BMW M235 グランクーペ F74のスクープ写真が中国の工業情報化部(MIIT)で公開されました。これにより新型2シリーズ グランクーペの全貌がBMWの公式発表以前に中国という国が公式にBMW M235 F74を公式に発表したことになります。
【この記事のポイント】
BMW M235 グランクーペ F74のデザイン公開
中国MIITでBMW M235 グランクーペ F74のデザインが公開中国仕様BMW 2シリーズグランクーペ F78とは?
標準ホイールベースのF74とロングホイールベースのF78(中国専用)の違いBMW M235 グランクーペ F74のエンジン性能
中国仕様のM235 F78は330馬力で欧州仕様よりハイスペック
中国政府が公式に公開したBMW M235グランクーペ F74の全貌
中国の工業情報化部(MIIT)によって公開されたBMW M235 グランクーペ F74のスクープ写真は、新型2シリーズ グランクーペのデザインを余すところなく明らかにしました。
今回のスクープで公開されているモデルはMパフォーマンスモデル、ロングホイールベース仕様となります。
写真から確認できるデザイン要素として、フロントグリルには象徴的なキドニーグリルが配置され、Mバッジがしっかりと刻まれています。
また、スポーティな外観を強調するクワッドエキゾーストパイプや、エアロダイナミクスを考慮したフロントスポイラーも確認されています。
さらに、ロングホイールベース仕様のF78は、標準ホイールベースのF74よりもリアドアが長く、後部座席の快適性が向上していることが伺えます。
この写真は、中国市場専用モデルの全体像を明確に示し、今後の展開に対する期待を高めています。
新型BMW 2シリーズグランクーペ F74(標準ホイールベース)とF78(ロングホイールベース)の違い
BMW M235 グランクーペのF74とF78は、ホイールベースの長さが異なる2つのバリエーションです。
F74は標準ホイールベースモデルで、主に国際市場向けに設計されています。
一方、F78はロングホイールベース仕様で、中国市場専用となります。
F78はリアドアが長く設計されており、後部座席のスペースが拡張されているため、乗員の快適性が大幅に向上しています。
これにより、F78は広い車内空間を求める中国の消費者ニーズに応えるモデルとなっています。
F74はよりコンパクトなデザインで、スポーティな走行性能を重視しているのに対し、F78はファミリーカーとしての利便性も兼ね備えており、各市場の特性に合わせた設計が施されています。
個人的には2シリーズグランクーペに関しては、デザイン的にも実用的にも中国仕様のF78型2シリーズグランクーペの方が日本でもニーズが高くなるのでは?と思います。
ただし、中国で生産されるモデルであることから品質面では多少不安がありますが、輸送費が安くなることで販売価格が引き下げられる可能性があります。
BMW M235 グランクーペ F74のエンジンスペックやパフォーマンスデータ
今回中国でスクープされたBMW M235 グランクーペ F78(ロングホイール仕様)は、2.0リットル直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最大出力は330馬力(246キロワット)を発揮します。
この強力なエンジンは、同じプラットフォームを共有するM135やX1 M35iと比較しても高いパフォーマンスを誇ります。
特に、M135 F70が312馬力であるのに対し、中国仕様ロングホイールベース仕様のM235 グランクーペ F78はさらにパワフルです。
ただし、欧州で販売されるM135は、厳しい排出ガス規制の影響を受けており、出力が296馬力に制限されています。
この違いは、中国仕様ロングホイールベース仕様のM235 グランクーペ F78が他市場向けに設計された高性能モデルであることを示しています。
よって、日本で販売される新型 BMW M235 グランクーペ F74(標準ホイールベース)では、M135 F70に準じた312馬力仕様で発売されると思われます。
また、Mパフォーマンスモデルとしての特徴であるクワッドエキゾーストやスポーティなサスペンションセッティングも、優れたドライビング体験を提供します。
Reference:bmwblog.com / miit.gov.cn