BMW JAPANはBMW5シリーズ G30のLCIモデルの販売を開始しました。
BMW5シリーズ G30 LCIモデルとは?
既に2020年5月には欧州で発表されていた5シリーズ G30のLCIモデルですが、コロナの影響で日本への導入が遅れ、やっと正式に日本での販売が開始されました。
変更点は欧州仕様に準じるので上記の記事をご参照ください。
BMW5シリーズ G30はビジネスアスリートセダンとして3シリーズよりは上級志向のオーナー向けに展開されているグレード。
よってスポーティーというよりは、落ち着いたセダンを中心にツーリングも合わせて展開されます。
しかし、近年のエンジンのダウンサイジング化に伴って、5シリーズも3シリーズ同様に4気筒エンジンが主力となっている現状では3シリーズとの差別化がボディサイズのみとなっており、日本での販売は過去のシリーズほど人気が出ないというのも事実。
その代わりにSUV系のX5やX3等に人気が集中している側面もあります。
日本で販売される5シリーズセダン G30とツーリング G31のラインナップ
まず日本で販売される5シリーズセダン G30のラインナップは以下の通り。
- 523i:2000cc4気筒ターボエンジン(FR/8速AT)
- 530i:2000cc4気筒ターボエンジン(FR/8速AT)
- 540i:3000cc6気筒ターボエンジン(AWD/8速AT)
- 523d:2000cc4気筒ディーゼルターボエンジン(AWD/8速AT)
- 530e:2000cc4気筒ターボエンジン+HV(FR/8速AT)
上記の各グレードに対して Luxury、M Sport、Edition Joy+などが設定。
また同時に5シリーズツーリング G31のラインナップは以下の通り。
- 523i:2000cc4気筒ターボエンジン(FR/8速AT)
- 530i:2000cc4気筒ターボエンジン(FR/8速AT)
- 540i:3000cc6気筒ターボエンジン(AWD/8速AT)
- 523d:2000cc4気筒ディーゼルターボエンジン(AWD/8速AT)
上記の各グレードに対して Luxury、M Sport、Edition Joy+などが設定。
ツーリングにはHVモデルの530eが設定されず、523dを中心に Luxury、M Sport、Edition Joy+が設定されているのがセダンとの違いになります。
日本仕様の5シリーズ G30にはマイルドハイブリッドは未対応
なお、欧州の5シリーズ G30 LCIモデルの目玉となっていた48V仕様のマイルドハイブリッドは日本では非採用となっています。
マイルドハイブリッドとは発進時のみモーターアシストすることで加速の向上と発進時の燃料消費を抑えるHVの仕組みですが、日本での採用が見送られたことに関しては意外です。
日本の方が欧州に比べてゴーストップが多くマイルドハイブリッドの恩恵を受ける機会が多いと思います。
今回のLCIモデル発売に関してマイルドハイブリッドが見送られた理由は不明ですが、マーケティング的に後出しされる可能性があるのか?
または世界的に見て製品への品質要求が高い日本での仕様に耐えられる品質が担保出来なかったのか?
この辺りの事情はおいおい判明すると思いますが、現状では少し残念と言わざるを得ないでしょう。
また遅れて3000cc6気筒ターボエンジン+HVモデルである545eも投入されると思われますし、以前限定販売で登場したMPerformanceモデルであるM550iも再度限定販売で登場するかもしれません。
今後の5シリーズ G30 LCIモデルも楽しみがまだまだ沢山残っていると思われます。
【引用・参照元】
https://www.autocar.jp/news/2020/09/28/572253/?fbclid=IwAR3OrGmpJ4yqVgdgQ_G63iwAn2-Dll4KRGArtDPddmoYszex7VSAUKxWdu0