世の中には変わった商品を作る会社も多いですが、なぜ不人気な声が大きいG22型4シリーズ風の大型キドニーグリル付き交換用バンパーを作ってしまったのでしょうか?
G22型4シリーズクーペ風の縦型大型のキドニーグリル
先日販売が開始されたG22型4シリーズクーペですが、車としては非常に進歩した構成のラグジュアリークーペだと思いますが、問題はフロントのデザインですね。
過去にBMWの車種の中で発売前からこれだけ賛否両論が多かった車は他には無かった、というぐらい世界中で論争が行われたこのキドニーグリル。
BMWではこの大型なキドニーグリルを採用した背景を明確には語っていませんが、一般的に言われている理由は、押出の強いデザインを好む中国市場での拡販を目指したものと言われています。
現にメルセデス・ベンツでもパナメリカーナグリルという押出の強いグリルを採用することが多くなったことを考えると、中国市場での拡販を狙っている自動車メーカーの多くは今後大型なグリルが付いた車をリリースしてくると考えられます。
また、中国市場は世界一の自動車マーケットを要する国ですので、この中国市場での存在感を出したい、要するにひと目でBMWだ、メルセデス・ベンツだ、と分かる差別化をすることでマーケットシェアの拡大を狙っているとも言われています。
なのでBMWとしてもG22型4シリーズクーペにて押し出しの強さや差別化を図りたかったというのがあの縦型の大きなキドニーグリルが採用された理由だと思われます。
F30型3シリーズ対応のG22型4シリーズ風大型キドニーグリル付きバンパー
写真のバンパーは見て分かる通りG22型4シリーズクーペ風の大きなキドニーグリルが備え付けられていることが分かります。
このバンパーは実はF30型3シリーズ用に開発されたものとのこと。
昔からこの手の顔面をイメージチェンジするエアロパーツはよく販売されていましたが、例えばBMWならノーマルバンパーをM3風バンパーに変更できるものが有名ですね。
しかし、多くの場合はノーマルの見た目を上級グレードや人気のグレードのものにコンバート出来ることが「売り」になるはずですが、今回のG22型4シリーズ風のバンパーはこれに該当するのでしょうか?
今後はこの縦長の大型キドニーグリルが流行る、主流になるとメーカーが考えたので実際に作ってみた、という感じでしょうか?
まあ、少なくても写真1枚で世界中に宣伝が出来た訳ですから、十分に元は回収できたのかもしれませんけどね。
G22型4シリーズ風F30対応大型キドニーグリル付きバンパーを制作したのはKITT Tuningというアフターパーツメーカー
今回世にも奇妙なG22型4シリーズ風F30対応大型キドニーグリル付きバンパーを制作したのはKITT Tuningというアフターパーツメーカーです。
このKITT Tuningというアフターパーツメーカーは各種自動車メーカーのエアロパーツを主に製造販売しているメーカーらしく、特に多いのが顔面コンバートが出来るエアロパーツのようです。
こちらの写真にもF30型3シリーズ対応のM Sportへコンバート出来るバンパーやM3へコンバー出来るバンパーを販売しています。
なのでこの手のコンバートバンパーを作ることには慣れたメーカーであることは分かりますが、なぜか現在は今回制作したG22型4シリーズクーペ風のコンバートキットの写真を全て削除している模様。
理由は定かではありませんが反響が大きすぎてびっくりした?のか、あまりにもネガティブな反響が大きかったので製品化を断念したかのか?
ちなみに、今回の逆のコンバートキットであるG80型M3/G82型M4のキドニーグリルを小さく出来るコンバートキットは好評だったみたいですけどね。
さてはて、どちらのコンバートキットが発売されて人気が出るのか?今から楽しみに待ちたいと思います。
【引用・参照元】
http://bmw.jugem.jp/?eid=33666&fbclid=IwAR0fvqW0szQw5T9dHHMA8PCz0Ae3mDt0mkqDwj2rVQEYQxtQkO0W9JzZN18