私のようなBMWオタクのユーザーの方々の多くがご存知だと思いますが、隠しコマンドでスピードロック無効化すると走行中でもTVを視聴することが可能になります。私もスピードロック無効化を行っていたのですがある時からTV視聴ができなくなりました。
- スピードロックの概要:BMWの安全機能「スピードロック」は、走行中に特定操作を制限する仕組みで、安全運転をサポート
- 無効化の方法とリスク:iDriveやコーディングツールを使用してスピードロックを無効化できますが、保証や安全面への影響があるため注意が必要
- 無効化解除の原因と対策:ディーラー点検やナビ更新で無効化設定が解除される可能性があるため、入庫後に走行中のTV視聴が可能か確認が必要
スピードロックとは?
スピードロックとは、BMWが採用している安全機能の一つで、車両が一定速度以上で走行している際に特定の操作を制限する仕組みです。
これにより、ドライバーが運転中に気を取られることを防ぎ、事故のリスクを低減することを目的としています。
例えば、ナビゲーションシステムの詳細設定や映像視聴など、一部の機能が走行中には使用できないようになっています。
この制限は、ドライバーが運転に集中し、安全な運転環境を確保するために設計されています。
一方で、利便性を求めるユーザーの間では、このスピードロックを無効化したいという声もあります。
ただし、スピードロックを解除する方法にはリスクが伴うため、実施する際は安全性や法律を考慮することが重要です。
スピードロックは、安全と快適性のバランスを保つための重要な機能として、多くのBMW車に搭載されています。
スピードロックを無効化する方法
1. iDriveコントローラー(iDrive6、7で有効?)を使った方法
一部のBMWモデルでは、iDriveコントローラーを利用してスピードロックを一時的に無効化する方法があります。
以下の手順を試してみてください。
- iDriveコントローラーを車両の前方方向に押し続ける。
- 「MEDIA」ボタンを押す。
- 「HOME」(メニュー)ボタンを押す。
- 再度「MEDIA」ボタンを押す。
- 画面に「Speedlockの無効化」オプションが表示される場合、それを選択する。
これにより、走行中でも映像(TVやDVDなど)視聴が可能になる場合があります。
ただし、車種やモデルによってはこの方法が適用できない場合もあります。
私の場合はiDrive7ですので、この形状のiDriveコントローラーが付いている車種になります。
中央の「HOME」ボタンが「メニュー」?と記載されているコントローラーの場合でも、同じ方法でスピードロックの無効化が選択できると聞いています。
2. コーディングツールを活用した方法
専用のコーディングツールを使用して車両の設定を変更する方法もあります。
代表的なツールとして「BimmerCode」や「Carly for BMW」があり、これらを使用することでスピードロックの設定を変更できます。
手順は以下の通りです。(使用するソフトなどにより操作方法が違う場合があります)
- 対応するOBD2アダプターを車両に接続する。
- スマートフォンに専用アプリをインストールする。
- アプリを起動し、車両と接続する。
- アプリ内の設定で「ヘッドユニット」を選択し、エキスパートモードに入る。
- 「Speedlock」に関連する項目を「nicht aktiv(無効)」に変更する。
- コーディングを実行し、変更を保存する。
この方法を使うと、走行中の映像視聴が可能になるケースが多いです。
しかし、コーディングは車両の保証に影響を与える可能性があるため、事前にリスクを把握しておきましょう。
スピードロック無効化の解除に気づいた原因
私はあまり車でTVを見ることはないのですが、先日嫁さんと一緒に出かけた際に渋滞になり、助手席の嫁さんがTVを見始めた時に発覚しました。
渋滞ですから停車中はTVを視聴することができますが、ノロノロと走り出した途端にTVが視聴できない旨の表示が現れた走行中はTVが視聴できませんでした。
私のBMW X4 G02は納車直後にBMW専門店にて各種コーディングを行っていましたが、TVの走行中の視聴に関してはスピードロック機能の無効化で対応していました。
しかし、その後はあまりTVを見る機会がなくいつまでTVが見れたのかがはっきりとしません。
今回たまたま走行中にTVを視聴する機会に遭遇した結果、今回のスピードロック無効化が解除されていることに気づきました。
なぜ、スピードロック無効化が解除されたのか?
BMW専門店でコーディングを行い、そのタイミングで自分自身でスピードロック無効化を行ったのですが、その後はメカニカルなカスタマイズなどは行いましたが、電装品やコンピューター関連のカスタマイズなどは行っていません。
そもそも以前ほど車に乗る機会が減っていますので、例えばiDriveを自分自身で誤って操作してスピードロック無効化を解除するとは思えません。
私のBMW X4 G02は購入してからまだ1年とちょっとしか経過していませんので、その期間に車両に何があったのかを思い出してみました。
この中で1ヶ月点検と1年点検はディーラーに入庫しています。
1ヶ月点検の後にTVは1回ぐらいは視聴しているので、一番怪しいのは1年点検ということになります。
BMWの1年点検は1泊2日で行われますので当然ですがODBを繋いで点検を行っていると思います。
また、私の場合は1年点検の際にはナビの地図情報のアップデートを行っていますので、ODBによる点検またはナビの地図データのアップデートを行った際に、スピードロック無効化が自動または手動で解除された可能性が高いと思われます。
今回ご紹介したスピードロックというのは、記事の冒頭でも説明しましたが安全運転のための機能という面とディーラーでのメンテナンス用という側面もあると聞きました。
よって、点検、整備などでディーラーに入庫した場合は、一定の確率でスピードロック無効化が解除されると思われます。
ディーラーに点検、整備で入庫した場合は、TVが走行中に視聴できるのかを確認しておいた方が良いのではないでしょうか?
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