今更ながら、初めてBMW M2を試乗する機会がありました。ただのBMW M2ではなく阿部商会(ビルシュタインやレムス代理店)のデモカーです。
阿部商会のデモカー~BMW M2とは
阿部商会とはビルシュタインやレムスなど海外製アフターパーツメーカーの輸入代理店です。
また、BMWやBMW MINIの正規ディーラーの運営もされています。
そんな阿部商会さんのデモカーであるBMW M2を試乗する機会がありました。
当然デモカーなので、サスペンションはビルシュタイン、マフラーはレムスなど取り扱っているメーカーのパーツがてんこ盛りに付いているバリバリのカスタムカー。
それ以外にもエアロパーツやボンネットもカスタマイズされていますので、見た目も音も迫力満点です。
そんなコテコテカスタムされたBMW M2を試乗させてもらいました。
ビルシュタインの足は想像以上に乗り心地が良い
ビルシュタインの車高調というとサーキットなどでは優秀ですが、一般道では多少硬く感じる車高調という印象でした。
なので、私のBMW 640i グランクーペもアウディTT ロードスターも車高調はKWです。
比較的走行量が少ない国道を10分程度運転しましたが、マンホールを乗り越える時は突き上げを強く感じますが、サスペンションが衝撃をうまく吸収している感じで思った以上に滑らか。
当然デモカーですのでそれなりにセッティングされた状態だと思いますが、ビルシュタインでこれぐらいの乗り心地ならKWで無くても良いかもしれません。
ただし、KWよりもビルシュタインの方が価格はお高めなのが問題。
レムスのマフラーは爆音
実際に国道を法定速度で走行していても室内にマフラーの爆音が聞こえてきます。
個人的には少し音が大きいですが野太い心地よい音に聞こえますが、恐らく周辺の車からは白い目でみらていたかも。
特に少し加速するためにアクセルを踏み込み、シフトダウンするとさらに音量が高まり完全にレーシングカーの様な状態です。
ぶっちゃけ、個人的には自分の車には取り付けられないなあ、というのが感想です。
特にご近所さんからの冷たい視線を感じること間違いなしですから。
バルブの開閉を手動で行えるのなら、かろうじて「有り」かもしれません。
BMW M2は速いですが爆速ではない
今回デモカーですが初めてBMW M2を試乗させてもらいましたが、加速の際にほぼフルアクセルしてみましたが、若干加速に驚いた感はありましたが、何度か運転すれば慣れる範囲だった、というのが実感です。
BMW M3/M4やアウディRS4などの暴力的な加速では無かったのが意外。
一応、デモカーなのでそれなりチューニングもされていると思いますので、正直拍子抜けした感じです。
ボディが軽いのでかっ飛ぶ感じを期待したのですが・・・。
試乗後に調べるとM2の車重は思ったほどは軽くないことが分かりました。ボディが小さいから軽量だと思い込んでいましたが、そこまで軽量ではありません。
しかし、ボディが小さいことのメリットは十分にあると思います。今回は一般道を短い区間の試乗ですから試すことはできませんが、ワインディングに持ち込めばフットワークの良さを実感できると思います。
日本の道ではM3/M4よりも取り回しという面ではM2の方が理にかなっているのは間違いありません。
よくM2のことをBMW 2002(通称マルニ)の再来と聞きますが、確かにボディは小さいですがマルニと比べれば巨大です。そして、一番の違いはマルニは4気筒エンジン、M2は6気筒エンジンです。この違いはボディ以上に違いが大きい。
もし、M2がMチューニングの4気筒エンジンを搭載していれば本当の意味でのマルニの再来となり、今以上にワイディングマシンの称号を得ることができるのではないでしょうか?
それでは初めてマルニの再来と言えるのだと思います。
まあ、マルニの再来かどうかは別にして、車としては非常にポテンシャルの高い1台だと思いますし、M2が世界中で売れている理由も今回の試乗で実感することができました。
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