現在の半導体不足の影響でBMWでも車の納期が長くなる傾向が強いですが、今後はその傾向がますます強くなるのかもしれません。
私が購入したBMW M440iグランクーペ G26は在庫車
半導体不足の影響でBMWも納期がどんどん長くなる傾向が強いですが、私が先日購入したBMW M440iグランクーペ G26は発注から納車まで約1ヶ月という短期間で納車まで至った理由は私が購入した車がそのディーラーの見込み発注された車だったからです。
輸入車の場合は購入者が発注して生産する車と、ディーラーが購入されるであろう仕様の車を見込みで発注すし在庫車として販売する場合の2つの方法があります。
購入者が好みの仕様で発注する場合は、発注後に生産されるので最短でも納期には3ヶ月程度必要になりますが、見込み発注された車の在庫車の場合は、既に車が存在していますので直ぐに納車準備に入ることが可能ですから私のように一ヶ月程度で早く納車することがあります。
しかし在庫車である以上仕様に関しては存在している車から選ぶことになるので、完全に欲しかった仕様の車を購入できない可能性があります。
現に私のBMW M440iグランクーペ G26の場合も内装はコニャックにしたかったのですが、在庫者にはモカとブラックしかなかったので妥協してモカを選んでいます。
【噂】BMWのディーラーでは見込み発注が不可になるらしい
現在半導体不足などの理由で車の納期に時間がかかる状態になっていますが、私のように運が良ければ好みの仕様に近い車を早く納車することが出来る在庫車は非常に有り難い存在です。
しかし今後BMWではディーラーが見込みで発注する車を制限する、または禁止することを検討していると聞きました。
理由は簡単でただでさえ納期が遅くなる現状で売れるかどうか分からない車を生産するよりは確実に売れている車を多く生産することで顧客への納期を早めたいという意図があるからだと思います。
そうなると納期が短くて便利な在庫車がなくなり全て発注してからの生産となるとBMWを購入する場合に全ての車の納期が遅くなることになってしまうことから、インポーターであるBMW JAPANが一括して一定台数を見込み発注することで即納出来る車を一定数確保することになりそうです。
この結果恐らくは現在よりも見込み発注する車の台数は減ることが予想されるので、即納を希望する顧客が選択できる仕様がなかなか見つからない可能性が高くなると予想されます。
結果的に好みの仕様を選ぶ人が増える結果になると思いますので、在庫車を購入していた人たちの一部は発注してからの生産、納車に移行することになり全体的な車の納期が長くなることが予想されます。
BMW JAPANが在庫車を管理するので値引きも少なくなるかも
ディーラーが在庫車を抱えて商売する場合は一定期間の在庫期間を経過した車を早く売りたい(現金化したい)と考えた場合は車の値引きが多くなる傾向があります。
しかし今後BMW JAPANが在庫車の管理を行うことになると確実に売れると思われる台数しか発注しないと思われますので、長期在庫になる車は減ることになります。
その結果長期在庫車を早く現金化したいという状態が少なくなることからBMWの値引き額の平均値が低くなる(値引きが少なくなる)可能性が高くなります。
BMWのインポーターであるBMW JAPANではこの在庫車の管理を行うことで自社の売上の管理がしやすくなる反面、ディーラーとしては売りたくても売れる車(在庫車)がないという状態になりますので収益面では不利になることが予想されます。
なのでこれからBMWの購入を検討されている方で即納を希望されている方は早めに購入を検討しておかないと車が欲しくても即納できる車が見つからないという事態になるかもしれませんよ。