アバルト・500を売却したので新しい車を真剣に探しはじめました。まずはマツダ・ロードスターRF。マツダ・ロードスターRFは屋根が幌ではなくハードトップになります。デザイン的にはポルシェ911タルガトップのイメージ。幌は嫌だけどオープンカーには乗ってみたい。そんなワガママなアラフィフが真剣に購入を考えました。
マツダ・ロードスターRFは高いのか?
マツダの公式ホームページには見積もりシミュレーターがあります。そこでマツダ・ロードスターRFの見積もりをしてみたところ、ザックリ400万円とのこと。
通常のマツダ・ロードスターよりも約50万円から70万円ぐらい高い価格になります。装備などが同じではありませんので単純比較はできませんが、やはり高いと言わざるを得ないです。
しかし、最近の国産車の価格の上昇は著しく、先日購入した嫁さんのフィアット500Xの時に気づきましたが、5年前と比べると2~3割り程度価格が上昇していると思います。
通常のロードスターもオープンカーとして考えても1500ccの車が総額300万円以上になります。私の若い頃に人気があったプレリュードやシルビアなどは総額200万円台で購入できました。
装備や安全対策など違いはありますが、国産車の価格の上昇はかなり大きいと実感しました。
マツダ・ロードスターRFはどのグレードがお得か?
1番安いグレードは「S」ですが、このグレードには安全装備も快適性を高める機能もありません。走ることに主眼を置くのであれば「S」でも問題ありませんが、エアコンまでマニュアルなのはいかがなものかと思います。
そうなると、中間グレードである「VS」ということになりますが、これはこれで少し過剰装備だと言わざるをえない。安全装備も快適性を高める装備もほぼフル装備になりますが、レザーシートが標準で装備されます。
実際にマツダ・ロードスターRFを試乗した際はこの「VS」グレードでしたが、非常に快適なんですがレザーシートの座り心地がしっくりしません。
あまり体をサポートしてくれない感じ、かつ座面が高く身長が180cmの私には天井との隙間がごくわずか。ちょっと天井が気になります。その点、兄弟車であるアバルト124スパイダーのシートは文句なしの座り心地だったんですが。
となると標準のレザーシートをレカロなどに交換することになりますが、内装に合わせたレカロを2脚も購入すれば約60万円。結局は幌タイプのロードスターと実質的に100万円高になってしまいます。
では標準でレカロシートが装備される「RS」というグレードがベストという結論になります。しかもサスペンションはビルシュタインが標準でオプションではブレンボも選べます。
ただし、メーカーオプションのレカロやビルシュタインは本当のレカロやビルシュタインではありません。この場合だとマツダとレカロ、マツダとビルシュタインが共同開発した商品です。
なので、当然コストも考えるし、あまり尖った使用にはできない。最大公約数的な性能を求めるので私たちが知っているレカロやビルシュタインと同じクオリティは期待できません。
つまり、どのグレードもベストではない、という結論になります。
今回はマツダ・ロードスターRFの購入は保留
以上の結果、今回は一旦購入を保留しました。なぜ、幌タイプのロードスターを購入しないのか?なぜ見送りではなく保留なのか?それには2つの理由があります。
・幌タイプの室内の静粛性が懸念
・マニュアルミッションが選べるオープンカー
この2の理由で幌タイプのロードスターでもなく、ロードスターRFの購入を見送るのではなく保留します。もう少し、別の選択肢が無いのか?中古車も考えながら再検討してみます。
【引用記事】