現行型のM2クーペ F87を使用した電気自動車の開発が行われている模様。
次期BMW M2クーペ G87は電気自動車になる?
今回スクープされた車両は現行型のM2クーペ F87がベースになっている電気自動車と思われる車両。
この車両が電気自動車と考えられる理由は2点。
リアエンブレム横にある三角のステッカーに電気に注意することが示されていることとテール部分にマフラーが確認出来ないことの2点です。
今更現行型のM2クーペ F87に電気自動車が追加されることは考えにくいため、この車両は今後発売される電気自動車のためのプロトタイプであると思われます。
この先発売されるモデルではまだデザインなどが確定していないためにテスト用の車両を作ることが出来ないため、現行型のモデルを改造して基礎データーを収集することが目的になります。
その基礎データーを収集するためのモデルに現行型のM2クーペ F87が選ばれた理由があると思われますので、その一番の理由が次期M2クーペ G87のテストのために作られた車両と考えることが出来ます。
そうなるとBMW Mモデルとしても完全な電気自動車の開発をスタートしていると考えられることから、これは大きなニュースになります。
次期M2クーペ G87が完全な電気自動車になってしまうことへの賛否はいろいろあると思いますが、世の中の流れとしては仕方がないと考えるしかない、ということでしょうか?
BMW i4Mという選択肢も考えられる
もし仮にこのテスト車両が次期M2クーペ G87のテスト車両ではないと考えた場合に次に可能性があるのが先日発表されたBMWの電気自動車i4の上級バージョンになるi4Mです。
BMW i4は間もなく発表されると思われる4シリーズグランクーペ G26とボディを共有する電気自動車になり、i3と並ぶBMWの電気自動車ブランド「i」ブランドの主力車種になるべき車です。
そのi4には既にi4 M50と呼ばれるMパフォーマンスモデルの存在が噂されている事から、その上位に位置するMモデルであるi4Mが設定される可能性は高いです。
M2クーペ G87の電気自動車化、またはi4Mの発売のどちらにしてもBMW M社としての初めての電気自動車ということになります。
完全な新型小型電気自動車の可能性も
今回スクープされた謎の電気自動車ですが室内はロールバーが取り付けられていることから後席は撤去された2シーター化されていることが分かります。
この事からM2クーペ G87でもi4Mでもない全く新型の小型な電気自動車の開発を行っている可能性もあります。
BMWの最小モデルは1シリーズと2シリーズですので、そのシャシーを使った電気自動車の開発ということも考えれます。
BMWグループには小型プレミアムブランドのMINIも存在し、そちらでも電気自動車の開発が行われていることは有名です。
なのでBMWが1シリーズや2シリーズよりも小型の電気自動車を開発する可能性はあまり高くないと思えますが、電気自動車という新しいカテゴリーの車が今後主流になることを考えるとBMWの各シリーズの再編も考えられるかもしれません。
果たして今回スクープされたM2クーペ F87をベースにして作られた電気自動車はどのような車のテストを行っているのか?
これが明白になるにはかなりの時間がかかりそうですが、BMWの電気自動車戦略がそこから見えてくるのかもしれませんね。
【引用・参照元】
https://spyder7.com/article/2021/04/02/14074.html