先日まだ新車である私のBMW X4 xDrive20d G02がタクシーにぶつけられる事故に合いました。そのやり取りが終了しましたので、結果として過失割合と修理金額を報告させていただきます。
私の車にタクシーが右後ろに追突されても過失割合は10対0にはならない
こちらの記事が事故の様子をお伝えした記事ですが、過失割合などの話が決定していませんでしたので詳細は省いていました。
しかし、今回過失割合が確定し車の修理も終了したことですので、公開できる範囲で事故の状況とその後の自己処理についてお伝えします。
事故の状況
- 白い車:私
- 黒い車:タクシー
になります。
私の車を同乗者を降車させ、ロータリーを半周して元に戻るルートを走っています。
タクシーの停車場所はタクシーの待機場所、タクシーがタクシー乗り場に入る前に止まって置く場所です。
私が発進してロータリーを走っている途中からこのようにタクシーを目視(赤い矢印)することができます。
私はタクシーが停車していることをこの段階で確認していますのでロータリーを進行方向に向かって進みます。
私が前進しタクシーに近づきますが、ドライブレコーダーの映像ではタクシーが微速前進している映像が映っています。
しかし、私はこの段階で前方を見ていますし、人間の目はドライブレコーダーほど広角には見えませんので、私にはこのタイミングでタクシーが微速前進していることを目視できなかったと考えます。
その結果、私がタクシーの前方を横切る際に、タクシーが私の車の右後方に接触することになった。
これが今回の事故の状況です。
幸いタクシーは微速前進だったため、衝撃も非常に軽いものだったため、私、タクシーの運転手さん、タクシーの乗客ともに身体に怪我などはなかったと思われます。
過失割合
この状況ですので、どちらが過失割合が大きいかと言われればタクシーの過失が大きいことは明らかです。
私が加入している任意保険会社の事故担当者も同様の意見です。
ただし、私の過失が0(ゼロ)になることはたぶん無いであろう、というのが私の加入している任意保険会社の事故担当者の見解でした。
理由は過失0(ゼロ)が認められる多くのケースは追突事故のみしかないとのこと。
追突された車が完全に停止している状態で相手の車が接触した場合ということです。
今回の場合は私が停止していない状態であるため、タクシーの動きを見落しているという過失が発生するということ。
私は納得できない見解ですが、私が脇見運転をしていないことや私の視野には微速前進しているタクシーを見ることができないことを証明することができないためある程度の過失を認めるしかありません。
保険会社同士で過失割合を決める場合は、過去の事故の判例に基づいて過失割合を決めるため、過去の判例に私の主張と同様の内容が判例として残っていない場合は、考慮されないとのこと。
その場合は、弁護士を通して交渉、または訴訟を起こすことになります。
そんな手間のかかることは避けたいので、私の主張と私の過失が最小の1割になるように依頼しました。
後日タクシー会社の任意保険会社の事故担当者から提示された過失割合は私が2割というものでした。
過去の判例に基づき両者が動いている状態での側面への接触の場合は私の過失割合は3割になるそうです。
ただし、タクシーが停止していた場所は公道ではないためタクシーがその場所から前進してくることを予知できないため今回は1割の過失を減らす、という内容でした。
もし、タクシーがタクシーの待機場所ではなく公道上で前進、接触した場合は私の前方不注意の過失が発生するとのこと。
結局は早く決着したかったため、今回は私の過失を2割とすることを了解することにしました。
私の修理代金とタクシーの修理代金
タクシーの修理代金はあまり高額にならないことは事故直後から分かっていました。
なぜなら、タクシー側に損傷している場所が私には解らないほどの軽微なキズ程度だったからです。
このこともあり、私は私は過失割合を2割で承諾した理由でもあります。
問題は私の車の修理代金です。
仮にホイールの交換とリアドアの塗装が認められると数十万円の修理代になることは私には分かっていました。
あとはそれを保険会社が認めるのか?だけです。
例のビッグモーターの件以降、任意保険の事故査定が厳しいと聞いていましたので査定に時間がかかるのだろうと思っていましたが、この程度の軽微な事故の修理査定は写真判定だそうです。
よって、査定前に修理してもらっても構わないとのこと。
かなり拍子抜けした感じです。
詳細の明細は省きますが、私の車の修理代金は517,000円です。
ちなみに、タクシーの修理代金は約7万円とのこと。
よって、私が過失割合として支払うタクシーの修理代金は約1.4万円になります。
そして、私の修理代金の私が支払う金額は約10万円ということです。
もちろん、10万円ちょっとの金額なので任意保険を使用せずに自費で支払いました。
ちなみに、私の車の主な修理明細は以下の通りです。
- ホイール交換:約15万円/1本
- リアドア塗装:約30万円(ボディコーティング再施工含む)
- フェンダーアーチモール交換+塗装:約5万円
リアドアはクリア塗装が剥げているとのことで、リアドア1枚を塗り直しになっていますので、この金額になっています。
クリア塗装だけのキズならコンパウンドで磨けば直るのでは?と聞いてみましたが、直せない場合の責任が取れないとのことでタクシー会社側の任意保険会社の査定担当者も納得されたそうです。
任意保険会社によって交渉力が違うのか?
私が加入している任意保険は通販型の三井ダイレクトです。
タクシー会社の任意保険会社は三井海上火災日動です。
力関係だけであれば圧倒的に東京海上日動が強いと思いますが、三井ダイレクトもちゃんと対応してもらえました。
今回事故発生から解決まで約2ヶ月かかった訳ですが、GWを挟んだにしても時間がかかりすぎです。
三井ダイレクト、修理したディーラーなどの話を聞いてみると、今回時間が長引いた原因は東京海上日動の担当者の関係のようです。
結局は保険会社がどこか?よりも事故担当者が誰になるのか?かが重要だと思います。
基本的には私は任意保険を使用しない派なので、万が一の際に使うだけなら掛け金が安い通販型任意保険で良いと思っています。
この記事でも書きましたが、通販型でも通常型でも安い保険には安い理由があります。
一番分かりやすいのが保証の限度額の上限です。
安い保険はこの上限設定が低い場合が多いです。
なので私のように全ての項目で限度額MAXで保険を見積もるとすぐに分かります。
どこかが限度額が低くて、どこが上限が高いか?
通常型はあまり差がないようですが、通販型はかなり差がありますので通販型を選ぶ際には掛け金の安さだけで選ばないのがポイントです。
調べるのがめんどくさいと思う方は通常型の保険に加入しておくのが安心です。