BMWアルピナはG30型5シリーズをベースにしたアルピナD5Sを発売しました。Dなのでディーゼルエンジンモデルですが日本には導入されるのでしょうか?
F10型アルピナD5は日本オリジナル仕様
F10型BMW5シリーズをベースにしたアルピナD5は非常に人気の高いモデルでした。ガソリンエンジン仕様のアルピナB5が1,500万円級のプライスだったにも関わらず、ディーゼル仕様のアルピナD5は格下のD3/D4よりも安い1,000万円を切る価格で販売。
たちまち手に届くアルピナ(と言っても1,000万円ですが)として日本でのアルピナ車の販売に大きく後見したモデルでした。
しかし、実際には日本に導入されたアルピナD5は本国仕様とはエンジンが異なり、かなりスペックダウンしたエンジンが搭載されていました。
よって、日本仕様のアルピナD5だけが世界で一番安い?アルピナモデルになった訳です。
なぜ日本のアルピナD5だけが日本オリジナル仕様なのか?
本国仕様のアルピナD5のディーゼルエンジンが日本には未導入だったため、メンテナンス、排ガス規制等の関係で導入が見送られました。
ただし、ディーゼルエンジンモデルが人気であったために日本側からアルピナ社へリクエストした結果、日本仕様のアルピナD5に搭載可能なディーゼルエンジンをBMWが供給することで実現できました。
なので、日本国内でも販売は限定200台と決められていたようですが、本当に200台を販売したのかは不明です。
アルピナ社は年間生産台数が数千台の世界で一番小さい自動車メーカーとして知られていますが、そんなアルピナ社がなぜ日本からのリクエストを受け付けたのか?
それはアルピナ社の世界販売台数のうち約20%は日本向けと言われています。よって、日本はアルピナ社にとって大口の顧客であったためにリクエストに応えてくれたと思われます。
G30型アルピナD5Sは日本に導入されるのか?
ディーゼルエンジン最強のエンジンでトリプルターボという話。当然そんなエンジンを積んだBMWモデルは現在販売されていませんから、今回も日本への導入は微妙です。
導入されたとしてもまた本国とは違うエンジンを搭載したスペックダウンした車が導入されると思われます。その場合はF10型アルピナD5と同様に思い切ったプライスも考えられます。
現状はまだ日本での話は聞いていませんので実際に導入されるのか?導入される際のスペックも不明です。
ただ、一点だけ言えることはガソリンエンジンモデルのF10型アルピナB5と比べると、明らかにディーゼルエンジンモデルのF10型アルピナD5はリセールが悪いです。
中古車市場に数少ないですが販売されている個体を見るとかなり安くなっています。理由は不明ですがD3/D4の方はリセールが良いことを考えると、エンジンのスペックダウンが不人気の原因かもしれません。
【引用・参照元】
【フランクフルトモーターショー2017】アルピナ、世界最速ディーゼル発表予定… 5シリーズ をトリプルターボ化 | Push on! Mycar-life
BMWをベースにしたコンプリートカーを手がけるアルピナは9月7日、ドイツで9月12日に開幕するフランクフルトモーターショー2017において、新型『D5 S』を初公開すると発表した。