BMW 1シリーズ F40へ初めて4気筒ガソリンエンジンモデルが投入される模様。
BMW 1シリーズ F40とは?
BMWの最小モデルになる1シリーズは現行型のF40世代からBMW伝統のFRを捨てFFまたはAWDへ大きな変化を遂げました。
しかし、BMWグループであるBMW MINIで長年蓄積したFFモデルのノウハウを駆使することで、ホットハッチらしい活発な動きは維持されています。
BMW MINIよりも少しおとなしめの小型ハッチバックモデルを希望される方、BMW入門者には相変わらずマッチした1台に仕上がっています。
私も先日代車としてBMW 118i Msportに乗る機会がありましたが、期待通り走る楽しさを感じられる1台になっていましたので、詳しくはこちらの試乗記をお読みください。
しかし、BMW 1シリーズ F40のラインナプには現在3気筒ガソリンエンジン(118i系)、4気筒ディーゼルエンジン(118d系)、4気筒ガソリンエンジン(M135i)しかラインナプされていません。
M135iはMパフォーマンスモデルであり、実用的なグレードではないため実質的には実用的なグレードには4気筒ガソリンエンジン車が設定されていませんでした。
また価格帯においても400万円台が中心の118i、118dと600万円台のM135iの間を埋めるグレードが存在していません。
今回発売されるであろう128tiというモデルは、それらの溝を埋める存在として設定されると思われます。
なぜ128iではなく128tiなのか?
今回スクープされたモデルは、1シリーズのラインナプの空白地帯を埋めるモデルとして登場する訳ですが、本来であればネーミングは128iとなるハズです。
しかし、スクープ記事によるとこの車両のネーミングは128tiになると伝えられています。
このネーミングの違いについては詳細は不明ですが、恐らくM135iの車両価格が高すぎたことが原因ではないでしょうか?
M135iは300馬力以上を叩き出す4気筒ガソリンエンジンなので、かなりのハイパフォーマンスなエンジンであり、その馬力を路面に伝えるためにFFではなくAWDという駆動放棄を採用しています。
よってそのパフォーマンスからMパフォーマンスモデルを名乗っているのですが、1シリーズユーザーからするとパフォーマン、価格ともにあまり考えされえいないと考えられます。
そこで、FFでかつそれなりに馬力のあるモデルを投入することで1シリーズユーザーのニーズに近づけようとしていると思われます。
しかし、FFモデルであるがゆえにMパフォーマンスモデルとして認めることが出来ないため、tiという名称を付けているのではないでしょうか?
今回スクープされた128tiは1シリーズのラインナプの空白を埋めるモデルであると同時に、価格も手頃なスポーティーな1シリーズというポジションを形成するモデルになると思われます。
BMW 128tiとはどんなモデルになるのか?
写真を見る限りでは外見上は前後のバンパーのサイド部分のデザインが変更される模様。
インテーク周辺の造形がもう少し強調されたスポーティーなイメージのものに変化されるのではないでしょうか?
またエンジンに関してはBMWの4気筒ガソリンエンジンであるB48エンジンのECUを調整したモデルになると思いますので、馬力的には250馬力程度が見込まれます。
1シリーズを運転した経験からすれば、118iでは実用域に十分なパワーしか備わっていないことは確かですから、250馬力のガソリンエンジンなら十分のモアパワーを得られ、ホットハッチとして十分な性能を得ることが可能。
ぶっちゃけ、M135iのような領域は1シリーズのMモデルに該当する領域だと思いますので、過剰スペック(価格も含めて)なのでしょう。
500万円台でホットハッチとして十分なスペックを得た128tiは十分に走りを楽しめるハッチバック車になるのではないでしょうか?
【引用・参照元】