BMWもIOT技術を少しづつ公開してきました。
おサイフケータイ的なキーレスシステム
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BMWは自動車メーカーでもIOTなどのIT技術を車に取り入れることに熱心な自動車メーカーですが、以前この記事でもお伝えしたようについにスマホで「ピッと」することで施錠、解錠、エンジン始動などが行える技術を動画で公開しています。
写真にはBMWと記されたカードが映っていますが、このカードにはNFCというおサイフケータイにも使用されているチップと同様なものが組み込まれています。
あなたも電車に乗る時に改札でピッとして電車に乗っていると思いますが、あれと同じ感覚でBMWの施錠、解錠、エンジン始動などが近いうちにできるようになるようです。
もうスマホと運転免許書を持っていれば、財布も鍵も持たずに外出できる日も近いのではないでしょうか?
NFCとFeliCaの違い
厳密にはNFCはおサイフケータイで使用されているチップではありません。
日本の「おサイフケータイ」などで使われているFeliCaも大きく分けるとNFCの一種と言えます。
しかし、一般的なNFCとは少し異なっています。FeliCaはNFCの規格を元にして、日本でソニーが開発した規格です。
両者の違いはさまざまありますが、特徴的なのが通信速度です。
NFCの通信速度が424kbpsであるのに対して、FeliCaでは、ほぼ2倍の847kbpsとなっています。
FeliCaはNFCと比較して高速な処理できるため、日本ではFeliCaが広く普及しています。たとえば、PASMOやおサイフケータイにはFeliCaが採用されています。
よってもしNFCしかBMWが対応しなければ日本のおサイフケータイではスマホでのスマートキー機能は使用できないことになりますが、iPhoneが現在モバイルSuicaでピッと使用できていることを考えると日本でも活用できる可能性はあると思います。
スマホがメインキーでカードはスペアキー?
動画ではBMWと記載されたカードをドアノブにピッとして解錠し、車に乗り込みます。
その後写真のようにBMWと記載されたカードをセンターコンソールボックスの小物入れに置くことでエンジンを始動させています。
このセンターコンソールボックスの小物入れの場所は最新のBMW iDrveシステムのスマホ用のワイヤレス充電器が設置されている場所になります。
このことからBMWはスマホのNFCを利用してスマートキーを動作させることを念頭においている思われます。
よってスマホが手元にない、スマホが故障したなどの場合のスペアキーとしてNFCが搭載されているカードを使用する仕組みを検討していると思われます。
これが今よりも便利な機能なのか?それもとよりハッキングされる可能性が高まるだけのガジェットになるのか?
正式にNFCを利用したスマートキー機能が搭載されたBMWを早く見てみたいと思います。
【引用・参照元】