BMW 6シリーズ 特別仕様 Celebration Edition “Exclusive Sport”

ついにBMW 6シリーズ・グランクーペにも限定車が設定されました。今回はBMW社創立100周年記念の限定車シリーズのようですが、概ねこの手の限定車が設定される場合は、モデル末期での販売促進策になりますね。

BMW 6シリーズ グラン クーペCelebration Edition “Exclusive Sport”(セレブレーション・エディション・エクスクルーシブ・スポーツ)

今回の限定者の主な内容は以下の通りです。

・全国限定33台
・M Sportモデルをベース
・大径20インチ・アロイ・ホイール
・専用アルミ・ウインドー・モールディング
・エクスクルーシブ・ナッパ・レザー
・ピアノ・フィニッシュ・ブラック・トリム
・ボディカラーはブラック・サファイア
・ダイナミック・ダンピング・コントロール
・harman / kardonサラウンド・サウンド・システム(600W、16スピーカー、9チャンネル・サラウンド)

要するに、640i Mスポーツのベース車にオプションをてんこ盛りした仕様です。価格は1,300万円オーバーですが、これだけのオプションを装備すればもっと高額になりますので、そういう意味ではお買い得な1台だと思います。

限定33台の貴重な存在ですが・・・

確かにオプションてんこ盛りでリーズナブルな価格設定ではありますが、これでプレミアムがつくかどうかは疑問。特にエンジンやサスペンションなどに特別装備がある訳ではないので、普通に発注することも可能ですから。もちろん、価格は違いますが。

これに、エンジンがパワーアップしているとか、標準グレードではまったく選べないオプションが装備されているなどがなければ、プレミアム性は期待できないです。

ただし、黒い6シリーズ・グランクーペの購入を検討されている方にはお得な情報だと思いますので、ご検討されてみてはいかがでしょうか?

6シリーズ・グランクーペのモデルチェンジ

おそらく2018年ぐらいにモデルチェンジになると思います。または、2018年に8シリーズに格上げされるか、6シリーズと8シリーズの構成が変更される可能性もあります。

6シリーズ自体は存続すると思いますが、グランクーペの位置づけが変更になる可能性が高いです。ざっくり言うと、6シリーズはよりスポーツ路線に、8シリーズはラグジュアリー路線へ。

もちろん、そうなる場合は6シリーズ・グランクーペは6シリーズではなく、8シリーズ・グランクーペになる可能性が高い。グランクーペの売りはカッコイイデザインにある訳ですから、新型6シリーズの性格とは合わない。

もちろん、これだけの大きなボディでスポーツ路線は厳しいので、ボディを小さくして6シリーズ・グランクーペとして存続する可能性はありますが、そうなると4シリーズ・グランクーペとの棲み分けが難しい。

あくまでも、私の推測ではありますがBMWのシリーズ構成が大きく変化する可能性は高いと思います。