BMWとオープンカー、2台持ちは大変でした/GOCCHI | どうもMパフォーマンスモデルの象徴であったセリウムグレーが廃止されるらしいBMWの設定になるMパフォーマンスモデルの仕様に変更がある模様。

BMWのMパフォーマンスモデルとは?

BMWのラインナップの中にMパフォーマンスモデルと言われているものがあります。

BMWのグレードを示す数字の前にMの文字が入るモデルがMパフォーマンスモデルです。

このMパフォーマンスモデルは純粋なMモデル(M3とかM4など)と一般的なグレードのBMWの中間に位置するモデルです。

アウディに例えるなら、MモデルがRS、MパフォーマンスモデルがSということになりますね。

このMパフォーマンスモデルはエンジンなどの一部分をBMW M社がチューニングしたモデルですが、ベースは一般的なグレードの延長線上にあるモデル。

純粋なMモデルはサーキット走行なども視野に入れたハードなセッティングのマシンですが、Mパフォーマンスモデルはそこまでハイスペックなモデルではないが、一般的なグレードよりも走りよりな車が欲しいという方向けのモデルになります。

BMW3シリーズだとM340iというモデルが設定されていますが、ボディなどは基本的320iや330iと同じですがエンジンが直列6気筒ターボエンジンになるなど一つ上のスペックになりますが、乗り心地などは320iや330iに準じる形となり一般的な人にも受け入れやすいモデルになります。

Mパフォーマンスモデルの象徴はセリウムグレー

BMWとオープンカー、2台持ちは大変でした/GOCCHI | どうもMパフォーマンスモデルの象徴であったセリウムグレーが廃止されるらしいBMWの一般的なモデルとMパフォーマンスモデルを見極めるのは簡単です。

こちらの写真のようにキドニーグリルやサイドミラーなどの加飾にセリウムグレーという銀色と金色の中間色のような色を差し色として使用されているので、外見的に見分けることが出来ます。

当然リアエンブレムにはグレード名の数字にMの文字が入りますので、それだけを見てもMパフォーマンスモデルであることが分かります。

このMパフォーマンスモデルにセリウムグレーが配色されるようになったのは現行型のG20型3シリーズからだと思いますが、その後に販売されるMパフォーマンスモデルに順次セリウムグレーの加飾が採用されていきました。

つまりBMWとしては新規に設定したMパフォーマンスモデルを普及、認知させるためにその象徴たるセリウムグレーという色を大々的に使用してきた経緯があります。

しかし、今後LCIなどが行われるモデルからMパフォーマンスモデルに使用されてきたセリウムグレーが廃止され、ボディ同色やブラック化されていくことが予想されています。

なので今後Mパフォーマンスモデルの購入を検討されている方はいつの発注分からセリウムグレーが廃止されるのかを確認しておかないと納車された直後に型落ちな車の気分になってしまうので注意が必要です。

キドニーグリルもブラックのダブルフィン仕様に

BMWとオープンカー、2台持ちは大変でした/GOCCHI | どうもMパフォーマンスモデルの象徴であったセリウムグレーが廃止されるらしいこれまでキドニーグリルに真っ黒なダブりフィン仕様を当てられてきたモデルはMモデルのみでしたが、今後はMパフォーマンスモデルにも真っ黒なダブりフィン仕様のキドニーグリルが装着される模様。

これは今までMパフォーマンスモデルの立ち位置が一般的なグレードのBMWに近い所に存在していたところをMの名前と同様にMモデル(M3やM4など)に近い位置に変更することを意味することになるのではないでしょうか?

どちらかと言えば立ち位置がハッキリしないMパフォーマンスモデルをよりMモデルに近づけることでMパフォーマンスモデルの立ち位置をよりスポーティなものにすることで、Mパフォーマンスモデルのブランド価値の向上を目指しているのかもしれません。

また今後BMWでは電動化の並が訪れることは明白ですが、その際に問題になるMモデルの存在意義という部分において今まで以上に一般的なBMWのグレードに近づけることで生き残りをさせることを考えているのかもしれません。

つまり、現在のスペシャルなハイパフォーマンスモデルという立ち位置から少しコンサバな立ち位置(スペシャルではなくそこそこなハイスペックな車)に変更することで電動化の波にマッチさせることで生き残る(MモデルとMパフォーマンスモデルの統合もあり得る?)

Mパフォーマンスモデルからセリウムグレーが廃止されたり、キドニーグリルの形状が変更されたりする理由にはこんな思惑が見え隠れするのではないでしょうか?

今後のBMWのグレード構成には注目していきたいと思います。

【引用・参照元】