、どういう原理かは知りませんが、とりあえず赤軸より静かな赤軸らしいので、静音化リングとセットで使用すれば、静かで底突きしないキーボードが手に入るはずです。
Keychron K3 MAXの静音、底突きなしカスタマイズ
静音化リングは100個必要
今回再度購入した静音化リングは1箱に50個しか入っていません。K3 MAXには約100個のキーがありますので2箱購入。
箱から取り出した状態がこちら。これで50入です。なぜか本当に50個入っているのか不安になります。
後から知ったのですが、静音化リングには2種類あって黒いのが素材がニトリルゴム製、白いのがシリコンゴム製で、それぞれに特性があるらしいですが、今回はこれしか選択肢がなかったので細かいことは気にしません。
そこで、間違って購入した白い静音化リングと今回購入した黒い静音化リングを比べてみました。
たった0.5mmの厚さしか違わないのですが、どう見ても白い静音化リングの方が大きく太くみえます。
白は膨張色なので大きく見えているとも言えますが、たった0.5mmでもこれだけ違うと効果もそれなりに期待できそうです。
キートップに黒い静音化リングを取り付けた状態がこちらの写真。
オレンジ色のESCキーに取り付けたのキーキャップが変な色になっていますが、そこは気にしないでください。
見た感じはいい感じに収まっています。内径が5mmであればもっと薄い静音化リングも取り付けることができると思いますが、私はまだ見つけていないので誰か実際に取り付けしてもらえると助かります。
付属のスイッチとロープロファイル・サイレントスイッチの比較
右側の赤いスイッチがキーボードに付属するキースイッチ、左が今回購入した赤い(ピンク?)のキースイッチ。
一応両方商品説明には赤軸と記載がありますが、どう見ても左はピンクですね。
この角度から見るとよく分かりますが、左のサイレントスイッチはキースイッチ本体下部の黒い部分がキーボード付属のキースイッチより明らかに分厚くなっています。
そして、その上の透明なプラスチックの部分の厚さが逆転し高さを同じにしてあります。
今回はさすがに初めてのキースイッチ交換なので、キースイッチ自体を分解はしていませんが、中身を見ればサイレント(静か)な秘密が分かるのでしょうか?
ちなみに、Keychron ロープロファイル・サイレントスイッチは、このような透明のプラスチックの筒に入って届きました。
キースイッチが何個入っているのかを確認せずに購入してしまったので、この段階では数が足りるのか?ドキドキしています。
このロープロファイル・キースイッチを購入する前に、似たようなキースイッチを間違えて購入してしまったので、型番で判別しようと色々調べた結果、この商品の型番はG307ということが分かりました。
このように透明なプラスチックの筒の上、フタ部分にG307という型番が記載されています。商品名も「Keychron Low Profile Silent Red Switch」と記載されています。
87個のキースイッチ交換と87個のキーキャップに静音化リング取り付け
とりあえず、87個のことは考えずにキートップを外して、次にキースイッチを外す作業を続けます。
写真のようにキートップを外した順番に並べながらまずは上の2行を外して、最上段の列のキースイッチを全てサイレントスイッチに交換。
ご覧のように写真で見ても赤色の軸の色が違うことが分かります。やはり、サイレントスイッチは赤軸ではなくピンク軸と呼んだほうがしっくりするのではないでしょうか?
そんなことを考えながら、思った以上に早くキースイッチとキートップへの静音化リングの取り付けが完了しました。
静音化リングとサイレントスイッチの効果は?
静音化リングは打鍵感が柔らかくなった
先に購入した白い静音化リングを取り付けた際の感触は、キーストロークが不足気味で底突き感を強く感じたので、初めての静音化リングの取り付けでしたが、失敗したことが直ぐに分かりました。
今回の黒い静音化リングは、当然静音化リングを取り付ける前よりはキーストロークは減少しています。しかし、打鍵感は悪くはない。言葉で表現するのは難しいですが「ぶにゅっ」という感じでキーがゴムを少しだけ押しつぶしている感触です。
必要最小限のキーストローを確保しつつマイルドな打鍵感を手に入れることができたので、今回の黒い静音化リングは大成功だと思います。
白い静音化リングとは厚さが0.5mmしか違わないのですが、これだけ打鍵感やキーストロークの違いがあることに驚いています。
サイレントスイッチは劇的な静音化に成功
サイレントスイッチはスイッチ交換時にもカチャカチャと指で押していましたが、その状態でもキースイッチの「カチッ」という音の違いが分かります。明らかに音が小さくなっています。
また、キーストロークが滑らかになった感じもします。これは恐らく販売ページにも記載がありましたが、工場ですでに潤滑剤が塗布されているからかもしれません。
そして、実際にキーボードの組み立てが完了してタイピングを始めると、もうそこに新しいキーボードをタイピングしているかのような錯覚をしてしまうほどの違いを感じることができます。
今まで「カチカチ」と小気味の良い音を奏でていましたが、今では「スコスコ」という音に変わりました。もちろん「カチカチ」よりも「スコスコ」の方がタイピングの音は小さい。

もし、あなたがKeychron K3 MAXなどのロープロファイルキーボードの打鍵感を柔らかくしたい、又は静音化を考えているのなら、この2つの組み合わせ「ニトリルゴムOリング(径7 mm 内径5 mm 幅1 mm )とKeychron ロープロファイル・サイレントスイッチの組み合わせを試してみるのがおすすめです!
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