こちらの記事がアクセス解析的に非常に好評なので、経営者と車の話の続編です。 => ポルシェは社用車として経費で購入出来るのか?
最近の景気の好感により、まだまだ一部の企業ですが業績が非常に好調です。特にIT系の企業はその傾向が強いように感じます。
と、言うことは、クルマ好きな経営者の方々は、稼いだお金で高級外車を購入する、と言うのは今も昔も変わらない状況です。
しかし、クルマ好きの多くはフェラーリに憧れると思うのですが、実際に購入する車はフェラーリに比べるとポルシェが圧倒的に多い。ぶっちゃけ、価格は似たようなものなんですけどね。
では、なぜ自分で稼いだお金で憧れのフェラーリを購入せずにポルシェを購入するのか?どっちを購入しても日常的に乗る車としてはあまり差がなく不便な車なんですが・・・。
会社の経費で社用車とし購入する場合、1番気になるのが税務署。確かにポルシェよりフェラーリの方が目立つし、車種によってはポルシェよりも倍以上高級な場合もあるからでしょうか?
それとフェラーリもポルシェも実質的には2シーターの車です。911でも後部座席には大人は座れません。絶対にお客さんは載せられない(笑)それでも、フェラーリではなくポルシェを購入するのでしょうか?
これは、ある著名な若手経営者の方が雑誌のインタビューでお話されていたと記憶していますが、フェラーリではなく、ポルシェを購入する理由は、次に購入したい車が無くなるから、だそうです。
要するに、現在よりもさらに稼ぎたい、儲けたい。その時は、ご褒美にフェラーリを買いたい。だから、仕事もがんばる。こう言う発想のようです。
やはり、フェラーリという車はクルマ好きな人間にとっては永遠のあこがれの車なんですね。これが本当のブランドということだと思います。ポルシェは昔でこそ911シリーズに代表されるように純粋なスポーツカーメーカーでしたが、事実上フォルクスワーゲングループになった段階で、RV系のカイエンや4ドアのパナメーラなど純粋なスポーツカーメーカーではなく、高級車メーカーになってしまった。
これは販売戦略上は成功していますが、ブランド価値は逆に低下したとも考えられます。そう考えると、フェラーリの戦略はブランドの価値向上が最優先事項であり、その結果があこがれ車というポジションにい続けることが出来る理由でしょうね。
ランボルギーニにもスーパーな自動車メーカーではありますが、フェラーリほどのオーラは感じられませんね。やはり、フェラーリというメーカーは偉大であり、イタリアの宝と言われる所以です。
日本で言えば、レクサスなんでしょうが、まったく歯がたたないのは寂しい限りです。