中古車を購入する際に不具合が発生することもあります。BMWの中古車が不良品であった場合、その車を返品できるかどうかについてジム・オグデンさんの体験談に基づいて考えてみたいと思います。
BMW M240iクーペの中古車を購入したジム・オグデンさんの体験談
ジム・オグデンさんはカリフォルニアのサンタクララにあるスティーブンスクリークBMWで中古の2023年モデルM240iクーペを購入しました。
しかし、購入直後からBMW コネクティッドドライブのアカウントへの接続に問題が発生し、これがきっかけで車がディーラーおよびBMW本社に送られる事態となりました。
購入後、ディーラーの整備士が車を操作している最中にBMW コネクティッドドライブアカウントに接続できないという問題が発覚。
ディーラーはBMWがアカウントを解決するのを待つようアドバイスしましたが、問題は解決されず、車はサービス部門に6週間以上も滞在することとなりました。
問題は逆に悪化し、ディーラーは計器コンソールや電子モジュールの交換を行いましたが、最終的にはBMWに車を引き渡すことに。
ディーラーは責任を負わず、買い戻し(返品)を求める一方で、弁護士も中古車の場合は買い戻し(返品)は難しいとの回答がありました。
BMWの中古車購入時のポイント
次に、購入者が中古車を選ぶ際に注視すべきポイントについて詳しく解説します。
特に、「チェックエンジン」ランプ、車両の異音、タイヤ圧の警告、オイル漏れなど、中古車を選ぶ際の注意点を指摘します。
これらのポイントがしばしばトラブルの兆候となります。
BMWの中古車購入時の防衛策
購入者が中古車を購入する際に、ディーラーに引き渡す前に注意すべき具体的な防衛策についてアドバイスします。
購入者が契約を締結する前に車両の動作や機能を十分に確認することの重要性を強調し、問題が見つかった場合は積極的に対処するべきだと伝えます。
BMWとのコミュニケーション
購入者がBMWとのコミュニケーションをとる際のアプローチについても解説します。
ディーラーが責任を負わない場合、BMW本社に直接コンタクトする方法や、エグゼクティブカスタマーサービスに訴える手段があります。
BMWの中古車における買い戻し(返品)プロセス
BMWが中古車を買い戻し(返品)するプロセスについて詳しく説明します。
購入者がどのようにBMWに対して買い戻し(返品)の要求を行い、どのようなステップを踏むべきかをわかりやすく伝えます。
また、実際の事例から、BMWが購入者に対して新しい車の提供やディスカウントを提案するケースも紹介します。
BMWの中古車が不良品であった場合、買い戻し(返品)が可能なのか?
BMWの中古車が不良品だった場合、返品が可能なケースがあることが分かりました。
しかし、購入者自身が慎重に選定し、購入時に問題を見逃さないようにすることが重要です。
また、BMWとの円滑なコミュニケーションも重要なポイントとなります。
購入者は自らの権利を理解し、トラブルが生じた場合に的確に対応することが求められます。
この話はアメリカでのお話ですが、日本の場合はどうなるのでしょうか?
この話はアメリカのBMWディーラー、アメリカ人の購入者の事例です。
日本の場合は、正規BMWディーラーで中古車を購入した場合は、手厚い保障が付いています。
よって、基本的には保証で不具合を修理することが前提です。
また、新車及び中古車においてメーカーや販売者のミスによる防ぎようのない故障、トラブルが原因での買い戻し(返品)に関しては、基本的には難しいと考えるのが妥当です。
中古車の返品は原則不可
初期不良は販売店の責任であるため、返品ができるようにも感じられます。しかし、中古車の返品は基本的に不可能です。自分の身に覚えのない故障があったとしても、返品できないことを覚えておきましょう。
購入時とは年式や車の消耗度が変わるため、返品が難しいことが理由として挙げられます。返品に対応するかどうかは業者によって変わるため、念のため確認しておくと良いでしょう。
契約不適合責任で損害賠償請求も可能
返品ができないとなると、一見泣き寝入りするより他にないように見えます。中古車の返品は原則として不可能ですが、必ずしも対応策がないわけではありません。
購入者に非がない場合、契約不適合責任として損害賠償を請求することができます。契約不適合責任は旧瑕疵担保責任のことです。
ここで注意しておきたいポイントがあります。車両状態説明書に書かれている内容であるか否かによって、損害賠償の請求結果は左右されるでしょう。購入時の車の状態や通知の有無は重要になります。
(引用:ネクステージHPより)
このように、中古車においては基本的に返品はできないのが前提です。
購入時に交わした売買契約書にもその旨の記載があると思いますので、特に中古車の返品は事実上難しいと考えてください。
たまに聞く話として、中古車販売店が不良品とされる車をできるだけ販売した価格に近い金額で買い取ることを提案される場合があります。
その場合、当然金額面では購入者は損をしますが恐らくは他店で買取りされる金額よりも高額で買い取られることになるので、損得だけを考えるのであれば最善の策と言えると思います。
よって、中古車を購入する場合は、何(どの車)を購入するのか?よりもどこ(中古車販売店)で購入するのか?を選ぶことが重要です。
私の過去の経験談も交えて、特にBMWやBMW MINIの中古車の買い方についての記事をご参照いただけると幸いです。
Reference:elliott.org