BMW i4とは?
BMWでは完全な電気自動車には「i」というブランドを付けてバリーエーションを添加しています。
現在販売されているiブランドはi3のみですが、その上位シリーズとして設定されたのが今回発表されたi4になります。
i4は次期4シリーズグランクーペとほぼボディを共有する兄弟車の位置づけですが、中身に関してはハイブリッドではなく完全な電気自動車となっています。
よって見た目はボディの各所に配置されたブルーのラインで差別化されている自体は、ガソリン車の4シリーズグランクーペとの差異は多くはありません。
しかし、そのボディの中には大型のバッテリーとモーターのみが設置されているのが最大の違いになります。
今後は電気自動車のラインナップを増やす予定のBMWですが、その中心的なモデルになると予想されるのが今回発表されたi4になります。
BMW i4のグレードは全部で3つ
今回発表されたBMW i4には3つのグレードが用意されると言われています。
- i4 eDrive35
- i4 eDrive40
- i4 M50
各種のグレードによる違いはバッテリーの出力及び後続走行距離の違いによるものだと思われます。
最高グレードのM50に関しては名前の通りMパフォーマンスモデルとしての初めての電気自動車という位置づけであり、Mパフォーマンスモデルの名に恥じないパフォーマンスを発揮すると言われています。
最大航続距離は590km、出力は530馬力となり、ライバルになると思われるテスラと比較しても遜色ない性能を備えていると思われます。
もちろん、価格に関してもテスラ並になると思われますので、各グレード共に1,000万円前後で販売される予定です。
電気自動車で駆け抜ける喜びは体現できるのか?
BMWを表す言葉として有名な「駆け抜ける喜び」がありますが、今後BMWが販売するであろう電気自動車においてこの「駆け抜ける喜び」は体現できるのでしょうか?
車で駆け抜けることが出来た喜びは人それぞれによって違うと思いますが、ガソリン車の時代にはエンジンのフィーリングというものも含まれていたと思います。
しかし、バッテリーとモーターで駆動する電気自動車においては、エンジン毎に感じ方が違いフィーリングを味わうことは難しいと思われます。
と、言うことはBMWの電気自動車で駆け抜ける喜びを感じるためには、ステアリングや乗り心地、ボディ剛性などエンジン以外の部分でガソリン車と同等以上の駆け抜ける喜びを感じられるものである必要があります。
そこまである種の感動を与えられる車にBMWの電気自動車が仕上げっているのかは試乗してみないと分かりませんが、多くのBMWファンは今はそこには期待していないと思います。
やはり、エンジン屋としてスタートしたBMW社の車ではエンジンは重要なパーツであることを知っている今のBMWファンにどのようにして電気自動車のBMWを受け入れてもらうのか?
かなりの時間が必要になると思われます。
【引用・参照元】
BMW i4: Mehr Bilder & Infos zur elektrischen 3er-Alternative