(引用元:http://www.bmwblog.com/2016/11/04/bmw-g32-6-series-gt-spy-photos/)
BMW3シリーズ、5シリーズに設定されているGTというグレード。セダンタイプのボディをハッチバックタイプに変更した5ドアモデルです。今回の5シリーズのモデルチェンジに合わせてGTグレードは6シリーズのグレードになるようです。
BMW5シリーズGTは6シリーズGT(G32)へ
旧BMW5シリーズ(F10)から加わったグレードにGTというグレードがあります。5シリーズセダンをハッチバック化&ロングホイールベース化した5ドアモデルですが、新しいBMW5シリーズ(G30)からは6シリーズGTとして発売されるようです。
そもそもこの5シリーズGTというグレードは日本ではあまり人気がありませんが、ヨーロッパでは一定の人気があるようです。
ヨーロッパではロングバケーション時に車で移動しながら旅をするようですが、その際に5ドアモデルはセダン並の快適さとツーリング並の積載量があるということが人気の原因のようです。
この5シリーズGTは5シリーズとして販売されていますが、実際は旧7シリーズ(F01)をベースに作られています。なので5シリーズよりも全長が長いためか、デザイン的にもパッとしないのと、日本では使用用途がハッキリしないため人気がありません。
なので、次期5シリーズGTは6シリーズとして、デザイン+実用性の高い5ドア車として開発されているようです。
6シリーズGT(G32)のベースは中国向けのロングホイールベース版5シリーズ
新型6シリーズGT(G32)のスクープ写真が上記の写真ですが、これはどうみてもかっこ悪い。まだ厳重な偽装が施されているので、本当のボディラインは不明ですが、これは何でもかっこ悪い。デッカイCR-Z、プリウスみたいな。
その6シリーズGT(G32)はコード番号からも分かるように6シリーズと言いながらベースは新型5シリーズ(G30)です。それも中国向け専用のロングホイールベースがベースのようです。
(引用元:http://www.bmwblog.com/2016/11/04/bmw-g32-6-series-gt-spy-photos/)
この写真からも分かるようにこのフロントデザインは明らかに5シリーズの顔。6シリーズではありません。(そう願いたい)
BMWが5シリーズGTよりもこの6シリーズGTをより多く販売するために実用性+デザインを売りにしたいのであれば、6シリーズにGTを組み込むのは私的には反対です。
BMW6シリーズのデザインの最大のポイントはクーペもグランクーペもこのようなルーフからリアにかけての流れるようなデザインだと思っています。
私はこの6シリーズの「お尻」に惹かれてグランクーペを購入したのですから、これを無骨なハッチバック化をしたのでは5シリーズGTと同じ結末になってしまうと思います。
新型6シリーズGTの存在で分かったこと
ネットの情報をいろいろ調べていると、新型の6シリーズは8シリーズへ移行し、6シリーズ自体は廃止されるかも?と思っていました。
しかし、このように6シリーズGTが開発されるということは、6シリーズの廃止はない、ということになります。なので、5シリーズのクーペ版として6シリーズが存在してくれることは非常にうれしい。
これで次期6シリーズはこんなグレード構成になることが予想されます。
・2ドアクーペ
・4ドアクーペ(グランクーペ)
・5ドアハッチバック(GT)
・カブリオレ
この4つの構成になることが予想されます。しかし、6シリーズはそれなりに高額な車ですから、こんなにグレードを増やしてもそこまでの販売台数が期待できるとは思いません。
なので、ひょっとすると新型6シリーズグランクーペが新型6シリーズGTに置き換わってしまうかも?と思うのは私だけでしょうか?
現に6シリーズグランクーペの最大のライバルであるアウディA7はデザイン性に優れたハッチバックの5ドアクーペです。それに、BMWでも4シリーズGTはあのデザインでハッチバックの5ドアクーペです。
今後6シリーズがどのように展開されていくのか?まだまだ情報が足らないようです。