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BMW iX2 U10の代車の試乗記(iDrive8.xのココが嫌)

BMW iX2 U10の代車の試乗記(iDrive8.xのココが嫌) BMW
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先日X4 G02の2回目の1年点検の際に代車を貸していただきました。可能であればEVをお借りしたいとダメ元でリクエストしておいたおかげで、今回はiX2 U10をお借りすることができました。

一泊二日と短い期間での試乗になりますが、気がついた点をお伝えできればとおもいます。

最後にこれはちょっと勘弁してほしいという、iX2というよりはiDrive8.xに関するココが嫌だったポイントもお伝えさせていただきます。

走行インプレ:阪神高速道路では最速の加速性能

事故ってしまってもおかしくない加速

ディーラーでiX2をお借りして阪神高速にて帰宅します。

平日の午前中ですが渋滞する側とは反対方向に進みますので阪神高速はガラガラです。

周辺に車がいないことを確認してアクセルを一気に踏み込みます。

すると私が過去に運転したことがあるどの車よりも強烈なGとともに加速していきます。

私は過去にM4 F82やM5 F90などを運転したことがありますが、そのどちらよりも加速という点では勝ります。

勝ることは待ちがないですが、この加速はある意味危険では?と感じてしまいます。

比較的BMWのEVとしては低価格な部類になるiX2ですから、運転に不慣れな人も購入、運転する機会が多いと思います。

そのような人が運転する際に、知らずとアクセルを踏み込んだとしたら事故が起きても仕方がない。

そのぐらいの加速を体感することができるのがiX2です。

巡航からの加速は期待できない

事故ってしまうかもしれないほどの加速を体感できるiX2も無敵ではありません。

一定の速度域まで加速すると、そこからの加速は期待できません。

例えば、高速道路にて前方の車を追い抜く際には、時速80キロ程度の速度から加速し前の車を追い抜くきます。

EVはこの一定の速度域からさらに加速することが苦手です。

よって、高速道路で追い抜きする場合は、想像以上に加速しない車になります。

0(ゼロ)発信加速はバケモノ級の加速を体感できますが、高速巡航からの加速は体感的にはノンターボの軽自動車並という感じでしょうか?

一応ブースト機能というものがありますが、今回は使用しておりません。

この機能は高速巡航時に加速の弱さを補うのが正しい使い方なのかもしれません。

走行インプレ:これほど運転しやすい車はない

リニアなアクセルレスポンス

阪神高速を降りて郊外の一般道を走ります。

スムーズな流れにiX2は何も不満を感じることなく流れに乗って走ることができます。

信号のおかげで度々ストップアンドゴーを強制されますが、ストレスを感じることなく走ります。

モーターで走るEVのアクセルレスポンスは秀逸です。

かなり前に初代BMW i3を運転したことがありますが、その時のアクセルはスイッチのONとOFFを繰り返すような感じでした。

今回試乗しているiX2はガソリン車よりもリニアなアクセル感度という感じに滑らかに走ることができます。

敏感すぎることもなく、思ったように速度をコントロールできることを考えると一般道を走る車としてはこれほど運転しやすい車は無いのではないでしょうか?

静かすぎることが逆に仇になる

阪神高速でも感じましたが、一般道では車内の静けさを一層感じます。

車内が静かすぎるがために、タイヤのロードノイズが耳障りに感じるほどです。

ガソリン車やディーゼル車ではエンジン音にかき消されて気にしたことはありませんが、同じような音量のロードノイズが発生しているのでしょう。

EVは無音のモーターで走るために、今まで聞きことができなかったロードノイズ聞こえてしまう。

静寂性の高さが仇になっているという、可哀想なデメリットです。

外観インプレ:BMW最小のSUVってホント?

フロント:キドニーグリルは飾り

BMW iX2 U10 外観 インプレ

iX2のフロントデザインは兄弟車のiX1とは若干ことなるデザイン?になっています。

iX2の方がよりスポーティーなデザインという感じでしょうか?

もはや飾りでしか無い大型のキドニーグリルとその下にある大型のエアダクトが、よりスポーティーな車にみえる要因です。

全長:4,555mm/全幅:1,845mm/全高:1,560mmというボディサイズですから、正面から車を見ればX3だと言われても車に詳しくない人なら信じてしまうでしょう。

リア:クーペSUVと名乗るには・・・

BMW iX2 U10 代車 試乗記

 

ix2は私の愛車であるX4と同様にクーペSUVというポジションの車です。

しかし、x4がなだらかにルーフからテールに流れるクーペらしいデザインであるのに対して、iX2はほどルーフから下がっていない高さでテールまで伸びています。

簡単に言えば、車体の後半部分を縦割りに切ってしまった感じでしょうか?

この中途半端なボディラインのため、どうしてもクーペSUVと言われると、そこまでカッコいいか?と疑問を感じます。

BMW iX2 U10 代車 試乗記

横から見るとあまりクーペっぽさを感じっれないのがわかりやすいです。

後席の頭上の高さを確保するため、高い位置からテールゲートがスタートしています。

そして、その結果全長が短いため途中でテールゲートが終了。

クーペを名乗るのであれば、後席の頭上のクリアランスを割り切って少なくする、またはさらに全長を長くするなどの思い切った施策が必要なのかなと個人的には感じます。

インテリアインプレ:シートはホールド性が高く最高ですが

BMW iX2 U10 代車 試乗記

写真を撮るのを忘れてしまって申し訳ないですが、インテリアは最新のiDrive8.x系が搭載されています。

ステアリング、スピードメーター、センターモニターとこれまでのiDriveとは全くコンセプトが違う作りになっていますので、操作方法がよく分かりません。。。

何となく感じるのは物理ボタンが設定されていないという状況は、これほど不便だということを実感しました。

エアコンの温度を調整するだけで、体を起こしてモニターに手を伸ばす必要がある。

だったら、ステアリングのスイッチを増やして割当できるようにしてくれた方が親切な気がします。

BMW iX2 U10 代車 試乗記

 

そして、一番の改悪はiDriveのコントローラーがなくなったこと。

各種設定を手元を見ることなく行うことができたのですが、コントローラーがなくなったことでタッチパネルで何階層も深い所までタッチしないと到達することができない。

せめてコントローラーだけでも残せば、タッチパネルの使用頻度も少なくすることができたのでは?と思います。

iDrive8.x搭載車でもコントローラーが存在する車種もあるみたいですから、この世代の車はBMWの迷いがある感じです。

番外編インプレ:iDrive8.xの警告音はコーディングで変更できる?

最近の車には各種センサーが付いているため、車庫入れなどの際には車内はセンサー音が鳴り響きます。

以前は気になって仕方がなかったですが慣れとは恐ろしいもので、最近はセンサーの音が鳴っても体も反応しなくなっています。

しかしiDrive8.xの一部の警告音に私は久しぶりに反応してしまいました。

恐らく障害物にかなり近づいたときに鳴るセンサー音が私のあまり好きではない音にそっくり。

思わずその音を聞いている時の景色が頭の中に浮かんできました。

その私があまり好きではない音とは、人間ドックの時に受行うMRI検査の時の音。

大きな機械の狭い空間に30分くらい入っている訳ですが、その時の磁場の音にセンサーの音がそっくり。

MRI検査ではなぜ大きな音が鳴ってうるさいの? 傾斜磁場ってなに?|smarju(スマージュ) | スマート脳ドック
MRIについて MRIとは、Magntetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像装置)のことで

思わず気分がブルーになります。

できればコーディングでも良いので、センサー音を変更させてほしいです。

センサー音の変更ができないのなら、私はiDrive8.xのBMWは購入できない感じです。

BMW iX2 U10 代車 試乗記MRIの音

総合インプレ:普通に運転するならとても良い車

一般の人が普通に街乗りメインでたまに高速道路で移動する。

そのような使い方であれば、これほどストレスなく運転できる車は、EVならではという感じでしょうか?

デザインは好みの問題なので、気に入れば実用性としては何も不自由はないと思われます。

ただしiDrive関係などの操作性には改善の余地が大きいと感じました。

またハザードランプがインパネではなくセンターコンソールにあるのは疑問です。

一番視線に入り、かつすぐに手が届く場所(一般的な車の場所)がベストポジションだと思います。

今回は充電する機会がありませんでしたので、機会があればもう少し長期間借りて充電する環境も体験できればと思います。

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