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BMW iX3 NA5が10分で350km走行可能に!403kW急速充電の衝撃

BMW iX3 NA5が10分で350km走行可能に!403kW急速充電の衝撃 BMW
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BMWが開発を進める次世代EV「iX3 NA5」は、従来の電気自動車の常識を塗り替える可能性を秘めたモデルです。

特に注目されているのは、最大403kWという超高速充電に対応し、わずか10分間の充電で350km(WLTP基準)もの走行距離を確保できる点です。

本記事では、この驚異的な充電性能を軸に、iX3のスペックや技術的特徴、将来的なEV市場への影響まで、一般ユーザーにもわかりやすく解説していきます。

  1. 高速充電性能が革新的:10分で350km充電可能な403kW対応のEV登場。
  2. 航続距離がクラス最高水準:最大800kmの走行が可能で長距離も安心。
  3. 800Vシステムと新電池採用:効率向上と充電速度アップを実現する最新技術。

BMW iX3とは?新型モデルの基本情報

2026年発売 BMW iX3 NA5 徹底テスト試乗:他社EVと異なる実力とは?
2026年発売のBMW iX3 NA5を徹底試乗レビュー。Neue Klasseプラットフォームを採用し、最大800kmの航続距離と400kW超高速充電、1ms制御による俊敏な走りを実現。他社EVとは異なるソフトウェア中心の設計思想により、BMWらしい「運転の楽しさ」を継承。先進インフォテインメントや自然な自動運転支援など、快適性と革新性を兼ね備えた1台の魅力を深掘り解説します。

2026年登場予定の次世代EV

BMW iX3は、BMWが「Neue Klasse(ノイエ・クラッセ)」と呼ぶ新世代EV専用プラットフォームを初採用した先駆け的モデルです。

登場時期は2026年と見込まれており、BMWが掲げる電動化戦略の要となる存在です。

Neue Klasseプラットフォームを採用

Neue Klasseは、従来の「CLAR」プラットフォームに代わるもので、800ボルト電気システムや新設計の高効率モーター、最新のバッテリーセル技術などを特徴としています。

この新しい車体構造により、iX3は従来よりも軽量かつ効率的な走行を実現しています。

駆動方式とグローバル展開

駆動方式は、シングルモーターの後輪駆動(RWD)と、デュアルモーターの四輪駆動(xDrive)の2種類が用意される予定です。

また、販売は欧州をはじめ、北米、中国などグローバル展開される見通しです。

製造は、ヨーロッパ向けがハンガリーのデブレツェン工場、北米仕様はメキシコのサン・ルイス・ポトシ工場で行われる予定です。

充電性能の革新 ― 403kWの衝撃

BMW IX3 NA5 403KW 急速充電のインスタグラム動画。(出典:bmwgroup公式インスタグラムより)

わずか10分で350km分の充電が可能

新型BMW iX3の最大の特徴は、なんといっても403kWという超高速充電性能です。

わずか10分間でWLTP基準に基づく約350kmの航続距離を追加できる点は、従来のEVでは考えられなかったレベルの進化です。

例えば、現行のCLARプラットフォームを使ったBMW EVでは、150kWが上限で、同じ時間内に充電できる走行距離は約100km程度に留まっていました。

最大403kWのピーク充電とは

iX3は800Vの高電圧アーキテクチャを採用しており、この技術が400kWを超える急速充電を可能にしています。

公式のティーザー映像では、実際にプロトタイプが403kWで充電されている様子が確認されました。

ただし、この最大出力は常時維持されるものではなく、ピーク時のみであり、充電が進むにつれて出力は徐々に低下します。

とはいえ、10%から80%までの充電がわずか20分で完了するという事実は、ユーザーにとって大きな利便性をもたらします。

充電時間の短縮はEV普及のカギ

このような短時間での大容量充電が可能になることで、EVにおける最大の懸念点のひとつである「充電時間の長さ」が大幅に解消されます。

急速充電インフラの整備が進めば、内燃機関車に匹敵するか、それ以上の利便性をEVが持つことも夢ではありません。

特に長距離ドライバーにとっては、休憩時間にサッと充電できるという安心感は非常に大きいものとなります。

800Vアーキテクチャと新型バッテリー技術

BMW iX3 NA5の航続距離検証:Gen6バッテリーの熱帯試験結果
BMW iX3 NA5は、Neue Klasseシリーズの第一弾として登場し、Gen6バッテリーにより航続距離600km超を実現。南アフリカでの熱帯試験では、高温環境下でのバッテリー効率やEVモーターの耐久性が検証され、優れた性能が確認された。今後、BMW i3セダンやiX4などのEVモデルも展開予定。最新EV戦略と技術革新を詳しく解説する。

800Vとは?次世代EVに不可欠な技術

BMW iX3に採用された800ボルトアーキテクチャは、これまでポルシェ・タイカンやヒョンデIONIQ 5などの一部プレミアムEVで採用されてきたものですが、BMWがこれを量産モデルに本格的に導入するのは今回が初めてです。

800Vシステムは、従来の400Vに比べて電流量を抑えつつ大出力を確保できるため、発熱を抑えながら充電速度を大幅に向上させることが可能です。

既存インフラとの互換性も確保

高電圧システムというとインフラの対応が不安視されがちですが、iX3は400V充電器にも対応しています。

つまり、既存のDC急速充電ステーションでも問題なく充電できるよう設計されているため、過渡期の利用者にも安心です。

もちろん出力は制限されますが、互換性を持たせたことは大きなメリットです。

新型バッテリー:円筒型セルでエネルギー密度向上

iX3では、従来の角型(プリズマティック)セルから新たに円筒型セルが採用されています。

この新型セルにより、エネルギー密度が約20%向上し、バッテリー自体のサイズや重量を抑えながらも長距離走行が可能になりました。

これにより、iX3は一回の満充電で最大800km(中国CLTC基準では900km)という航続距離を実現しています。

実用面でのメリット ― 航続距離と使い勝手

最大800kmを超える実用航続距離

BMW iX3は、一回のフル充電で最大800kmの航続距離を実現します(WLTP基準)。

これは現行のBMW iXよりも約100km長く、しかもiX3のほうが小型で軽量な車体である点を考慮すると、非常に高効率なエネルギー設計がなされていることが分かります。

また、中国市場で使用されるCLTC基準では900kmに達するとも報じられており、日常使いから長距離旅行までカバーする性能を備えています。

北米仕様はNACS対応で利便性向上

北米市場向けのiX3には、テスラが主導するNACS(North American Charging Standard)ポートが標準装備される予定です。

これにより、テスラのスーパーチャージャーネットワークだけでなく、IONNA(BMW・GM・ホンダなどが共同出資する高速充電網)へのアクセスも容易になります。

アダプター不要で広範囲のネットワークを活用できる点は、ユーザーの不安を大きく軽減します。

日常と長距離、どちらにも強いEV

高速充電性能と長距離走行の両立により、iX3は通勤や買い物といった日常使いはもちろん、長距離のレジャー用途にも適した1台となっています。

充電スポットの少ない地域でも、短時間で充電できる安心感があり、EVに対する心理的ハードルも下がるでしょう。

市場とライバルとの比較

テスラ モデル Yとの比較

テスラ モデル Y。

同クラスの競合車として筆頭に挙げられるのが、テスラ モデル Yです。

モデル Yの最大充電出力は最大250kWとされており、iX3の403kWには及びません。

また、航続距離も約533km(Long Range RWD, EPA基準)で、WLTP基準で800kmを誇るiX3と比較するとやや見劣りします。

充電ネットワークの強みはテスラが依然として保持していますが、NACS対応によってその差は縮まりつつあります。

韓国勢との競争も激化

ヒュンデ アイコニック5。

ヒョンデのIONIQ 5やKia EV6も、800Vシステムと急速充電に対応している点でiX3のライバルです。

しかし、充電性能は最大350kW程度にとどまり、航続距離でもiX3の800kmには届きません。

欧州市場では、メルセデスやアウディのEVとの競争も避けられませんが、BMWのプレミアムブランド力と信頼性の高さが、差別化要因となりそうです。

BMWのEV戦略とiX3の位置づけ

2026年発売 BMW i3 NA0 & iX3 NA5 最新テスト情報まとめ
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Neue Klasseで本格的なEV転換へ

BMWはこれまでi3やiXシリーズなどでEV展開を行ってきましたが、本格的なEV戦略の柱として「Neue Klasse(ノイエ・クラッセ)」を掲げています。

この新世代プラットフォームは、電動化を前提にゼロから設計されており、航続距離、充電速度、効率、安全性のすべてにおいて従来を上回る性能を発揮します。

iX3はその第一弾モデルであり、今後数年以内にセダンやSUVなど複数のNeue Klasseモデルが登場する予定です。

生産体制とグローバル展開

欧州市場向けにはハンガリーのデブレツェン工場、北米市場向けにはメキシコのサン・ルイス・ポトシ工場が担当し、生産体制もグローバルに構築されています。

BMWは「持続可能なモビリティ」として再生可能エネルギーの活用も進めており、単なる技術革新に留まらず、サプライチェーン全体での環境配慮も同時に推進しています。

まとめ:403kW充電が変えるEVの未来

BMW iX3は、わずか10分で350kmもの走行距離を充電可能にするという、まさに“充電革命”とも言えるモデルです。

800Vアーキテクチャ、新型バッテリー、高い互換性、長大な航続距離といった特長により、従来のEVにありがちだった不安や不便を大きく解消しています。

BMWが放つこの革新的なモデルは、EV普及の新たな基準となり、今後の電動モビリティ市場を牽引する存在になることは間違いありません。

Reference:arenaev.com

よくある質問(FAQ)

Q1.BMW iX3の充電時間はどのくらいですか?

最大出力の急速充電器を使用した場合、10分で約350km、10%から80%までは約20分で充電可能です。

Q2.403kWの充電には特別な設備が必要ですか?

はい。最大403kWでの充電には800V対応の高出力DC充電器が必要です。一般的な400V充電器でも充電は可能ですが、速度は落ちます。

Q3.iX3はどの国で販売されますか?

欧州、北米、中国、日本などで販売される予定です。製造はヨーロッパ向けがハンガリー、北米向けがメキシコとなります。

Q4.iX3の航続距離はどれくらいですか?

WLTP基準で最大800km、中国のCLTC基準では最大900kmに達すると発表されています。

Q5.NACSポートとは何ですか?

NACSはテスラが提唱する北米向け充電規格で、iX3は北米仕様でこのポートに対応しており、Teテスラのスーパーチャージャーも利用可能です。

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