頑なにFRを守り続けてきた小型ハッチバックのBMW 1シリーズ F20系がついに生産終了の時が近づいてきました。
BMW F20系のエンジンが新基準に適合せず
こちらの記事でも書いていますが新型のBMW 1シリーズ F40系は駆動方式がFRからFFへ変更されます。
これは現行型のBMW MINIや現行型のBMW 2シリーズ アクティブツアラー系と同じシャシーを使用することになりからです。
これにより小型ハッチバック車として最後までFRを堅持してきた最後のBMW 1シリーズが消滅することになり小型ハッチバック車が全てFFまたはAWDへ移行したことになります。
今回のBMW 1シリーズ F20のモデルチェンジの理由の1つとして現行のエンジンがEUの新しい排ガス規制に適合していないことを言明しています。
BMW=FRの図式が崩れて久しいですが今回のBMW 1シリーズのFF化は少しさみしい感じがします。
BMW M140i ファイナルエディション発売か?
既にオーストラリアではBMW M140i ファイナルエディションの発売が決定し、3月から販売されると言われています。
基本的な仕様は以前の記事でご紹介したM Power Edition LImitedに近い仕様になると思われます。
インナーブラック化されたヘッドライトやブラックアウトされたキドニーグリル、その他快適装備であるサンルーフやワイヤレス充電器など装備がてんこ盛りな超お買得な仕様で登場する予定です。
現在日本での販売はアナウンスされていませんが、台数限定でも良いので日本でも発売すれば即完売になるモデルだと思います。
何しろ1シリーズ最後のFR、直6エンジンですからね。
今回のBMW M140i ファイナルエディションは日本と同じ右ハンドルのオーストラリアで販売されますので、期待できると思います。
今後はBMW MINIとBMW 1シリーズが競合車種になります
BMW 1シリーズ F40系が全てFFへ移行することで同じグループであるBMW MINIと競合することが予想されます。
恐らく価格面などでBMW MINIよりも高めの設定になると思いますが、サイズ感などは完全にBMW MINIと競合します。
個人的には今のBMW MINIはボディが大きくなりすぎたこと、デザイン的にクラッシックミニの面影が薄れていっていることなどからあまり好感を持っていません。
また、BMW MINIの主力車種がハッチバックからクロスオーバー系に移行しているのも個人的にはマイナスです。
故に、小さなボディでFFでキビキビ走れる車ということあれば、価格面の問題を考えないのであればBMW 1シリーズとBMW MINIと迷う人が増えそうです。
小型ハッチバックの5ドアならBMW 1シリーズ、3ドアならBMW MINI、こんな棲み分けが価格以外の唯一の棲み分けになると思いますので、今後の購入の際は注意が必要だと思います。
【引用・参照元】