BMW M社50周年モデルとして発売される予定であるM4 G82の上位モデルの名称がM4 CSLとなることが判明しました。
BMW M社の中でCSLの名称は特別
BMW M社の車名の中で特別な存在を示すのが「CSL」です。
これはE46世代のM3クーペに設定されたM3クーペの軽量モデルに与えられた名称。
CSLの意味はC=クーペ、S=スポーツ、L=軽量(ドイツ語:Leichtbau)の3つの文字を組み合わせたものであり、一言で言えばライトウェイトスポーツカーを意味します。
E46型M3クーペの前身であり初代M3の名を冠したE30型M3クーペから比べると大型化、重量増になったE46型M3クーペをE30型M3クーペの時代に戻すために開発されたマシンと言えます。
ベースになった標準モデルのE46型M3クーペに対して、エアコン、ナビ、電動シートなどを全て省略し、軽量なガラスの仕様やカーボン部品を使用することで約100kg以上の軽量化を達成しています。
偉大な自動車設計家であるコーリン・チャップマンの持論である「馬力をアップすれば直線は速くなる。だが、軽量化をすればサーキット全体の速さにつながる」を自ら実行してみせた1台としてBMW M社の歴史に残る1台として今も人気が高い1台がE46型M3クーペ CSLということになります。
BMW M社創立50周年モデルとして発売されるM4の正式名称はM4 CSLで決定!
こちらの写真は現在開発が進められているM4 CSLまたはM4 CSと言われている車両の写真です。
給油中の一瞬を捉えた室内の様子が捉えられている1枚ですが、写真右上方部分にかすかに「SL」という文字が見えることにお気づきでしょうか?
ここは本来であれば後席が設置されている部分になりますが、このモデルでは軽量化のために後席は取り外されている模様。
その本来後席がある部分に描かれた文字が「SL」という文字です。
恐らくここにはSLではなくCSLと書かれていることが予想されること、また後席を取り除くような軽量化が行われているモデルであることから、今回撮影された開発モデルの名称はM4 CSではなくM4 CSLとなる可能性がかなり高いと思われます。
また写真中央に写っているシートに関しても、カーボン製でより軽量化されたシートが取り付けられていることを考えると益々軽量化に重きをおいたモデルということが言える車両であることもM4 CSLの名称が与えられる証拠になると思います。
キドニーグリルのデザインも大きく変更
エクステリアに関しても微妙に変化しており注目のキドニーグリルのデザインも変更されていることが分かります。
キドニーグリル内のバーの本数がすくなりよりスパルタンな印象を与えるデザインになっている他にフロントバンパー下部のインテーク部分のデザインも変更されています。
恐らくはフロントバンパー下に新たにリップスポイラーが設置され従来のバンパーラインよりも突き出したデザインとなることでダウンフォースの増加が期待出来そうです。
またヘッドライトの造形及び内部がブラックアウト化されたことで、こちらもM4@ベースモデルと比較してスパルタンな印象を与える効果があると思います。
現在開発が行われているM4 CSL G82は世界限定1,000台程度で販売されると思われますが、争奪戦になるのは間違いがありません。
特に日本には何台が割り当てられるのか?
非常に興味深い1台になりそうな予感です。
【引用・参照元】
https://response.jp/article/2022/02/05/353926.html