BMW 740e iPerformance 招待状

先日自宅にBMW大阪から招待状が届いていました。BMW 740e iPerformanceの展示会でも開催するのかと思ったら、ただのDMでディーラーへ試乗に来てください、という内容でした。

BMW 740e iPerformanceとは・・・

G11/G12型のBMW7シリーズの新しいグレードです。要するにプラグインハイブリッド車なんですが、今までのBMWのハイブリッド車はどちらかと言えば成功したとは言い難い車でした。

なぜなら、ハイブリッド車=低燃費、エコという意味合いの車ではなく、ガソリン車+モーター=パワーアップを目指していたからです。要するに市場のニーズにマッチしなかったのが原因。

確かに、3,000cc+ターボ+電動モーターですから通常の3,000cc+ターボ車と比べれば燃費は良いですが、元々3,000cc+ターボ車の燃費が小型車と比べて低燃費な訳ではないので、単純にモアパワーを追求した、と思われて当然。

駆け抜ける喜びをキャッチフレーズに掲げているBMWらしいと言えばそうですが、そもそも価格が高すぎてガソリン代が安く済んだとしても、元を回収するのに何年かかるか分かりませんからね。

今回のプラグインハイブリッドは2,000cc+ターボ+電動モーター

今回のBMW 740e iPerformanceはそんな失敗を踏まえて開発されたプラグインハイブリッド車。なので、BMW7シリーズと言えども、4気筒(2,000cc)+ターボ+電動モーターという仕様になっています。

ハイブリッドシステムはF-1カー見れば分かる通りまだまだ開発段階の車です。要するに、開発費がまだまだ高いということ。なので、天下のトヨタ自動車ならともかく規模が小さいBMWでは複数のハイブリッドシステムを用意できません。

なので、この4気筒(2,000cc)+ターボ+電動モーターという仕様で5シリーズ、3シリーズも今後登場すると思います。

スペック的には・・・

・システムトータル出力:326馬力
・システムトータルトルク:51キロ

ということでBMW 740iとほぼ同等の性能になりますので、名称もBMW 740e iPerformanceとなっているようです。よって、今後5シリーズ、3シリーズに設定される場合も・・・

・BMW 340e iPerformance
・BMW 540e iPerformance

というネーミングになると思います。

4気筒(2,000cc)+ターボの車が1,000万円オーバー

BMW 740e

もちろん、4気筒(2,000cc)+ターボ+電動モーターという仕様でも7シリーズは7シリーズ。BMWのフラッグシップセダンの価格設定です。

・BMW 740e iPerformance:1,169万円
・BMW 740e iPerformance Mスポーツ:1,240万円

7シリーズとしては正当な価格設定ですが、私のようなアラフィフ世代からすると4気筒(2,000cc)の車に1,000万円も払えるか!と思ってしまいます。

確かに最近はダウンサイジングの時代ですから、排気量=価格ではないということは理解できるのですが、BMWのフラッグシップカーが4気筒で1,000万円というのはいかがなものかと。

せめて、6気筒でしょう!と思うのですが、それで前回失敗している。つまり、BMWはハイブリッド車なんか作らなくても良いのでは?どうせ売れないし、と思ってしまいます。

せめて、ハイブリッド車を作るのであれば、小型車で作ってもらうのがイメージ的にもぴったりだと思うのですが・・・。