BMWの最新車両には、Mパフォーマンスモデルに特有のMエンブレムの取り付け方法に変化が見られます。今回の記事では、なぜBMWがMエンブレムの配置方法を変更しているのかについて掘り下げていきます。
BMWのMエンブレムとは?
BMWのMエンブレムは、Mシリーズに由来し、高性能やスポーティネスを象徴する重要なエンブレムです。
これはBMWのスポーツカー部門であるM部門が製造する車両に搭載されており、例えばM3やM5などのモデルで見ることができます。
Mエンブレムは、その車両が特にチューニングされたエンジン、スポーティな外観、高性能なブレーキシステム、および専用の操舵システムを備えていることを示しています。
これにより、BMWのMシリーズは高速道路でのパフォーマンスやコーナリング時の安定性において優れた性能を発揮します。
Mパフォーマンスモデルとは?
近年、BMWはMパフォーマンスというカテゴリーで、本格的なMモデルには及ばないが、高性能なパフォーマンスを提供する車両を展開しています。
これらの車両は、Mエンブレムが取り付けられており、スポーティな外観やパフォーマンスが特徴です。
Mパフォーマンスモデルは、例えばM240iやX3 M40iのように、エンジンの出力やブレーキシステムの性能が強化され、スポーツ走行に適した特性を持っています。
これにより、ドライバーはスポーツカーとしての満足感を得ることができ、BMWのパフォーマンスカーの伝統を受け継いでいます。
Mエンブレムの配置変更の背景
新型車両では、先進的なテクノロジーの導入により、エンブレムの配置にも変化が生じています。
特にM240iでは、アクティブグリルが採用されており、これに合わせてエアインテークにMエンブレムを配置することで、エアフローの最適化とデザインの調和を図っています。
これは技術革新に対するBMWの回答であり、エンブレムの位置は性能とデザインの両立を追求した結果です。
BMWのMエンブレムの今後の配置
BMW Mパフォーマンスモデルに取り付けられているMエンブレムは、これまではBMW Mモデルと同様にキドニーグリルに取り付けられることがほとんどでした。
しかし、キドニーグリルの形状が固定式から可動式に変化している現状では、物理的にキドニーグリルにMエンブレムが取り付けられないモデルが登場しています。
よって、車種ごとにバラバラの位置にMエンブレムを取り付けるのではなく統一的な位置にMエンブレムを取り付けるという意味から、今後はキドニーグリルではなくエアダクトに取り付けられることになりそうです。
また、BMW Mモデルとの差別化の意味からもキドニーグリル以外の場所にMエンブレムを取り付けることで、BMW Mモデルと Mパフォーマンスモデルの差別化を明確にする意味もあります。
よって、今後のBMWパフォーマンスモデルに取り付けられるMエンブレムは、キドニーグリルではなくエアダクトなどのこれまでよりも目立ちにくい場所に移動して取り付けられることになりそうです。
Reference:motor1.com