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BMW新型X5 M60 G65が2027年夏発売:V8モデルは日本発売されるのか?

BMW新型X5 M60が2027年夏発売:V8モデルは日本発売されるのか? BMW
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新型BMW X5 M60が2027年に登場するという情報が世界中のBMWファンや自動車業界関係者の間で注目を集めています。特に、V8エンジンを搭載したM Performanceモデルがどのような仕様で登場するのか、そして日本市場での展開があるのかが焦点となっています。

本記事では、次期X5のプラットフォームやデザイン、M60グレードの詳細、エンジン構成、日本での導入可能性について、最新の情報をもとに詳しく解説します。

  1. 2027年に新型BMW X5 M60登場:V8搭載のM Performanceモデルが2027年夏に発売予定。
  2. 電動モデルも同時展開:PHEV「M60e」やEV「iX5」など多様なパワートレインを用意。
  3. 日本ではV8導入が不透明:排ガス規制の影響で、日本はM60e導入の可能性が高い。

新型X5 G65の概要と開発背景

2027年発売予定のBMW X5 G65のデザインがシャークノーズの理由
2027年に登場予定の新型BMW X5 G65は、伝統的なシャークノーズデザインを現代的に再解釈し、エクステリア・インテリアともに刷新されます。冬季テストで見えた新要素や価格予想、デザイン戦略まで、X5の未来像を詳しく解説します。

G65型の登場と進化の方向性

2027年登場が予定されている新型BMW X5は、「G65」という開発コードを持つ第5世代モデルです。現行の「G05」型X5は2018年に登場し、2023年にはフェイスリフトを受けましたが、その寿命は2026年夏までと見られており、完全な世代交代が進行中です。

G65型X5は、BMWのCLARプラットフォームを引き続き採用しながらも、次世代デザイン言語である「Neue Klasse(ノイエ・クラッセ)」の要素を一部取り入れた進化型となります。完全なNeue Klasseベースではありませんが、未来的なシルエットやLEDグラフィック、そして空力性能を重視したディテールにより、従来のSUVデザインから一歩先を行くモデルとなる見込みです。

生産スケジュールと注目ポイント

BMWは、2026年8月からアメリカ・サウスカロライナ州スパルタンバーグ工場でG65型X5の量産を開始する計画を立てています。これはBMWの主要SUV拠点であり、X3、X5、X6、X7といった人気モデルが一貫して生産されている重要な施設です。

そして、今回注目のX5 M60については、通常グレードの生産から約半年後の2027年3月に生産が始まる予定です。M Performanceモデルとしての位置づけを考慮すると、専用のセッティングやエンジン搭載のために開発期間が長く設定されていると考えられます。これにより、同年夏頃のグローバルデリバリーが想定されています。

X5 M60のスペックとM Performanceの位置づけ

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Mモデルとの違い:日常性と高性能の融合

X5 M60は「M」の名を冠しながらも、フルスペックのMモデル(例:X5 Mコンペティション)とは一線を画す“M Performance”グレードです。パワフルなV8エンジンを搭載しながらも、サーキット志向のチューニングではなく、日常使用における快適性とスポーティさのバランスを追求しています。

例えば、X5 M60は電子制御式ダンパーやアダプティブエアサスペンション、Mスポーツディファレンシャルなどを標準装備しますが、専用のワイドボディやサスペンション設定など、フルM仕様ほど過激な構成ではありません。この絶妙な「ミドルゾーン」が、ビジネス層や家族持ちの層にも人気を博している理由の一つです。

モデル名の変化:X3 M50との共通戦略

従来、ガソリンモデルには「i」が付されていましたが、BMWは最近この「i」をガソリン車から除く方向に舵を切っています。その流れはX3 M50iが「X3 M50」に名称変更されたことからも明らかです。今回のX5 M60も同様に、「M60i」ではなく「M60」として登場することが判明しています。

これは、電動化が進む中で「i」の混乱を避けるためのネーミング再編であり、今後のBMWラインアップ全体に波及していくと見られています。M Performanceモデルの再定義として、名称と機能の両面でのアップデートが進行中です。

V8エンジンS68型の特徴と地域別提供状況

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S68型4.4L V8ツインターボの実力

新型X5 M60に搭載されると見られている「S68」型エンジンは、BMWが近年開発した最新の4.4リッターV型8気筒ツインターボユニットです。このエンジンは、電動化を見越した48Vマイルドハイブリッドシステムを統合しており、高出力と環境性能を両立しています。

最大出力は600馬力超とされ、0-100km/h加速は約4秒台というパフォーマンスを発揮。現行のX7 M60iやアルピナXB7にも搭載されており、パワフルでありながらスムーズで高級感のある走りが特長です。また、従来のS63型よりもエミッション対応に優れており、将来的な環境規制にも一定の適応力を持っています。

地域ごとの導入制限と展開戦略

しかしながら、このV8モデルはすべての市場で導入されるわけではありません。アメリカや中東市場では引き続きV8エンジンが支持されており、現地の規制も比較的緩やかなため、S68搭載のX5 M60がそのまま展開される見通しです。

一方、欧州や日本市場では排ガス規制(Euro 7やポストPND)への対応が厳しく、V8モデルの正規導入は現時点で未定とされています。そのため、BMWはこれらの地域向けに直列6気筒+電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド「X5 M60e」のような代替モデルを計画している可能性が高く、今後の動向に注目が集まります。

デザインの刷新とインテリアの先進性

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Vision Neue Klasse Xから着想を得たエクステリア

新型X5(G65型)は、次世代BMWのデザインビジョンである「Vision Neue Klasse X」から多くの要素を取り入れたエクステリアとなる予定です。特に、滑らかな面構成とLEDグラフィックを用いた薄型ライト、そして縦方向に強調されたグリルデザインが新しさを感じさせます。

また、ドアハンドルはウィングレットのようなフラット構造に変更され、空力性能の向上と未来感のあるビジュアルを実現。従来のSUVらしい堅牢さは維持しつつも、より都会的で洗練されたルックスに刷新される見込みです。

パノラミックディスプレイと次世代インフォテインメント

インテリアにおいても、BMWは革新的な進化を加える予定です。注目は、新型テレマティクスシステム「EES25」の搭載で、これはG70型7シリーズや新型X7にも採用されている最先端技術です。

EES25は、インストルメントパネル全体にパノラミックディスプレイを展開し、ドライバーと助手席の双方で情報共有が可能となる設計。また、音声アシスタントの強化やジェスチャーコントロールの精度向上により、直感的な操作性を実現しています。さらに、AR(拡張現実)を活用したナビゲーションシステムの搭載も検討されており、より先進的なドライビング体験が期待されます。

導入予定パワートレインと電動化戦略

多彩なラインアップ:直6からEVまで

G65型X5には、従来以上に幅広いパワートレイン構成が用意されると予想されています。具体的には、ガソリンモデルの「40i」、クリーンディーゼル仕様の「40d」、プラグインハイブリッド「50e」、さらにフル電動モデルの「iX5」など、多様なニーズに応えるラインアップが想定されます。

とくにPHEV(プラグインハイブリッド)の進化は著しく、従来の45eよりも航続距離・燃費性能・システム出力すべてが向上している点が特徴です。欧州市場ではPHEVのシェアが拡大しており、日本市場においてもその動向が反映される可能性は高いです。

M60eの登場とその狙い

V8モデルの展開が困難な地域向けに、新たな選択肢として注目されているのが「X5 M60e」です。このモデルは、直列6気筒エンジンと高出力モーターを組み合わせたPHEV仕様となる可能性が高く、M Performanceの名にふさわしい動力性能を維持しながらも、環境規制に適応する戦略モデルとして期待されています。

BMWは今後、主要市場の規制に応じた柔軟なパワートレイン供給を進める方針を示しており、X5 M60eはその象徴的な一台になるといえるでしょう。

日本市場への導入可能性と影響要因

日本でのV8モデル導入に立ちはだかる壁

BMW X5 M60に搭載されると予想されているV8エンジン(S68型)は、排気量・出力ともに高性能である一方、日本市場においては環境規制の面で大きな課題があります。ポスト新長期規制(日本版Euro 6)や今後のゼロエミッション化政策により、大排気量ガソリンエンジンの正規導入は年々難しくなっています。

また、国内の消費者動向としても、都市部を中心に環境性能や燃費を重視するユーザーが増加しており、V8モデルに対するニーズが縮小傾向にあることも事実です。こうした背景から、BMWが日本向けにV8搭載のX5 M60をそのまま展開する可能性は低くなっていると考えられます。

M60eや直列6気筒モデルによる代替戦略

その代替策として有力視されているのが、「X5 M60e」の日本導入です。このモデルは、直列6気筒エンジンと高性能モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド仕様で、V8に匹敵するシステム出力を実現しつつ、排出ガスや燃費基準をクリアする設計が想定されています。

さらに、従来から人気の高い40i(ガソリン)や50e(PHEV)も引き続き提供される見込みで、これらのモデルがM Performanceラインの実質的な主力になる可能性もあります。BMWは市場ごとの環境・規制に応じた戦略を取っており、日本では「性能と環境の両立」が鍵となりそうです。

まとめ:大排気量V8エンジンの今後

正式発表を待つ新型X5の全貌

2027年夏の発売に向けて、徐々に明らかになってきた新型BMW X5 M60。高性能V8エンジンや先進的なインテリア、デザイン刷新など、BMWの次世代SUVとしての注目度は非常に高いものがあります。一方で、各地域の排出ガス規制や消費者ニーズの変化に応じて、提供されるパワートレインは大きく異なることが予想されます。

日本市場では、現時点でV8モデルの正規導入は不透明ですが、その代替として期待されるM60eやPHEVモデルによって、走りと環境性能のバランスが取られた選択肢が提示される可能性があります。

M Performanceモデルの今後の意義

X5 M60の登場は、単なる新型車の発表にとどまらず、BMWがどのように高性能モデルを未来へと継承していくかを示す象徴的な一歩といえます。V8という伝統の継続、あるいは電動化との融合という視点から、M Performanceモデルの在り方は今後さらに進化していくことでしょう。

しかし、多くの先進国では環境問題の関係で大排気量エンジンの販売に難色を示す場合が多くなっています。よって、BMWの場合は5シリーズ(X5含む)以上のM Performanceモデルの発売が見送られる可能性が高まります。

現に日本では5シリーズ G60には4気筒2000ccエンジン(ガソリン&ディーゼル)しかICEモデルは設定が行われていないことを考えるとX5 G65のM60の販売は難しいのかもしれません。

Reference:autoevolution.com

よくある質問(FAQ)

Q1. BMW X5 M60とはどのようなモデルですか?

BMW X5 M60は、M Performanceシリーズに属する高性能SUVで、フルMモデルよりも日常使用に適した快適性とパフォーマンスを両立したモデルです。2027年モデルでは、V8エンジンや先進技術が採用される予定です。

Q2. 2027年モデルのBMW X5 M60はいつ発売されますか?

BMW X5 M60の量産は2027年3月にアメリカ・スパルタンバーグ工場で開始される予定で、グローバルでの発売は2027年夏と見込まれています。

Q3. BMW X5 M60のV8エンジンはどのような性能ですか?

新型X5 M60には、最大出力600馬力超の「S68」型4.4L V型8気筒ツインターボエンジンが搭載されると予想されています。電動化対応の48Vマイルドハイブリッド機構も統合されています。

Q4. BMW X5 M60は日本市場でも発売されますか?

日本市場へのV8モデルの導入は排ガス規制の影響で未定ですが、代替として直列6気筒を搭載したプラグインハイブリッド「X5 M60e」の導入が検討されている可能性があります。

Q5. 新型X5の他のパワートレインやモデルにはどのようなものがありますか?

新型X5では、ガソリンエンジンの「40i」、ディーゼルの「40d」、プラグインハイブリッド「50e」、そしてフル電動モデルの「iX5」など、多彩なパワートレイン構成が提供される予定です。

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