BMWの最新モデルであるX2 M35i U10について詳しくご紹介します。これは、スポーティで洗練されたSUVであり、魅力的な特徴がたくさん詰まっています。兄弟車であるBMW X1 U11との違いはどこにあるのでしょうか?
BMW X2 M35i U10 : 車両デザインとスタイリング
BMW X2 M35i U10は、そのコンパクトなサイズにもかかわらず、高級感溢れるデザインとパフォーマンスを提供します。
先進的なテクノロジーとエレガントなスタイリングが融合したこのモデルは、ドライブをより快適で楽しいものにしてくれます。
まず最初に、この車の外観デザインについて見ていきましょう。
BMW X2 M35i U10は、BMW独自のデザイン言語に基づいており、洗練された外観が特徴です。
特に、M35iバージョンでは、前後のエアロダイナミクスパーツやクワッドエキゾーストパイプなど、スポーティでダイナミックなデザイン要素が際立ちます。
先代のF39型X2と比較してボディサイズは少し大型化されています。( )内はF39型X2の数値
- 全長:4,554 mm(4,375mm)
- 全幅:1,844 mm (1,825mm)
- 全高:1,590 mm (1,535 mm)
BMW X2 M35i U10はMパフォーマンスモデルであり、他のグレードとは外見上のデザインも大きく差別化されています。
- フロントスプリッター
- クワッドエキゾーストパイプ
- M専用リアスポイラー
- イルミネーションキドニーグリル
などが大きな外見上のデザインの差別化ポイントになっています。
BMW X2 M35i U10 : インテリアとエンジン
高品質な素材とクラフトマンシップが随所に見られ、快適性と贅沢さを追求した空間が演出されています。
また、最新のテクノロジーが満載されており、ドライバーと乗客が快適なドライブを楽しむことができます。
BMW X2 U10は、BMWの最新のiDrive9を使用しています。
これは従来のiDrive8及び8.5の進化版であり、iDrive8及び8.5の問題点を改善したリニューアル版になります。
主な改良点はモニターの一部にエアコンなどの使用頻度度が高いボタンを常時表示されることで、素早く操作できるように改善されていることが大きな違いです。
現在のBMWは物理的なボタンを極力排除することで、先進性や未来感を演出していますがその影響でスムーズな操作性が犠牲になっているとの指摘から改善されました。
AIなどの音声認識ソフトによる操作を前提に開発されていますが、まだまだ音声操作の完成度が高くないことが今回の改善につながったと考えられています。
エンジン性能も見逃せません。
BMW X2 M35i U10には、ターボチャージャー付きの2.0リッター4気筒ガソリンエンジンが搭載されており、約770万円(51,400ドル)で販売されています(北米)。
このパワフルなエンジンは、312 hp(233 kW)、295 lb-ft(400 Nm)の出力を誇り、加速性能も優れています。
また、7速デュアルクラッチトランスミッションがスムーズなシフトチェンジを実現し、スポーティなドライビング体験を提供します。
BMW X2 M35i U10 : 安全装備と問題点
さらに、BMW X2 M35i U10は最新の安全・運転支援システムを備えており、ドライバーの安心・安全をサポートします。
衝突回避システムやレーンキープアシストなどの機能が搭載されており、安全運転に役立ちます。
ただし、安全装備の充実と反比例してキャビンのデザインの影響でAピラーがドライバーの視界を遮る部分が大きいこと、また後方のハッチバックが傾斜が急勾配になっているため後方の視界は、大きなウインドウの割には視野が狭くなっています。
このあたりは、デザインとのトレードオフになるため、より快適な視界を求めるのであれば、BMW X1 U11の購入を検討する必要があるかもしれません。
総合すると、BMWのX2 M35i U10は、洗練されたデザイン、高性能なエンジン、先進的なテクノロジーを備えた魅力的なSUVです。
快適性、安全性、そしてスポーティな走りを求めるドライバーには最適な選択肢と言えるでしょう。
こちらの記事にもあるように、新型BMW X4は少なくてもICE(内燃機関車)としては販売されない可能性が高いため、スポーティーなSUVの購入を検討されている方は、BMW X2 U10またはBMW X6 G06しか選択肢がなくなる可能性があります。
今後はスポーティーなSUVの選択肢が限られる可能性が高まりますので、BMW X2 U10の存在感が今後増すことになると思われます。
Reference:arstechnica.com