BMWはバルセロナで行われているモバイル・ワールド・コングレス(MWC)にて車の施錠・解錠をスマホで行う技術を発表しました。
スマホで車の施錠・解錠が可能に
BMWは車とデジタル機器の融合に関する技術の1つとして、BMWオーナー自身が所有するスマホで自身のBMWの施錠・解錠する技術を発表しました。
施錠・解錠のみなのか?それともエンジン始動まで行えるようになるのかは不明ですが、最終的には車のキー自体が不要になり、スマホさえあれば運転が可能になる、そんな時代はそう遠くない世界になりそうです。
実際にBMWにこの機能が搭載される時期は未定ですが、これに合わせて遠隔によるエンジン始動やエアコンの操作なども可能になるのではないでしょうか?
うっかりスマホを落としたりすると、あなたのBMWまで失うことになるかもしれませんからスマはを肌身離さず携帯しなければいけないという自体になりそうです。
スマホで車の施錠・解錠を行うメリット
私が考える限りスマホで施錠・解錠ができることのメリットはあまり感じません。
現在のスマートキーの方がキーさえ持っていれば手ぶらで施錠・解錠できる訳ですから、わざわざスマホを取り出して施錠・解錠するのであれば、実際のキーでも事足ります。
なので、最低でもスマホでの施錠・解錠機能にメリットを感じるようにするには、スマートキー同様に手ぶらで施錠・解錠できることが条件になるでしょう。
しかし、それでは現在のスマートキーと何ら変わらないことになりますから、メリットとしては車のキーを所持しなくても良い、というこの1点程度しか考えられないと思います。
よって、スマホでBMWの施錠・解錠だけではなく、遠隔でのエンジン始動やエアコン操作など複数の機能を持たせることが必要だと思います。
日本で実施されるのは時間がかかりそう
日本という国は規制が多い国なので、今回のスマホによるBMWの施錠・解錠システムも日本での実施に関してはヨーロッパやアメリカに比べると遅れると予想されます。
無線で車と通信することになると思いますから、この無線の電波を使えるのかどうか?
また、無線での操作には当然セキュリティも関係しますので、その辺を国が認めるのかも疑問です。
車に限らずIoT技術は世界的に広がる技術ですし日本としても積極的に支援する方向だと思いますが、そこがすんなりと進まないのも日本です。