2026年に登場が見込まれる「BMW iX4(開発コード:NA7)」が、テスト車両のスパイショットで姿を見せました。
iX4はBMWの“クーペSUV(SAC)”枠を担ってきたX4の流れをくむ一方で、エンジン車ではなく完全電動モデルとして計画されているのが大きなポイントです。
本記事では、まず写真から確認できる外観の要点を押さえつつ、兄弟車とされるiX3(NA5)とどこが似ていて、どこがクーペSUVらしく変わるのかを「デザイン」に絞って整理します。
私自身、BMWのSACは“ルーフラインの美しさ”が命だと思っているので、NA7がどんなシルエットを狙ってきたのかは特に注目しています。
❗️記事3行まとめ
✓新型BMW iX4 NA7がスパイショットで判明
✓iX3 NA5と比較しデザインの違いを整理
✓クーペSUVとしての方向性を読み解く
2026年 新型BMW iX4 NA7とは

BMW iX4(NA7)は、BMWの次世代EV「Neue Klasse」世代で用意される、電動のクーペSUV(スポーツ・アクティビティ・クーペ)として開発が進むモデルです。
ポイントは、X4が担ってきたクーペSUVの系譜を引き継ぎつつ、iX4ではエンジン車を用意せず、電動モデルとして打ち出すとされている点にあります。
テスト車両はドイツで走行が確認されており、外観はカモフラージュされていますが、iX3(NA5)と共通点が多い“兄弟車”という位置づけが見えてきます。
私はここを、iX3の単純な派生ではなく「後半の造形で性格を変えるモデル」として捉えています。
公開時期は2026年夏頃、量産は同年11月頃にハンガリー・デブレツェン工場で開始すると伝えられています。
BMW iX4 NA7の外観デザイン
フロントマスクに見る新世代BMW EVの共通点
公開されているスパイショットを見る限り、BMW iX4 NA7のフロントデザインは、同時期に開発が進められたiX3 NA5と強い共通性を持っています。
ヘッドライトは薄型で横方向への広がりを強調した形状となっており、キドニーグリルも従来のエンジン車のような立体感は抑えられています。
グリル周辺は空力を意識したフラットな処理がなされ、EVらしいクリーンな印象です。
やはり兄弟車ということで先代のX3 G01とX4 G02と同様な関係性であることが分かります。
クーペSUVらしさを強調するサイドとルーフライン
iX4 NA7で最も注目すべきは、やはりサイドビューです。
ルーフラインはiX3よりも明確に後方へ向かって絞り込まれ、リアにかけて滑らかに落ち込むクーペSUVらしいシルエットが確認できます。
ホイールベースや前後オーバーハングはiX3と近い印象ですが、キャビン後半の造形によって、視覚的にはより低く、よりスポーティに見える構成です。
実用性よりもデザイン性を重視するSACの思想が、この時点ですでに明確に表れています。
リアデザインから読み取れるモデルの性格
リア周りはまだ厳重にカモフラージュされていますが、テールゲートの角度やガラスエリアの狭さから、iX3とは異なるキャラクターが想定されていることが分かります。
SUVとしての積載性を最大限に確保するiX3に対し、iX4はあくまで「スタイルを優先するEVクーペSUV」という立ち位置です。
先代のX4 G02よりもテールの位置が高く感じます。
これは現行型のX2 U10と同じデザインの傾向を示していると思われますが、少しルーフのなだらかさが減少しているように見えて個人的には少し残念な気もします。
iX3 NA5との比較で見えるiX4 NA7のデザイン上の違い
同じEVプラットフォームでも印象が変わる理由
BMW iX4 NA7とiX3 NA5は、開発世代や基本構成を共有する兄弟モデルとされていますが、スパイショットを見比べるとデザイン上の狙いは明確に異なります。
iX3はSUVとしての実用性を意識し、ルーフラインも比較的水平に保たれています。
一方のiX4は、後席後方からリアエンドにかけてルーフを大きく寝かせ、全体のプロポーションをより低く見せています。
この違いによって、同じ電動SUVでありながら、iX4はよりスポーティでパーソナルな印象を受けます。
リアセクションが生むキャラクターの差
デザインの差が最も分かりやすいのはリア周りです。
iX3がラゲッジスペースを優先した直立気味のテール形状なのに対し、iX4はガラスエリアを絞り込み、テールゲートも寝かせた構成になると見られます。
私はこの違いから、BMWがiX4を「実用性よりスタイルを選ぶ層」に向けた別解として用意していると感じました。
同じEVでも、用途と美意識によって選択肢を分けるというBMWらしい考え方が、デザインからはっきり伝わってきます。
予想レンダリングが示すiX4デザインの方向性
出典:kolesa.ruより
海外EV系メディアでは、スパイショットを基にしたBMW iX4の予想レンダリングも公開されています。
そこでは、実車写真で確認できるクーペSUV的なルーフラインを前提に、フロントからリアまで一体感のある滑らかなボディ造形が描かれています。
特に印象的なのは、リアエンドをシャープにまとめることで、SUVでありながらクーペのような軽快さを強調している点です。
あくまで予想図ではありますが、スパイショットと大きく矛盾しないことから、デザインの方向性を理解する参考材料としては十分価値があると私は考えています。
まとめ:BMW iX4 NA7はiX3 NA5の別解としてのクーペSUV
BMW iX4 NA7は、iX3 NA5と同じ電動SUVの枠組みにありながら、デザイン面では明確に異なる方向性を与えられたモデルです。
スパイショットから読み取れるのは、実用性を重視するiX3に対し、iX4はクーペSUVとしてのスタイルを優先するという役割分担です。
私はこの2台の関係性を「上下関係」ではなく、「用途と美意識の違いによる並列の選択肢」と捉えています。
正式発表前の段階でも、BMWがEV時代においてデザインの多様性を重視していることは、iX4の存在から十分に感じ取ることができます。
Reference:bmwblog.com
よくある質問(FAQ)
Q1. BMW iX4 NA7はいつ発表・発売されますか?
現時点では正式発表日は確定していませんが、海外報道では2026年夏頃の公開、2026年11月頃に量産開始という見通しが伝えられています。最新情報は更新される可能性があるため、続報の確認が重要です。
Q2. iX4 NA7とiX3 NA5の最大の違いは何ですか?
本記事で整理した範囲では、両車は兄弟関係にありつつ、デザインの狙いが異なります。iX3は実用性を意識したSUV寄り、iX4はルーフラインを強く寝かせたクーペSUV寄りのスタイルが特徴です。
Q3. iX4 NA7は「iX3のクーペ版」と考えてよいですか?
大枠では近い捉え方ですが、単なる派生というより「同じ枠組みの別解」としてデザイン面で性格が分けられている、という見方が自然です。写真からも、後半の造形がスポーティに振られている点が確認できます。
Q4. 予想レンダリングはどこまで信用できますか?
予想レンダリングはスパイショットを基にした推定図であり、確定情報ではありません。ただし、実車写真で確認できるシルエットや面構成と大きく矛盾しない場合は、デザインの方向性を理解する参考として役立ちます。
Q5. デザイン比較を見るうえで注目すべきポイントは?
注目点はフロントよりもサイド〜リアです。クーペSUVらしさはルーフライン、ガラスエリアの絞り込み、テールゲートの角度に表れやすく、iX3 NA5との差もここで最も分かりやすくなります。









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