BMW M社創立50周年記念モデルとして生産が予定されていたBMW 3.0 CSL G82が公式に発表されました。
BMW 3.0 CSL G82はリア駆動の6速マニュアルトランスミッション
こちらの記事でもお伝えしていますが、かなり前から噂されていたBMW M社の創立50周年記念モデルとして開発が進められていた新型のBMW 3.0 CSL G82が公式に発表されました。
スペックなどの詳細は発表されていませんが、M4クーペ G82やM4 CSL G82と同じ3000cc直列6気筒ターボエンジン(S58)が搭載され、最高出力412kW(560PS)、最大トルク550Nmを発生します。
これによりBMW M社で販売される6気筒エンジン車としては過去最高の出力を発生する車になったということになります。
ただしトルクに関しては先に発売されているM4クーペ G82やM4 CSL G82よりも低い値になっているのは、搭載されている6速マニュアルトランスミッションがこれ以上のトルクに対応出来ないことが原因と思われます。
それでもBMW 3.0 CSLの名前にふさわしい馬力とトルク、後輪駆動、マニュアルトランスミッションを備えたスペシャルなマシンになっていることは間違いありません。
BMW 3.0 CSL G82の世界生産台数はたったの50台
今回発表されたBMW 3.0 CSL G82の生産台数はBMW M社創立50周年にちなんでたったの50台しか生産されないことも発表されています。
過去この手の限定生産者の場合は少なくても生産台数は1000台程度あったことを考えると今回はかなり少ない台数しか生産しないことが分かります。
このBMW 3.0 CSL G82の生産に関しては塗装やボディーワークに関してもかなりの部分が手作業で生産されると発表されていることから、このたった50台を生産するだけでも3ヶ月の期間が必要とのこと。
それだけスペシャルな1台であるということを考えると価格も750,000ユーロ(約1億円)という噂も可能性としてはかなり高いのかもしれません。
公道を走ることが出来る本格的なレーシングマシンが購入出来るのであれば約1億円という価格でも納得して購入する人も世界中にはいると思いますし、純粋にコレクションとして将来の価値向上を狙って購入する人などもいるかもしれませんね。
BMW 3.0 CSL G82は日本では販売されるのか?
この世界限定50台しか生産されないBMW 3.0 CSL G82は日本で購入することが出来るのでしょうか?
今のところどの地域で販売されるのかは公表されていませんが、1つだけ希望があるとすれば今回生産される50台の中には右ハンドル仕様も予定されていることです。
BMWの主なマーケットで右ハンドル車の国はイギリス、日本、南アフリカ、オーストラリアぐらいしか存在しないと思いますので、BMW M4 CSL G82の時のように日本では右ハンドル仕様限定で販売される可能性はあります。
とは言え、世界限定50台しか生産されない車の日本への割当が何台になるのか?
以前BMW 3.0 CSL G82よりも生産台数が多かったBMW M5 CS F90は日本ではたったの5台しか販売されなかったことを考えると、今回のBMW 3.0 CSL G82の日本での販売台数は5台前後ぐらいしか割り当てはないと思われます。
当然販売はBMW公式オンラインストアにて受注受付けののち抽選で決まることになると思いますから、仮に1億円の用意が出来たとしても購入できる人は「運」が強い人だけということになると思います。
【引用・参照元】