BMW JAPANはM5 F90及びM8 F92などの約1000台に対してリコールを発表しました。
エンジン警告灯が点灯しない
今回発表されたリコールは、M5、M8、X5M、X6Mなどの8気筒エンジンを搭載したモデルです。
2017年11月24日~2020年9月8日に日本で販売された約1000台がリコールの対象になるとのこと。
リコールの詳細はDMEのプログラムが不適切なため、燃料タンク内で発生した蒸発ガスを適切に評価できないことがある。そのため、システムに異常があるにも関わらず、エンジン警告灯が点灯しないおそれがある。
とされていることから、エンジンに異常があった際に本来点灯するエンジン警告灯が点灯しないというトラブルに見舞われる可能性があるということです。
リコールにおける改修作業を行わない場合でも車に直接的なトラブルが発生しないことは幸いですが、何か異常があった場合に知らせてくれないというのは非常に困るので、相応の改修作業を行う必要があります。
リコールの改修作業方法はDMEプログラムの書き換え
今回のリコールにおける改修作業の方法は、全車両、DMEのプログラムを対策プログラムに書き換えるという内容です。
つまりDMEのプログラムを対策済みのものへ書き換える=交換することになりますので、コーディングなどのプログラムを変更しているものは全て初期化されることを意味します。
一番ポピュラーなコーディングはナビやTVの走行中の操作を出来るようにするものだと思いますので、今回のリコールで改修作業を行った車両は新車の状態に戻ってしまうので、再度コーディングを施工しないとナビやTVは走行中に操作が出来なくなってしまいます。
私も過去にこちらの記事のように車のコンピューターを交換することになった際にはコーディングが全てリセットされましたので、全て再施工することになった経験があります。
これは想像以上にめんどくさいというか不便を感じることになるので、リコールの改修作業を行う際には、コーディングの再施工の段取りも行っておく方が良いと思います。
コーディングの再施工
私はいつもコーディングは専門のショップに依頼していますので、前回コンピューターを交換した際のコーディングの再施工も同じショップで行いました。
しかし、最近はこちらの商品のようにDIYでコーディング出来るツールもありますので、DIYに興味のある方はこういうツールを試すのも良いかもしれません。
またナビやTVを走行中に操作出来るようにするだけであれば、こちらのツールならもっと簡単にDIYでコーディングすることが可能ですので安上がりに仕上げることも可能です。
今回のようなリコールでDMEのプログラムを書き換えるとか私のようにコンピューターの不具合で交換となると一度施工してコーディングは全て初期化されます。
なので、今回ご紹介したようなツールを1つ持っていると直ぐに復旧させることがあるので便利ですよ。
【引用・参照元】
https://response.jp/article/2021/01/25/342492.html