日本ではあまり売れていないBMW 1シリーズ F40ですが、世界的にも1シリーズ F40は販売が苦戦していることから、2シリーズ グランクーペ F44同様にLCIを行わずフルモデルチェンジを迎えることになりそうです。
BMW 2シリーズ グランクーペ F44はF74へフルモデルチェンジが確定
既に開発が進められていることが分かっている2シリーズグランクーペ F74ですが、同じシャシーを使用している1シリーズに関しても同様にLCI(マイナーチェンジ)を迎えること無くフルモデルチェンジが行われ新しい1シリーズ F70に移行することになりそうです。
現在BMWでは、急激にEV(電気自動車)へシフトしていることが、今回のLCIを待たずにフルモデルチェンジを行う原因だと考えられます。
つまり、1シリーズ、2シリーズにもEVのラインナップを増やすために最適化されたプラットフォームへ移行するということです。
現在のBMWのコンパクトクラスは先日フルモデルチェンジされたBMW X1 U11が主力となっていますので、シャシーや制御システムなどの機関システムも上記の記事のように、新世代のものへバトンタッチされることになります。
ボディは違うけど、中身にはほぼ同じ、という金太郎飴状態のラインナップを作ることで大量生産+コスト低減を行います。
これは1シリーズ、2シリーズ、そしてBMW MINIも含めた大きな塊の話になりますので、1シリーズ、2シリーズが販売不振であっても、X1シリーズやBMW MINIへの影響するとても重要なプロジェクトになります。
1シリーズ F70、2シリーズグランクーペ F74もiDrive9を搭載
既に2シリーズアクティブツアラー U06でも採用されているiDrive8の進化版であるiDrive8.5とiDrive9がフルモデルチェンジされる今後の車両に搭載されます。
コンパクトクラスにはiDrive9へ一気にシフトすることが分かっており、デザイン的には2シリーズアクティブツアラー U06同様にシフトノブがスイッチ化されたスッキリとしたインテリアに1シリーズ F70、2シリーズグランクーペ F74もシフトします。
ただし、iDrive8の評判が良くない(音声認識操作方法がまだ浸透していない、物理ボタンが存在しないためタッチ操作が主流なため)、それを改善したものがiDrive9になり、コンパクトクラスのみに採用されます。
なぜ、コンパクトクラスのみiDrive9へ移行するのかは、現在の所は不明ですが恐らくは技術的なものがネックになっていると予想されます。
BMW 1シリーズ F70はどのように進化するのか?
1シリーズがフルモデルチェンジされF70へ進化する際には、デザイン面では大きな変更はないと思われる。
なぜならば、既にキドニーグリルはボディサイズと比較して大型なものになっており、これ以上大型化することは考えられない。
その逆にヘッドライトはより薄く、長くなり5シリーズ G60や7シリーズ G70の中間サイズののものになることが予想されます。
テールランプも横長のスッキリとしたデザインになるのがBMWに限らず世界中の自動車メーカーのトレンドです。
ボディは僅かに大型化することでより安全面への配慮がなされるとともに、EV化を見越したバッテリー搭載スペースを確保することもボディの大型化に関係することになると思われる。
EV化に波に1番影響を受けるのがコンパクトクラスです。
ボディの小ささがバッテリー搭載量の制限を生み出し、ガソリン車時代の小型化=低燃費とは真逆の自体を招くからです。
日産のサクラなどのように小ささを逆手にてっと近距離専門のシティコミューターとして割り切れば別ですが、その役目はBMW MINIが担うことになりそうです。
そうなると、コンパクトクラスの存在価値がどんどん減少することになり、1シリーズ、2シリーズの生き残りはどんどんと難しくなるのではないでしょうか?
【引用・参照元】