BMW iX i20 LCIモデルがスクープ

BMWの電動SUVであるBMW iX の最新モデル、i20 LCIのフェイスリフトについてお伝えします。BMW iXは2021年に市場に投入され、多くの注目を集めましたが、2025年に向けて大幅なアップデートが予定されています。

フェイスリフト(LCI)の背景

BMW iX i20は、BMWが電動SUV市場に投入したフラッグシップモデルです。

市場投入から約4年が経過し、技術の進化と市場のニーズに応えるために、今回のフェイスリフトが計画されています。

このフェイスリフトにより、BMWはさらに競争力を高め、ユーザーに最新の技術とデザインを提供することを目指しています。

また、このiX i20は2025年フルモデルチェンジされるBMW X5 G65では販売されないiX5（EV）の代替車種に位置づけられることから、大幅な商品力アップを行うことで、2025年を待つことになります。

新しいBMW iX i20 LCIモデルでは、命名法が見直され、各モデルの特徴をより明確に示すようになりました。

現在の最上位モデルであるiX M60は、新しいiX M70に改名されます。

これにより、i7 M70と並ぶ高性能モデルとして位置づけられ、619馬力と1100ニュートンメートルのトルクを誇ります。

また、xDrive50はxDrive60に、xDrive40はxDrive45にそれぞれ置き換えられます。

新しいxDrive60は、600馬力未満のパワーを持ちながら、優れた性能を発揮することが期待されています。

ニュルブルクリンクで撮影されたスパイビデオから、BMW iX i20 LCIの外観の変化が明らかになりました。

新しいデイタイムランニングライトのデザインは、水平から垂直の要素に変更され、フロントの新しいヘッドライト内部も改良されています。

これらの変更により、より現代的で洗練された外観が実現されています。

さらに、新しいカラーバリエーションとホイールオプションが追加され、ユーザーはより個性的なスタイルを選択できるようになります。

（引用元：BMW HPより（BMW X3 G45）イメージ写真）

内装面では、新しいステアリングホイールの導入が予定されており、これによりドライビングエクスペリエンスが向上します。

また、インフォテイメントシステムはiDrive 8.5またはiDrive 9にアップデートされ、より直感的で使いやすい操作が可能になります。

さらに、拡張されたアシスタンスシステムにより、安全性と利便性が向上します。

新しいBMW iX i20 LCIモデルでは、パワーアップが期待されていますが、現行モデルの619馬力と1100ニュートンメートルのトルクを大幅に超えることはないと予想されています。

また、航続距離についても大きな進展はなく、むしろ小さな改善にとどまる見込みです。

新しいバッテリー技術であるeDrive 6のデビューは、新世代の「Neue Klasse」に持ち越される予定です。

今回のBMW iX i20 LCIモデルのフェイスリフトにより、2025年に発売されるBMWの主力車種であるBMW X5 G65のEV版であるiX5（発売されないモデル）の代わりを務めるための準備が整います。

デザインの改良、技術的なアップデートにより、BMW iXはますます魅力的なモデルとなります。市場投入は2025年上半期が予定されているのも、新型BMW X5 G65の発売のタイミングと合わせてくるものと思われます。