私が学生の頃から存在していたと思うこの「885」というブランド。現在本家BBSから訴えられているらいしい。
885ブランドがBBSから訴えられる
このBBSをパクった885というブランドは私が学生の時から販売されていたと思いますが、今頃になってBBSが885を訴え勝訴したとニュースになりました。
まあ、かなり長い期間放置していたことになるので、なぜこのタイミングで訴訟し勝訴したのかが不明ですが、これで事実上885ブランドの商品は販売できなくなる模様です。
と、言いながら885ブランドのホイールを検索してみると、この記事を書いている段階では現在も絶賛販売中です!
TOPの写真はこちらのサイトのスクリーンショットですが、販売元?になっている会社はフィンランドの会社なんですね。
てっきりパクリモノと言えば、中華製と思い込んでいましたがヨーロッパでもパクリモノは存在している、それも堂々と存在しているのがびっくりです。
885は確かにBBSより安い
このTOPの写真で紹介しているBBSのLMそっくりなホイール、885ではルマンという名称で販売しているみたいですが、8J/18インチで約165ユーロ。
1ユーロ130円で計算しても約2.1万円とは格安。4本揃えても10万円しないのですから確かに安い。
BBSのLMなら同じサイズだと2本買えない金額(笑)
この885ブランドのホイールを販売しているVannetukku社という会社はフィンランドでは最大手のタイヤ販売会社ということで、フィンランド人からすればここで販売している商品がBBSのパクリだと思わずに購入している可能性もありますね。
または、BBSのサブブランドとして885というブランドが本当に存在すると思っているかもしれません。
日本では流石にBBSのサブブランドが885というのは話が出来すぎていると思いますけどね。
BBSが訴えたのは885というブランドのみ?
「885」に対する商標権侵害訴訟の勝訴に関しまして(海賊版製品についてのご報告)という記述がBBS社のサイトに記載があります。
ここに記述がある「商標権」というのはBBSというブランド名を指していると思われます。
BBSの各ホイールデザインを商標権として登録しているとは思えないので、デザインに関してはここには含まれないと思います。
と、言うことは、極端な話885を違う名称に変更して販売しても今回の訴訟の範囲外になる?ということでしょうか?
ならば、Vannetukku社は今後もブランド名を変更して、BBSそっくりなデザインのホイールを販売し続けることが可能なのでしょうか?
この辺の法律に関しては私も詳しくないので言明できませんが、もしそうであればあまり損害は大きくならないですね。
在庫はホイールキャップを交換すれば販売できますし、最悪の場合はホイールキャップレスで販売することも可能。
BBS側はブランドの棄損した価値を賠償すると思いますが、計算が難しいので大した金額にはならないでしょう。
ということは、パクリモノは作ったもの勝ち、売ったもの勝ちということになりますね。
ブランド品の場合は、商品自体にブランドの文字やマークが入るので販売も差止めになると思いますが、車のホイールはホイールキャップしかロゴが入らない。
BBSと885の戦いはこれからも続くのかもしれません。