2028年に予定されるBMW iX1 のLCIは、単なる小変更では終わりません。
外観も内装もノイエクラッセ寄りに刷新され、X1 U11とは別モデルのような独自の進化(フルモデルチェンジ級)の道を歩んでいるようです。
とくに内装のデジタル化は、見た目だけでなく日々の運転体験を左右します。
iX1 NB5はBMWの電動SUVの入口に位置するだけに、この刷新が他モデルへ波及する可能性も見逃せません。
本記事では、現時点で見えている変更点を整理しつつ、買い替え検討の材料になるよう“変わるところ・変わらないところ”を切り分けて解説します。
❗️記事3行まとめ
✓BMW iX1 NB5の2028年LCIは次世代級
✓外観・内装がノイエクラッセデザインへ
✓買い替え判断に効く変更点と狙いを整理
BMW iX1 U11は2028年にLCI→iX1 NB5へ

まず前提として、今回の話はフルモデルチェンジではなくLCIです。
一般にLCIは、外装の意匠変更や装備のアップデートが中心で、基本骨格や車格そのものが別物になるケースは多くありません。
ただ、iX1 U11は「外見・内装ともノイエクラッセデザインへ」という点が注目で、少なくとも“見た目と操作感”は次世代へ寄せることでiX1 NB5へと進化します。
ここで押さえたいのは、U11ではなくNB5がiX1の次期世代コードとして語られている点と、2028年ごろにLCIが実施される見立てが出ている点です。
時期が正確に確定したわけではありませんが、スパイショット由来の情報が重なってきたことで、方向性はかなり具体的になってきました。
今回のX1 U11のEVであるiX1が新しいコードのNB5として開発されていることは、LCIの枠を超えてBMW最小クラスのEVに力が入っている証拠だと考えます。
現行のX1 U11も日本ではかなり人気の車種ですが、iX1 NB5もそれに匹敵するぐらいの人気車種になるのかもしれません。
LCIとしては異例の外観変更、その中身
BMW iX1 NB5のLCIで最も分かりやすい変化が、外観デザインです。
通常のLCIであれば、バンパー形状の微調整やライト意匠の変更に留まることが多いのですが、今回のiX1はノイエクラッセデザインを強く意識した顔つきになると見られています。
キドニーグリル周辺の処理やヘッドライトの表情は、従来のX1系とは明らかに異なる方向性です。
ノイエクラッセ的フロントマスクの特徴
ノイエクラッセデザインの特徴は、装飾を削ぎ落としたクリーンさと、EVであることを前提にした面構成にあります。
iX1 NB5でも、グリルの存在感は抑えられ、フロント全体がフラットで横方向の広がりを強調する造形になる可能性が高いでしょう。
これは空力性能やEVらしさを強調する狙いもありますが、同時にBMWが「新しい顔」を全モデルに浸透させたい意思表示にも見えます。
BMWが次々と既存モデルをノイエクラッセデザインへ変更する理由は、新しいBMWのブランディングのためだと考えます。
そのため現行型で世界中で人気の高いX1 U11のEVモデルであるiX1をノイエクラッセデザインとすることで、新しいブランドを早く普及させたいというBMWの意図を感じます。
そのためのU11ではなくNB5へ一気に進化させたのではないでしょうか?
インテリア刷新はLCIの枠を超えている
外観以上に注目すべきなのが、BMW iX1 NB5のインテリア刷新です。
スパイショットを見る限り、従来のX1系内装とは明確に決別し、ノイエクラッセ世代の思想を強く反映したレイアウトへ移行する可能性があります。
LCIでここまで大きく室内を変えるのは、外見どうように正直かなり異例です。
物理スイッチ削減とデジタル化の加速
インテリアの最大の特徴は、物理スイッチの大幅削減と大型ディスプレイ中心の操作系です。
メーターとセンターディスプレイが一体化したような構成は、運転席からの情報取得をシンプルにする一方で、「BMWらしい操作感が薄れるのでは」という不安も残ります。
この点は好みが分かれる部分でしょう。
ただ、BMWがこの方向へ進む理由も理解できます。
車種ごとに操作体系が異なる状態は、ユーザー体験として必ずしも合理的ではありません。
iX1 NB5でノイエクラッセ内装を先行投入することで、今後のEVラインアップ全体でUIを統一する狙いがあると考えられます。
物理スイッチからタッチパネルへの移行は、程度の問題だと私は考えています。
操作頻度が高いスイッチまでタッチパネル化するのは、走行時の視線移動が大きくなるなど安全面での危惧があります。
音声認識機能の性能が高まれば、基本操作を音声操作することになります。
その時は物理ボタンが車内から消えてしまうのが理想ではないでしょうか?
まとめ:BMW iX1 NB5の2028年LCIは次世代への転換点
BMW iX1 NB5が2028年にフルモデルチェンジ!LCIではない予想デザインを初公開
BMW iX1 NB5の2028年LCIは、形式上はフェイスリフトであっても、中身は次世代BMWへの大きな一歩と言えます。
外観・内装ともにノイエクラッセデザインを取り入れることで、これまでのX1系とは明確に異なる存在になるでしょう。
私はこのLCIを、単なるマイナーチェンジではなく「次に来るBMW像を先取りするモデル」と捉えています。
iX1の変化をどう受け止めるかは、今後のBMW全体をどう見るかにもつながるはずです。
Reference:autoblog.com
よくある質問(FAQ)
Q1. BMW iX1 NB5の2028年LCIはフルモデルチェンジですか?
いいえ。現時点ではフルモデルチェンジではなくLCI(フェイスリフト)と見られています。ただし外観・内装ともノイエクラッセデザインに寄せる動きがあり、見た目や操作感は“次世代級”に変わる可能性があります。
Q2. 2028年LCIで外観はどこが大きく変わりそうですか?
キドニーグリル周辺の処理やフロント全体の面構成が、よりクリーンでEVらしいノイエクラッセ寄りになる可能性があります。従来のX1系と比べて、顔つきの印象が大きく変わる点が注目ポイントです。
Q3. iX1 NB5のインテリア刷新は何がポイントですか?
物理スイッチを減らし、大型ディスプレイ中心の操作系へ移行する点です。情報表示や操作体系を統一し、今後のBMW EV全体でUIを揃える“先行投入”の意味合いが強いと考えられます。
Q4. なぜBMWはiX1のLCIでノイエクラッセを先に入れるのですか?
iX1は販売台数が見込めるエントリー寄りの電動SUVで、多くのユーザーに次世代BMWの体験を広げやすいからです。LCIで段階的に移行すれば、市場の反応を見ながら世代交代を進められます。
Q5. いまiX1を買うか、2028年LCIを待つか迷っています
デザインやインテリアの刷新を重視するなら、2028年LCIの動向を見て判断する価値があります。一方で現行型の完成度や値引き・納期など実務面のメリットもあるため、「外観・内装の新しさを最優先するか」で判断軸を決めるのが現実的です。







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