先日LCIされた5シリーズ G30ですが、その次期モデルであるG60型5シリーズの予想CGが早くも公開されました。
BMW 5シリーズ G60の予想CGの印象
今回公開されたG60型5シリーズの予想CGのデザインインパクトは現在も賛否両論があるG22型4シリーズクーペ以上のインパクトがあるデザインになっています。
恐らくは既に公開されているこちらの記事で紹介したG70型7シリーズをイメージして作られたものだと想像が出来ます。
現状のBMWのデザインは2極化しているような印象です。
これまでの伝統的なキドニーグリルの延長上にあるデザインとG22型4シリーズクーペが象徴するような革新的な大型のキドニーグリルが存在するデザイン。
まだこれらの2つがどのように棲み分けされていくのかが不透明ですが、ベーシックなモデル(1シリーズ、2シリーズ、3シリーズなど)では保守的なデザイン、ラグジュアリーなモデル(4シリーズ、5シリーズ、7シリーズなど)は革新的なデザインという棲み分けなのかもしれません。
そうすると、今回公開されたG60型5シリーズはラグジュアリーな部類に属するので、革新的なデザインを採用する、ということになるのでしょうか?
または今後の電気自動車化を見込んでガソリン自動車との差別化としてキドニーグリルやヘッドライトのデザインを区別する方法なのかもしれません。
まだBMWのデザインの方向性が不明確なので、今回公開されたG60型5シリーズのデザインは、今後も大きく変化する可能性が高いです。
G60型5シリーズのグレード構成予想
G60型5シリーズへフルモデルチェンジするのはあと3~4年ぐらい先になると思われますので、2024年~2025年ぐらいだと予想されます。
欧州で販売される車を全て電気自動車化するのは概ね2035年ぐらいになると思いますので、それまでは10年前後の時間が残されたタイミングでのモデルチェンジです。
しかし、その時期ぐらいから既に多くの自動車メーカーはガソリン自動車と並行して電気自動車も販売を強化している時期だと思いますので、次期G60型5シリーズに関してもデビュー当初から電気自動車のラインナップを揃えてくると予想出来ます。
ガソリン自動車のラインナップ
- 2000cc4気筒ターボエンジン
- 3000cc6気筒ターボエンジン
- 4400cc8気筒ターボエンジン
これらのエンジンに対して1または2のグレードが設定されるのは、現在と同様の構成になります。
電気自動車(HV含む)のラインアップ
- 2000cc4気筒ターボエンジン+モーター
- 3000cc6気筒ターボエンジン+モーター
- モーターのみ
さらに上記プラスしてこれらのエンジンまたはモーターの組み合わせに対しても各1または2のグレードが設定されると思いますので、全部で6から12のグレードで構成されることになると思われます。
G60型5シリーズから派生するM5は完全な電気自動車か?
5シリーズから派生するM5に関しては現行型のF90型M5以降の開発はどうなるのでしょうか?
現在BMW M社も電動化していくことを明言していることから、早えればG60型5シリーズから派生するM5からでも電装化される可能性はあります。
現在のM5でも650馬力をV型8気筒エンジンで出力している訳ですが、環境問題の影響もあり現行のV型8気筒エンジンのさらなる開発、または新規開発のV型8気筒エンジンは可能性が低いと思われます。
しかし、モーターを駆動する電気自動車であればガソリンエンジンよりも簡単に同等の出力を得ることが簡単であることを考えると、次期M5に関しては電気自動車化される可能性が高くなるのではないでしょうか?
現に近いうちに販売が開始される新型の電気自動車であるi4に関しても最強グレードでは500馬力以上の出力を得ることが分かっているので、ある程度の馬力であればモーターの方が簡単であることは想像が出来ます。
大排気量エンジンの販売、開発は難しいけどハイスペックな車の需要はまだまだ高い。
この問題を解決する手法として電気自動車は現状一番コスパに優れた解決方法なのではないでしょうか?
【引用・参照元】
http://bmw.jugem.jp/?eid=34885&fbclid=IwAR2sZiEhntNhjKmIlSA_dpUv4iytosEVERCb6qEFL73ayNMoJ-Okj5UZYDw