筆者によると今後全てのMモデルにCSグレードが追加されるだろうと予測しています。M4 CSの次はM2 CSだと思いますがCSモデルはそれだけBMWにとって魅力的なビジネスなのでしょうか?
BMW M4 CSとはどんな車なのか?
ザックリ説明すると・・・
最上級:M4 GTS
特別モデル:M4 DTM
限定生産:M4 CS
カタログモデル:M4(コンペティション含む)
こんな位置づけになります。M4 GTSは過去最もハードなレーシングカー仕様のM4ですが、正直言って実用性は皆無。
もうフェラーリと同じで乗る車ではなく飾っておくおく車という感じです。あれで本気でサーキットを走る人は余程のお金持ちです。
カーボンブレーキなんて交換すれば100万円以上しますからね。
そんなM4 GTSに変わって日常的にも使用できて、かつ特別感の高いモデル。これがCSというモデルのコンセプトです。
もちろん、M4 GTSというスペシャルがあるからこそのM4 CSなのでこの2つのモデルはセットで展開されると思います。
M4 GTSとM4 CSの具体的な違い
細かいことは試乗記の記事に委ねますが、こちらもザックリまとめると以下の通り。
1.GTSは2シーターだけどCSは4シーター
2.エンジン型式は同じですが馬力はダウン、でもトルクは同じ
3.外装、内装など細かい違いはあるが実質的には同じ
4.サスペンションのセッティングはコンペティションモデルに近い
大まかな違いはこの4つです。
しかし、GTSと同じ部分もあります。っていうかこの部分が大切です。
1.OLEDテールランプ
2.カーボン製ボンネット(日本仕様はスチールに変更)
3.ドライカーボン満載の内装
見た身はほぼほぼ同じでデイリーユース仕様になって価格が安くなる。けど、GTSっぽい見た目はほぼそのまま。
これはちょっとスポーツ気分を味わいたい多くの一般ユーザーが本来M4に望んでいるパッケージだと思います。
BMW M4 CSは買いなのか?
私はM4 GTSにはまったく興味がありませんでしたが、今回のM4 CSには興味津々です。
ぶっちゃけ、M4(F82)もこれからモデル末期へと向かっていきます。次期M4に関しては情報はこれからだと思いますが、今からM4のベースモデルを購入してもリセールが心配。
なので、今回のデイリーユースに対応するM4 CSなら今後のリセールもかなり期待できると思います。期待できるというのはベースモデルに較べて値落ちが少ないという意味です。
GTSのように価格が高騰するようなことはありません。
さらに、特別感が得られてスペックも上等と来ればM4の購入を検討している方は購入しない理由がありません。
若干レーシーすぎる内装(ドアパネルのリアルカーボンって触ると穴が開きそうです)は心配ですが、納車時にベースモデルの内装に一部変更することで解決(笑)
クルマ好きなアラフィフにとっては腰に負担の少ないM4 CSは最適です。
ただし、宝くじのような倍率を突破できればの話ですが。
【引用・参照記事】