やっとBMW Z4 G29の量販グレードの発表がありましたが、発売は2019年春頃の予定です。
BMW Z4 G29のラインナップは3種類
Z4 sDrive20i
排気量2.0L 直列4気筒ツインパワーターボエンジンが搭載され、最高出力197hp。
とうぜん駆動方式は後輪駆動(FR)で、トランスミッションは8速ATのみ。
MTは今の所販売予定はない模様。
個人的にはこの手のオープンカーはATでのんびり走るのが定番と思いますが、オープンスポーツカーと考えるならMTもZ4 sDrive20iにこそ設定して欲しいところです。
Z4 sDrive30i
排気量2.0L 直列4気筒ツインパワーターボエンジンを搭載。
ただし、最高出力255hpまでパワーアップされるのは最近のBMWのいつものパターン。
こちらも8速ATのみの設定なのでMTの設定は期待薄です。
20iと30iの装備の差が不明ですが、もしあまり装備に差がない、少ないのであれば20iのコンピューターをいじれば300馬力近くまでパワーアップも可能なので、どちらを買うべきか迷うところです。
Z4 M40i
排気量3.0L 直列6気筒ターボチャージャーエンジンを搭載。
最高出力382hpなのはM2との差別化?でこの程度に抑えている模様。
なお、”M40i”については、電子制御式ダンパーやアップグレードされた高性能ブレーキ、リヤ電子ロック式ディファレンシャルを備えたアダプティブサスペンションが標準装備。
Z4 M40iとその他の違い
写真の上側がM40iで下側がsDrive20i/30i系です。
ある程度予想はしていましたが、特にフロントバンパーの形状が大きく異なります。
ぶっちゃけ、M40iを見せられてからsDrive20i/30i系を見せられるとかなり見劣りする印象があります。
キドニーグリルはすぐに交換できますがフロントバンパーはすぐには交換できないので、M40iLOOKなフロントバンパーがサードパーティから販売されそうな予感。
または、sDrive20i/30i系には別途Mスポーツ仕様が設定されるのかもしれません。
今の所Mスポーツ仕様の存在は公表されていないので今後の発表に注意が必要。
2019年春頃の発売なのにこんなに早く情報が公開されるのか?
BMW Z4 G29はトヨタスープラ A80と共同開発された車両です。
もちろん、主がBMWで従がトヨタな訳ですが、トヨタスープラ A80も出る出る詐欺のように情報を小出しにしながら正式な発表を先延ばししています。
当然実質的には同じ車なので生産される工場も同じカナダの工場で生産されます。
発売当初はZ4もスープラも注文が殺到すると思いますので、正式な発売時期をずらすことが考えられますが、BMW側はZ4の発売を2019年春とアナウンスしています。
と、言うことはスープラはそれよりも前に販売されるとは考えにくいので早くても2019年後半の発売になると思われます。
本来ならもっと早く発売したいとBMWは思っているはずですが、オープンカーを冬に発売しては販売に影響がでますので春まで引っ張りたい。
トヨタはBMWの意向には逆らえないので情報を小出しにしながらじっと我慢する。
BMWでもトヨタでも先に販売開始されればそれだけで新鮮味と情報が先に公開されてしまうのでお互いが小出しに情報を提供して発売まで市場の期待値を上げ続けるしか無い。
けっこう大変なマーケティングになりますね。
【引用・参照元】
https://www.bmwblog.com/2018/09/23/see-the-new-bmw-z4-g29-in-different-colors/
https://www.carscoops.com/2018/09/bmw-unveils-2019-z4-sdrive20i-sdrive30i-2020-m40i-roadster/