BMWの純正ワイヤレス充電器でスマホを充電するとびっくりするほどスマホが熱くなります。特に夏場は充電していると熱暴走して充電すらできなくなります。今回は充電中でもスマホを冷やす方法をお伝えします。
BMWでもスマホが発熱しない充電器もある
こちらの記事でも書きましたがBMWの純正ワイヤレス充電器でも最新のタイプはスマホが発熱しないタイプが存在します。
それは特別なワイヤレス充電器と言うわけではなく、単純にワイヤレス充電器の裏側に冷却用のファンが取り付けられているため、ワイヤレス充電器ごとスマホを冷却するため、スマホの熱暴走を食い止めることができます。
こちらの車載用スマホスタンドにも冷却用のファンが付いていますね。
このようにワイヤレス充電器ごと、またはスマホを冷却するファンを取り付けることでBMW純正ワイヤレス充電器でもスマホの熱暴走を食い止めていつでもスマホを充電できるようにすることができると思います。
そこで、実際にBMW純正ワイヤレス充電器に冷却用のファンを取り付けることにしてみました。
BMW純正ワイヤレス充電器を冷却する方法
用意するものはこちらの様な自作パソコンなどに使用する冷却用のファンです。
今回は取り付け位置の都合上直径4cmという非常に小さな冷却用のファンを用意しました。
私はAmazonで購入しましたが、Amazonで探すと直径4cmという小型の冷却ファンはたくさんありますが、今回はできるだけ簡単に取り付けできるようにUSBで給電できるタイプとして、こちらの商品を選びました。
直径4cm、USB給電、できればON・OFFスイッチ付きという条件を満たすもので購入時に最安だったのがこちらの商品になります。
それで実際の取り付けですが・・・
ちょっと埃っぽくて恐縮ですが、私のX4 G02の場合はこのようにドリンクホルダー奥側にBMW純正ワイヤレス充電器が設置されています。
その右側にUSB端子がありますのでそこから給電すれば配線も楽ちんです。
ただし、そのUSB端子の奥側に謎の窪みががありますので、そこはプラバンなどで蓋をしないとファンが設置できません。
私はプラバンを適当にカットして両面テープで窪みを塞いでその上にファンを設置します。
表側にはファンに蓋が付いていますが裏側には蓋がなくファンがむき出しです。
蓋が付いている方が送風(風が出る)側、蓋が付いていない方が吸風(風を吸い込む側)ですので、スマホには表側を向けて取り付けます。
配線を束ねる前ですが、ファンの風がスマホに当たるように位置を決めて両面テープで貼り付けるだけです。
ファンの底面だけの固定になりますので両面テープがしっかり張り付くようにシリコンオフで脱脂すると強力に貼り付けることができます。
今のところファンがズレたり取れたりしたことはありませんので、脱脂はとても重要です。
そして、この写真をみればお分かりのようにファンをこの位置に取り付ける場合は、ドリンクホルダーとワイヤレス充電器を隠す蓋の一部にわずかに干渉します。
よって、干渉しないサイズが直径4cmなので、わざわざこんな小さなファンを探して取り付けることになっています。
ファンを多少手前にずらせば蓋の干渉はなくなりますが、今度はUSB端子がありますので、結局は逃げ場がありません。
よって、この場所に取り付けることができるファンは直径4cmのファンでなければ難しいと思います。
想像以上に狭い範囲に取り付けてあることが分かると思います。
本当はもっと大きなファンを取り付ける方が冷却効果は高いのですが。
配線を束ねてスイッチをファンの側面に両面テープで貼り付けた完成形がこちらです。
スペースが少ないので配線を束ねて押し込むのが大変ですが、できるだけスマートに設置しようとすると配線を奥側に押し込むしかありません。
それと、BMWのUSB端子は常時電源、つまりエンジンを切った状態でも電気が流れるタイプです。
よって、ON/OFFスイッチが付いていないと、車を駐車中もファンが回り続けますので最悪の場合はバッテリーが上がってしまう(電力がかなり少ないので大丈夫だと思いますが)可能性がありますので、ファンにはON/OFFスイッチが付いている必要があります。
スイッチがない場合はUSBを抜き差しすればよいのですが、それではあまりスマートとは言えません。
こんな小さなファンでスマホを冷却することができるのか?
そこが一番の課題です。
正直に言えば、電源を入れた時の風量は想像以上に微風です(最大でも)
実際にファンを最大で回した時の風量が分かるようにビニールをファンの前に取り付けた際の動画こちらになります。(写真をクリックするとYoutubeが別ウインドウで開きます)
どうでしょうか?このようにビニールの動きを見ていると、それなりの風量がスマホに当たっているように見えます。
この状態で約2週間ほど使用してみましたが、かなり夏に近い温度でもスマホの充電がストップするまでの温度にはスマホが熱くはならなかったことから、それなり効果はあるのでは?と思っています。
決してスマホが冷たくなることはなく、一定以上の温度になることを防ぐ、または温度の上昇を緩やかにするというニュアンスが正確かと思います。
一番の問題はスマホが熱くなって熱暴走して充電が停止されてしまうことを防止することですから、これでこの夏の間に熱暴走が起こらなければ、この方法は十分に効果があるということになります。
もし、BMW純正ワイヤレス充電器でスマホが熱暴走で充電ができなくなることが多い人は、お試しされてはいかがでしょうか?