BMWとオープンカー、2台持ちは大変でした/GOCCHI | 小型SUVランキングからジュークの買い替えとしてフィアット500Xを購入した理由

嫁さんのニッサン・ジュークが2回めの車検を迎えるにあたり買い替え候補を選んで試乗、見積もり、下取り査定した結果、まさかのフィアット500Xを購入することに決めました。その最終過程をお知らせします。

まず、小型SUVとして私が選んだ3台

嫁さんが自分で調べないので私の独断と偏見でまずは小型SUVを3台+1台の合計4台を選びました。ランキング形式で紹介すると以下の4台です。

1位:BMW X1 xDrive  18d

当初は新型ミニ・クロスオーバーを考えたのですが、想像以上に車両価格が高くなっていたので断念。それだけの金額を支払うなら予算オーバーですが、BMW X1も一応考えてみましょうということで第一候補。

野球のドラフト会議のハズレ一位みたいなものです(笑)

2位:フィアット500X ポップスター

たまたまこのタイミングで発売されたフィアット500Xセーフティパッケージがかなりお買い得な仕様だったこと、嫁さんが現在乗っているニッサン・ジュークにボディサイズが近いこと、もちろん予算的にもマッチしていたのでランクイン。

昔なら嫁さんの車に故障の多いイタリア車を選ぶなんて想像していませんでしたが、私のアバルト500がこの1年間大きなトラブルもなく過ごせましたので信頼性が高くなったという判断です。

3位:トヨタ・C-HRハイブリッド

小型SUVの中で現在1番人気が高いのがトヨタ・C-HRハイブリッド。小型SUV版のプリウスな訳ですが、売れている=評判が良いということなのでランクイン。

デザイン的にも妥当ニッサン・ジュークとして作られた車ですから、デザイン的にも嫁さん好みだと判断。

番外編:アウディQ2

こちらは日本発売が今年の夏頃ということで試乗も見積もりも現在はできません。なので、もし、この3台で決められない場合はアウディQ2も候補として検討したいと思います。

まずはトヨタ・C-HRハイブリッドが脱落

3台の試乗、見積もり、下取査定を終えて自宅でじっくり考えてみました。嫁さん的にはトヨタ・C-HRはやはり運転が難しいと思ったようです。

試乗したモデルが純正フルエアロ車だったので、実車がより大きく見えたこと、トヨタのディーラーが自宅から近かったために自宅の駐車場にトヨタ・C-HRを実際に駐車もしたので、改めて大きい車と思ったようです。

私も後部座席に乗っていましたが、正直まだまだ国産車は輸入車に勝てない部分が多いなあ、というのが正直な感想です。

・室内の静粛性
・サスペンションのセッティング
・内装のチープさ

もちろん、輸入車とは価格差がありますので一概に同じ基準では判断はできませんが、同じ価格帯であるフィアットと比較してもこれらの差は十分にあったと思います。

確かにハイブリッド技術は日本の自動車産業が世界に誇る技術だと思いますが、車作りとしての基本というかベースは大衆車であるフィアットと比較しても疑問が残ったのは残念です。

BMW X1 VS フィアット500Xの対決

嫁さんは本気でどちらの車が良いか決め兼ねているようです。彼女の意見をまとめると個々に優越があるようです。

BMW X1の気に入った部分

1.思った以上に運転しやすかった
2.ディーゼルエンジンの音が気にならかった(室内)
3.一度はBMWに乗ってみたい

BMW X1の気に入らない部分

1.価格が高い(追金が多い)
2.ボディの色に赤色の設定がない
3.全長が長いので慣れるまでが不安

フィアット500Xの気に入った部分

1.ニッサン・ジュークと同じような感覚で運転できる
2.価格が予算内
3.ボディカラーに赤色が設定されている

フィアット500Xの気に入らない部分

1.ハイオクガソリンである
2.シート(ファブリック)が柔らかい(腰痛が心配)
3.ルームミラーに映る後続車が大きく見える

簡単にまとめると上記のように帯に短したすきに長しという状況です。恐らくBMW X1のボディカラーが赤があれば一度は乗ってみたい車なのBMW X1に速攻で決まっていたと思います。

結局彼女の車選びの最優先事項は赤い車なんです。なので、BMW X1を買う、と決められないというのが本音のようです。

ではフィアット500Xには赤色が選べる訳ですから、フィアット500Xで決まりでしょう?と思ったのですが、試乗したフィアット500Xポップスタープラスなら本革シートなので腰痛のことを考えなくても良い。

つまり、フィアット500Xの本革シートの車であれば彼女の希望に一歩近づくことになります。なのでカタログを再度確認すると以下のことが分かりました。

1.フィアット500Xセーフティパッケージとポップスタープラスの価格は約20万円
2.ポップスタープラスならクルーズコントロール以外の安全装備が標準

価格差の20万円をそのままに購入グレードをフィアット500Xセーフティパッケージからフィアット500Xポップスタープラスに変更できればハイオクガソリンということ以外は解決されます。

ルームミラーの後続車の写り方はミラーを交換すれば解決する問題なのでまったく問題ありません。

と、いうことでフィアットの営業マンに支払額はそのままでポップスタープラスが購入できるように私が交渉すればフィアット500Xポップスタープラスに決定ということになりました。

フィアットの営業マンとの交渉

ここからがまた私の出番になるのですが、車を買う時は値引き金額や下取り査定価格のみを気にする人が多いですが、1番大切なことは総支払額です。

なので、まずは嫁さんとオプションカタログをにらめっこして欲しいオプションを決めさせます。

その後、フィアットの営業マンに欲しいオプションを含めた正式な見積もりを依頼。その時に提示された総支払額(追金)が320万円でした。

なので、ぜ~んぶ込みで300万円以内の追金で済むように見積もりの再提出を依頼。そこから再提出された金額が310万円。イヤイヤ、こちらは300万円以下でお願いしている訳ですから、310万円では購入出来ませんよ、と明確に意思表示する。

ここの意思表示ができない人が多いみたいですが、車の販売なんて台数をたくさん販売すれば自動車メーカーからインセンティブが支払われます。

なので、金額よりも台数を彼らは重視します。要するに、少し前のスマホの販売と同じです。10万円するスマホを実質0円で販売できたのも販売台数に対して支払われるメーカーからのインセンティブがあるからです。

よって、新車購入時にはとりあえず購入者の希望を明確に伝えることが大切です。ディーラーの営業マンが1番嫌がるお客は幾らにしたら購入してくれるのかハッキリしないお客です。

値引き金額だけ考えて、粘れば値引きされるんでしょう?と思って交渉するお客です。なので車が決まっている場合はオプションも含めて総額または追金の明確な意思表示を営業マンに伝えるのがコツです。

結局は305万円まで営業マンが譲歩したので、2万円程度のオプションを加えて305万円で交渉を修了させることができました。

嫁さんがC-HRを選ばない段階で長期戦でも構わなかったのですが、やはり3月は決算月ということで各車条件的に非常に良い条件を提示してもらえました。

ただし、今回発注したフィアット500Xポップスタープラスはまだ日本に陸揚げされていない車両とのことで、車の登録は3月ですが納車は4月になるということです。

今回は非常に良い条件で車を購入することが出来て満足しています。