iPhoneのFace IDはマスクを付けるとロック解除できない
iPhoneがTouch IDの時代には手袋をはめると指紋が検知できないのでロック解除ができないことが一時期話題になりましたが、現在はFace IDの時代になって、新たな問題が発覚しています。
日本人は世界中でもマスクを日常的に着用する習慣がある数少ない国ですが、その日本ではマスクを着用するとFace IDが反応せずにロック解除ができません。
iPhoneというスマホは実は日本に限った話ですが、Touch IDでもFace IDでも冬には使いづらいスマホということになります。
私は日常的にメガネをかけていますが、メガネを掛けた状態でFace IDを登録すると、メガネを外した状態ではFace IDは反応しません。
これだけ顔認証システムが精度が向上して特定に人物を認識できるようになったにも関わらず、その技術はまだスマホに使えるほど一般的には普及していない、ということになります。
メガネの有無で顔認証できないのであれば、マスクを付けた状態で顔を認証することは難しいことは容易に想像が付きますね。
iPhoneのFace IDでマスクを付けた顔を新たに登録してみた
Touch IDの時代には指を何本も登録できたのと同じですね。
そこでマスクを付けた顔をFace IDに登録したら、マスクを付けた顔を認証してロック解除ができる、と思ったのですが、写真のように・・・
顔の認識が妨げられています
顔を覆い隠している可能性があるものを取り除いてください。
というメッセージが表示されマスクを付けた顔を登録することができませんでした。
Face IDは顔の10数カ所の部位を計測して顔を認証しているらしいですが、マスクが顔を覆う面積が大きいため必要な部位の計測ができないことが、マスクを付けた状態の顔を登録できない原因と思われます。
マスクを付ける季節にはFace IDをOFFにする（自己責任でお願いします）
iPhoneのロック解除を行うためにマスクをいちいち外す、ずらしていてはマスクを付けている意味が半減します。
そこで、iPhoneのFace IDの設定項目を見てみると、写真のようにFace IDを使用する場面を選べることが分かりました。
- iPhoneのロックを解除
- iTunes storeとApp store
- Apple Pay
- パスワード自動入力
- その他のAPP
なのでマスクを付けたままiPhoneのロックを解除したい場合は、Face IDの設定から「iPhoneのロック解除」をOFFにすればパスコードの入力でロックを解除することが可能になります。
一応パスコードを入力しなければロックを解除することはできないので、セキュリティ的には問題ないと思いますがあくまでもこの方法は自己責任でお願います。
より強固なセキュリティを確保するためのFace IDなので、それをパスコードのみでロック解除を行うことはある意味危険な行為になりますので。
とは言え、インフルエンザの流行する季節、人混みの中でiPhoneのロックを解除するために、いちいちマスクを外す、マスクをズラすことは体調面で心配です。
セキュリティを優先するか？体調を優先するか？をご自身の責任でご判断していただきたいと思います。
