BMW M440i (G22/G23)・M240i(G42)394馬力のB58B30M3搭載?

BMW M440i (G22/G23)・M240i(G42)394馬力のB58B30M3搭載? BMW
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BMW M440i クーペ及びカブリオレ(G22/G23)とM240i(G42)に、394馬力を発揮する最新世代エンジン「B58B30M3」が搭載されるという情報が浮上しています。

現時点ではBMWの公式発表ではなく、確定した話ではありません。

ただ、過去にも精度の高い情報を提供してきた関係者筋の話であり、私としては注視すべき動きだと捉えています。

M440iは2027年3月製造分、M240iは同年4月製造分からの切り替えが報告されており、欧州向けB58の進化はまだ続きそうです。

記事3行まとめ
  • ✅欧州M440i・M240iが2027年にB58B30M3へ換装
  • ✅394hpは現行比8hp増、北米仕様382hpも上回る
  • ✅G22/G23/G42の生産は2029年まで継続

B58エンジンはM0からM3まで何が変わってきたのか

BMWのB58エンジンとS58エンジンは違いはどこにあるのか?
BMWは常にエンジン技術の進化を追求してきました。その一環として、B58エンジンとS58エンジンが登場しました。B58は信頼性とパフォーマンスを兼ね備え、2015年にデビューしました。一方、S58はB...

まずB58エンジンそのものを整理しておきます。

B58は2015年にF30型3シリーズ(340i)に初搭載され、N55の後継として登場した直列6気筒ターボです。

以来、段階的に改良が加えられ現在に至ります。

各世代のスペック変化

初代のB58B30M0はF30 340iに326PS(322hp)で搭載されたのが始まりです。

F22世代のM240iでは340PSに引き上げられ、BMWのMパフォーマンスモデルを支えるエンジンとしての地位を確立しました。

2018年にはB58TUとも呼ばれるB58B30M1が登場。

燃料噴射圧力の大幅引き上げ、粒子フィルターの追加、タイミングチェーンの一体化など、内部構造が大きく刷新されています。

このB58TUをベースに、EU排ガス規制の対象外となる市場向けには高出力版B58B30O1(387PS/382hp/500Nm)が展開され、G20 M340iやG22 M440i、G42 M240iの非EU仕様に採用されました。

そして2025年11月、欧州向けのM Performance系モデルにB58B30M2が導入されます。

このアップデートにより、M240i・M340i・M440iの欧州仕様は386hp・540Nmを達成しました。

前仕様からの+18hpかつトルクも40Nm引き上げという内容で、欧州仕様として大きな前進となっています。

「B58B30M3」が示す意味

型式末尾の「M」はミディアム出力を表し、数字が世代を示します。B58B30M3はM2の次の世代にあたり、EU規制対応を維持しながらさらなる出力向上を実現した開発の成果です。

電動化が加速する時代においても、BMWがB58の内燃機関としての熟成を追求し続けている姿勢が見えます。

B58エンジン世代別スペック比較(M0〜M3)

型式 世代 登場年 最高出力 最大トルク 主な搭載モデル(欧州) 主な技術変更点
B58B30M0 第1世代 2015年〜 250kW/340PS/335hp 500Nm F22 M240i、F20 M140i N55後継。クローズドデッキブロック採用、ツインスクロールターボ、Valvetronic+Double VANOS、水冷インタークーラー統合型インテーク
B58B30M1 第2世代(B58TU) 2018年〜 250kW/340PS/335hp 450Nm G05 X5 xDrive40i、G07 X7 xDrive40i 燃料噴射圧75%引き上げ、GPF追加、タイミングチェーン2→1本化、独立冷却回路、排気マニホールドのヘッド一体化
B58B30M2 第3世代 2025年11月〜 288kW/392PS/386hp 540Nm G22 M440i(欧州)、G42 M240i(欧州)、G20 M340i(欧州) ポート噴射+直噴デュアルインジェクション追加、出力+18hp、トルク+40Nm
B58B30M3 第4世代 2027年〜(未確定) 294kW/約400PS/394hp 540Nm G22 M440i(欧州)、G42 M240i(欧州)、G65 X5 40 xDrive ユーロ7対応、出力+8hp、トルク据え置き、詳細未公表

※参考:非EU向け高出力仕様B58B30O1は285kW/387PS/382hp/500Nm。2025年11月以降、欧州Mパフォーマンス仕様(B58B30M2:386hp)はO1仕様を上回っている。

M440i・M240iは394hp・540Nm仕様へ

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報告されている内容によれば、スペックは294kW(394hp)・540Nmとなります。

現行B58B30M2の386hpから8hp増、トルクは540Nmで据え置きです。

M440i(G22クーペ・G23カブリオレ)は2027年3月製造分から、M240i(G42クーペ)は2027年4月製造分からの切り替えとされています。

G22/G23の生産は2029年6月まで継続される見通しであり、残り3年弱の生産期間を見据えたタイミングでのエンジン刷新は自然な流れと言えます。

一方、4シリーズ グランクーペ(G26)は2027年2月の生産終了が予定されており、今回のアップデート対象には含まれません。

G42についても生産は2029年中頃まで続く予定で、M240iとM440iが足並みをそろえてB58B30M3に移行するかたちです。

あくまでも未確定の情報である点は強調しておきます。BMW側からの正式なアナウンスはなく、最終的な判断は公式発表を待つ必要があります。

現行の欧州仕様B58B30M2と何が違うのか

欧州仕様が北米仕様より非力だった理由

欧州向けBMWのMパフォーマンスモデルは、EU排ガス規制への対応のため、北米や規制の緩い市場向けと比べて出力が抑えられてきた経緯があります。

北米仕様のM440i・M240iにはB58B30O1(382hp)が搭載されているのに対し、欧州では排ガス規制に適合したミディアム出力版が使われてきました。

この構図が変わり始めたのが2025年11月のB58B30M2導入です。

欧州仕様は386hpに達し、北米O1仕様の382hpをすでに上回っています。

B58B30M3が実現すれば394hpとなり、欧州仕様が北米仕様をさらに12hp引き離すことになります。

規制が厳しい市場のほうが出力で先行するという、かつては考えにくかった状況が生まれつつあります。

ユーロ7対応でも出力アップを実現できた理由

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欧州では排ガス規制の強化が続いており、次の基準となるユーロ7への対応がメーカー各社に求められています。

規制が厳しくなれば、通常はエンジン出力の向上は難しくなります。

実際、BMWのM5やXMに搭載されるV8エンジンは、欧州向けに出力を引き下げる対応が取られています。

B58がそれと逆行するかたちで出力を伸ばし続けているのは、技術的な改良の積み重ねによるものです。

2022年には既存のダイレクト噴射にポート噴射を組み合わせたデュアルインジェクションが追加され、燃焼効率の向上と排出ガスの低減を両立する仕組みが整いました。

B58B30M3でも同様の技術的アプローチにより、ユーロ7対応と出力アップを同時に達成したとみられます。

詳細なチューニング内容はBMWから公表されていませんが、B58の設計余裕度の高さが今回の結果につながっているのは確かでしょう。

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B58B30M3の採用はM440i・M240iだけにとどまらない見通しです。

次世代X5(G65)の40 xDriveにも同エンジンが搭載されるとされており、スペックはM440i・M240iと同じ394hp・540Nmが報告されています。

また7シリーズLCIの740 xDriveについても、B58B30M3への移行が計画されているとの情報があります。

複数のモデルに横断的に導入されるという流れは、B58B30M3がBMWにとって次の世代の主力直列6気筒ユニットに位置づけられていることを示しています。

また、今回のM440i及びM240iのエンジンがアップデートされた理由として、次世代型車種と同一のエンジンを搭載することで生産性の向上を図ることもあると思われます。

M440i・M240iへの搭載はその一部に過ぎず、ブランド全体の技術刷新として捉えるべき動きだと私は考えています。

まとめ:2027年のB58B30M3への換装とは?

B58B30M3エンジンとは

M440i(G22/G23)は2027年3月、M240i(G42)は同年4月の製造分からB58B30M3へ換装されると言われています。

そのスペックは294kW(394hp)・540Nmで、現行欧州仕様B58B30M2の386hpから8hp増。

ユーロ7対応を維持しながら出力を引き上げ、非EU向け仕様の382hpをも上回ります。

G22・G23・G42は2029年まで生産継続が見込まれており、2027年という時期はそのスケジュールとも整合しています。

現行の4シリーズ、2シリーズクーペは、ノイエクラッセへの移行が現在は確定していないと言われています。

そのため2029年まで現行型の生産が延長されるため、商品価値を維持するためにも今回のエンジン換装の話は現実性が高いと思われます。

Reference:bmwblog.com

よくある質問(FAQ)

Q1. B58B30M3はいつから搭載される予定ですか?

M440i(G22/G23)は2027年3月製造分から、M240i(G42)は2027年4月製造分からB58B30M3への換装が報告されています。現時点ではBMWの公式発表はなく、未確定の情報です。

Q2. 現行モデルと出力はどれくらい変わりますか?

現行欧州仕様のB58B30M2が386hp・540Nmに対し、B58B30M3は394hp(294kW)・540Nmとされています。出力は8hp増、トルクは据え置きです。

Q3. 4シリーズ グランクーペ(G26)も換装対象になりますか?

G26は2027年2月に生産終了の予定があるため、今回の換装対象には含まれません。B58B30M3への移行対象はG22クーペ・G23カブリオレ・G42クーペです。

Q4. この情報は確定していますか?

現時点ではBMWからの公式発表はなく、確定情報ではありません。最終的な判断は正式なアナウンスを待つ必要があります。

Q5. B58B30M3はM440i・M240i以外にも搭載されますか?

次世代X5(G65)の40 xDriveにも394hp・540NmのB58B30M3搭載が報告されています。7シリーズLCIの740 xDriveへの展開も予定されており、複数モデルへの横断的な採用が見込まれます。

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