iPhoneX(10)を使用し始めて最初に困ったことはアプリの強制終了でした。ホームボタンがなくなるといろんな操作方法が分からなくなります。
アプリを強制終了しないと何が起こるのか?
iPhoneでアプリを開いたままバックグラウンドに残していても、実は基本的には大きな問題は起こりません。AppleのiOSは優れた省電力設計とメモリ管理機能を備えており、使っていないアプリは自動的に停止(スリープ状態)されます。
そのため、バッテリーやメモリの消費を心配して毎回アプリを手動で強制終了する必要はほとんどありません。むしろ、頻繁なアプリ終了と再起動を繰り返す方が電力消費が増えることもあるため、無理に終了させない方が望ましいケースもあります。
ただし、アプリがフリーズしたり、動作が明らかにおかしい場合は強制終了によって問題が改善することがあります。また、一部のアプリはバックグラウンドで通信や処理を続けるため、通信量やバッテリーを節約したいときには終了させるのも有効です。
つまり、アプリの強制終了は「日常的な習慣」ではなく、「問題が起きたときの対処法」として使うのが適切です。
iPhoneX(10)のバックグラウンドで動いているアプリ
iPhoneでアプリを複数のアプリを何度も利用するとバックグラウンドで動いているアプリが消えずに残ります。
このバックグラウンドで動いているアプリを強制終了させないとバッテリーが早く消耗したり、iPhoneX(10)の挙動が不安定になるということはありませんが、気になる人は気になりますよね。
長年iPhoneを使用しているユーザーなら今までなら・・・
1.ホームボタンをワンタッチ
2.バックグラウンドで起動しているアプリが表示
3.終了させたいアプリをスワイプ
こうすればバックグラウンドで動いているアプリを強制的に終了させることができました。
しかし、iPhoneX(10)ではホームボタンががありませんのでどうしたら良いか分かりません。
ホームボタンの代わりが電源ボタンで代用されていることが多いことはiPhoneX(10)の本体を強制終了させる方法で知りましたが、今回のアプリの強制終了はそうではいようです。
iPhone10からホームボタンが消えた理由
iPhone X(通称:iPhone10)では、それまでのiPhoneシリーズに搭載されていた物理的なホームボタンが廃止されました。これはAppleが「ベゼルレスデザイン(画面の縁を最小限にする設計)」を採用したことが大きな理由です。
ホームボタンを取り除くことで、前面のほぼすべてをディスプレイにすることが可能になり、映像や操作の没入感を高める狙いがありました。また、これにより指紋認証のTouch IDも姿を消し、代わりに顔認証のFace IDが導入されています。
新しい操作体系では、ホーム画面への移動やアプリの切り替え、コントロールセンターの表示などがジェスチャー操作に置き換わっています。これにより初期は戸惑うユーザーもいましたが、慣れれば直感的かつスムーズな操作が可能です。
このように、ホームボタンの廃止は、単なるデザイン変更ではなく、未来のiPhone体験を見据えたインターフェースの進化と言えるでしょう。
iPhoneX(10)のアプリを強制終了させる方法
1,iPhoneX(10)の画面下からスワイプすると写真のようにアプリがマルチタスクで表示されます。
2.マルチタスク表示されたアプリのどれかひとつを画面上で長押しします。
3.長押しすると写真のような赤いマル印が表示されます
4.赤いマル印が付いた状態で終了させたいアプリを上にスワイプする
これでバックグラウンドで動いているアプリを終了させることができます。
一度に複数のアプリを終了させることも可能
赤いマル印が付いた状態で2本指で2つのアプリを上側にスワイプすると一度に2つのアプリを終了させることができます。
これは過去のiPhoneではできない方法ですから知っておくと便利です。
ホームボタンが無くなったおかげでiPhone本体の大きさはほぼ同じで画面サイズが大きくなり、画面表示が格段にきれいになったことはうれしいです。
しかし、ホームボタンが無くなるだけで操作方法が分からなくなることのデメリットもあります。
ホームボタンがなくなったのは「有り」「無し」どっち?
iPhone Xで物理的なホームボタンが廃止されたことに対しては、発売当初から賛否が分かれていました。
- 「やっぱりホームボタンがないと不便」
- 「ジェスチャー操作の方が快適」
といった声が飛び交い、ユーザーの評価は二極化していました。
しかし実際に使い続けてみると、多くのユーザーが
「ホームボタンなしはアリ」
だと感じています。
理由は、ジェスチャー操作の方が画面遷移がスムーズで、動作に無駄がなく、何より画面が広くなった恩恵を実感できるからです。
もちろん、指で物理ボタンを押す安心感や、Touch IDの手軽さを好む人もいます。
結論としては、「操作に慣れればホームボタンは不要」というのが主流です。Appleもその方向性を継続しており、以降のモデルもホームボタンのない設計が標準となっています。
ホームボタンが無くなったことで、生まれた時からスマホが手元にあり、iPhoneしか使用して来なかった学生さんや若い人には非常にわかりにくい仕様になったことは間違いありません。
来年以降発売されるiPhoneもiPhoneX(10)と同じ仕様で販売してくれることを祈ります。
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