Corei7、メモリー32GBの自作パソコンで動画編集をしていますが、その際にCPUの温度が何度まで上昇するのか?調べてみました。
動画編集用自作パソコンのスペック
私が初めて自作したパソコンは動画編集メインで使用していますが、このパソコンが性能をフルに発揮して動画編集をしているのか?
疑問に思ったのですが、何がどのような状態であれば性能を使い切っていると言えるのか?が分からなかったので、パソコンの心臓であるCPUの温度を測ることで自作パソコンの性能をチェックしてみたいと思います。
私の自作パソコンの主な仕様は以下の通り。
- CPU:intel Corei7 9700
- GPU:GTX 1660 Super
- マザボ:ギガバイト H310N 2.0(Mini-ITX)
- メモリー:CFD W4U2666CX1-16G*2枚
私の自作パソコンはデスクの上に置くことを念頭に作りましたので、Mini-ITX規格の小さなパソコンになります。
当然PCケースもRAIJINTEK METIS PLUSというMini-ITX用のケースなのでケース内の熱の問題は気になるところです。
CPUは既定値を超える温度になると安全装置が働いて性能を自動で下げる機能が付いているとのこと。
なので、CPUの使用率が100%に近く、かつ温度が規定の温度以下(100度?)であればCPUの性能を十二分に発揮していると思われます。
実際にフィモーラで動画編集前と後でCPU温度を比較してみた
こちらの写真が実際にフィモーラで動画編集を開始する前のスクリーンショットです。
CPUの温度はCore Temp というフリーソフトで計測し、その他の計測はタスクマネージャーで計測します。
動画編集する前の各種の数値は以下の通り。
- CPU温度:約47度前後
- CPU使用率:2%
- メモリー使用率:22%
- GPU使用率:1%
となります。
動画編集ソフト「フィモーラ」を使い動画編集を終えた直後の数値なので、ほぼ何も動作していない状態ということになります。
こちらの写真がまさに動画編集「フィモーラ」を使って動画を書き出している最中の写真。
各項目の数値は以下のように変化しています。
- CPU温度:約47度前後→約65度前後
- CPU使用率:2%→84%
- メモリー使用率:22%→24%
- GPU使用率:1%→19%
この結果、私の環境下でフィモーラによる動画書き出しという重たい処理を行ってもCPUの温度は65度程度と思ったほど上がっていないことが分かりました。
本来であればCPUの使用率が100%になっていることが理想ですが、動画書き出しの方法をハードウエアエンコードで行っているので、本来のCPUの仕事の一部をGPUに肩代わりさせた結果、その分CPUの使用率が減っている?ためだと思われます。
intel Corei7+Mini-ITXでも十分にCPUの温度管理は出来ている
爆熱という噂のintel Corei9だとMini-ITX+空冷では温度管理が厳しいのかもしれませんが、intel Corei7であれば、そこまでCPUの温度を気にしなくても大丈夫のようです。
またハードウエアエンコードを行うためCPUの温度がそこまで上昇していないという理由もあるかもしれません。
それでもGPUの使用率が20%にも満たないという現象からもっとGPUの使用率がアップすればもっとCPUの温度が下がると思うのですが、この辺はフィモーラの仕様による部分もあると聞いています。
ひょっとしたら、フィモーラ以外の別の動画編集ソフトを使用すれば、もっとGPUの使用率がアップしてCPUの使用率、温度を下げることが出来るかもしれません。
どちらにしても、現状の私の使い方(5分程度のYoutube用動画の編集)なら、CPUの温度を気にすること無く自作したパソコンで動画編集することが可能であり、かつパソコンの性能も十分引き出していることが分かった、という事になります。
性能を十分に引き出している、という部分にはGPUやメモリーの使用率を見ている限りでは、ハードの方がオーバースペックのような気がしますが、どうなんでしょうねえ。
それでもMacbook Airで動画書き出ししていた頃に比べると、書き出し時間が30分から5分程度に短縮出来ているので、個人的には大満足なんですけどね。