社会問題になっている俗に言う「あおり運転」。現在警察はこのあおり運転の取締りを大幅に強化しています。
あおり運転の定義とは?
あおり運転と一言でいうのは簡単ですが、法律的にはそんな言葉は存在しません。
なので、警察があおり運転の取締を強化すると言っても具体的にどんな行為を行うとあおり運転とみなされて逮捕されるかを知っておく必要があります。
現在警察が取締強化している行為はこの2つが基本です。
- 「車間距離保持義務違反」
- 「追い越し方法違反」
14府県の警察では7日間での総検挙数は1296件!
その中で一番多かったのが「車間距離保持義務違反」で約1,000件、2番めに多かった「追い越し方法違反」が約100件ということで約1,300件のうち「車間距離保持義務違反」と「追い越し方法違反」が約85%を占めていることになります。
つまり、警察が定義しているあおり運転とは・・・
- 車間距離が狭い場合
- 無理な追い越しをした場合
この2つを主な取締行為と考えて強化していることになります。
ちなみに、このあおり運転取締強化期間は2018年6月1日から7日までの1週間行われましたが、今後も継続して行われる、地域を変更して行われることも予想されます。
適正な車間距離とは?
JAFによれば50km/hの場合は15m、そして100km/hの場合はなんと60mも必要になる。ブレーキを踏むまでの空走距離を入れるともっと伸びる。
ぶっちゃけ高速道路で60mも車間距離を開けて走っている車は存在するのか?
夜中の換算とした高速道路ならともかく日中の名神高速道路や東名高速道路で車間距離を60mも開けて走るのは現実的にできません。
ちなみに「車間距離保持義務違反」は一般道で1点(普通車反則金6000円)、高速道路で2点(普通車反則金9000円)の違反となります。
警察官も杓子定規に規定の車間距離を開けていなければすべて逮捕する訳ではないので、周りの車と同等の車間距離を開けて走行する、つまり周りの車と同じ流れで走っていれば「車間距離保持義務違反」として逮捕されることはほぼないと思われます。
ひとりだけ目立つのが一番良くないってことですね。
あおり運転されない方法ってあるのか?
あおり運転は危険な行為なので擁護することはできませんが、結果的にあおられる原因を作ってしまっているドライバーがいることも確か。
後方確認もせずに高速道路の追い越し車線をずっと走っている車をたまに見かけますが、あれは完全にあおってくださいと自分で言っているのと同じ行為です。
一定速度で走る場合は走行車線を走ることがルールですし、追い越しをする場合は追い越す車の右側から追い越すのがルール。
なので、高速道路などを走り慣れない人は走行車線を基本に走るか、後方確認を意識しながら走ることがあおり運転されない一番の対策かもしれません。
または、私のように後方も録画できるドライブレコーダーを取り付けるのもひとつ対策かもしれません。
私が取り付けているTHINKWARE DASH CAM F770は前方と後方の2つのカメラを取り付けるタイプですが、中には前方のカメラだけで後方まで録画できるドライブレコーダーも販売されています。
あおり運転の抑止という観点からすると後方にカメラがあることを見せることが重要ですから、THINKWARE DASH CAM F770のように2つのカメラを設置するタイプのドライブレコーダーの方があおられない対策には有効だと思います。
【引用・参照元】
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180720-00010002-bestcar-bus_all&p=2