リーマンショックで会社の業績が悪化
私は過去に1度だけ手放した車を本気で探したことがあります。
それはリーマンショック当時に乗っていたBMW MINI クーパーS R53です。
新車で購入した際の顛末はこちらの記事を読んで頂くとして、このR53 ミニクーパーSに乗ってる際に経験したのがリーマンショック。
私は当時会社役員だったのですが、その会社の業績が急激に悪化しました。
正確には日本中の会社、いや世界中の会社の業績が悪化したのですがその当時は周りのことより自分のことをどうするのかで頭がいっぱいでした。
会社の業績を回復させるため、というより会社を生き伸ばすためにどうすれば良いのか？を考えてリストラなどのコスト削減等今ではあまり思い出したくないことが当時はたくさんありました。
そんな折に、自分だけ楽しい思いをしたままで良いのか？と考えて当時乗っていたR53 ミニクーパーSを売却して個人的にもけじめをつけようと思った訳です。
約2年後購入したい車が見つからないので探してみた
約2年も時間が経過すると日本中も景気の底を打った状態になり徐々に仕事が増えていきました。
やっとこれで会社も元通りにするメドが立ったと思ったので新しい車を購入しようといろいろ調べてみた結果、当時の私にはどうしても乗ってみたい車が見つかりませんでした。
欲しくもない車を購入するのも馬鹿らしいのですが、車がない不自由さもあり何かを購入したい。
そこで約2年前に売却したR53 ミニクーパーSを買い戻せないか？と考えた訳です。
実は自宅の近所で数回、私が乗っていたと思われるR53 ミニクーパーSを目撃していたのもそんなことを思いついたキッカケでもあります。
しかし、どこをどう探して良いものかも分からずに、売却した買取店へ連絡するも当時の営業マンは退職しており詳細なことは分からない、とのこと。
まあ、分かったとしても個人情報の関係で教えてはもらえるはずもなく。
これが街の中古車屋さんなどだったら、融通が効いたのかもしれませんが大手買取店ではそんな融通が効くわけもなく、自宅付近の住宅街を時間がある時にブラブラしながら探す程度しかできませんでした。
結局は同じ年式、ほぼ同じ仕様のR53ミニクーパーSを中古車で購入
その際にはもう新車販売も終わってR56系に切り替わった後なので中古車市場にR50系の中古車が一気に出回る、と思いきや想像以上に中古車市場にタマがない。
当時いろんな中古車屋さんに声をかけていましたがみなさん新車が売れた割には中古車がない。
どうもミニクーパーのオーナーさんは買い替え頻度が遅いようでR50系の中古車相場も高値安定な状態です。
そんな時に年式、仕様が同じ車を探すのは至難の業で半年探して見つかったのが写真の青いR53ミニクーパーSです。
元の白いR53ミニクーパーSと違うのはシートがレザーシートにアップグレードしたこと、社外品のナビ、オーディオが付いていたこと、アディショナルヘッドライトが無かったことなど。
そこで納車前に新品のアディショナルヘッドライトを取り寄せ、ナビ、オーディオは純正のオーディオをヤフオクで手に入れ、流石にボディまで全塗装することは避けましたが、ほぼ元の仕様の車を手にすることができました。
しかし、この車も約1年で手放すことになったのは、やはり元の愛車でないので愛着が持てなかった、ということ。
一度手放した車をもう一度手に入れたい、と思ってもそれは非現実的な話であること、またもしも夢が叶ったとしてもそれはアイドルが歳をとって昔の面影が消えていくことに失望するのと同じ。
物理的なこと、心理的なこ、そのどちらも当時と同じようには戻らないということですね。
なので私はやっと欲しい、と思える車（以前は高額で無理だと思ってあきらめていた）新車でE92 320i MTを本国発注して購入するつもりでディーラーに行ったのですが、結局は新車でE92 335i DCTを手に入れる結果になったのです。
これもご縁としか思えない出来事でしたよ。
【引用・参照元】
https://current-life.com/life/air-pocket/?fbclid=IwAR0WNtqYW6GVIX2J1-NEXQTEFgDQvP7asjOAXty5KnEt-OIx1l_nSONh-5c
