BMWファン待望の新型M3ツーリングG81 LCIがついに登場しました。BMW初のM3ツーリングモデルとして注目を集めるこの車は、スポーツ性能と実用性を高次元で両立している点が大きな魅力です。最新のロードテストでは、0-100km/h加速3.6秒という驚異的なタイムを記録し、さらにAMG C63とのドラッグレースでも圧倒的な実力を見せつけました。
スポーツカー顔負けの加速力と、日常使いに十分な積載性を兼ね備えたM3ツーリングG81は、ファミリー層やスポーツ走行愛好者の両方にとって非常に魅力的な一台となっています。
本記事では、注目の新型M3ツーリングG81のスペック、走行性能、ライバルとの比較を中心に詳しく解説していきます。
- BMW M3ツーリングG81が0-100km/h 3.6秒:圧巻の加速力でスポーツカーを凌駕。
- AMG C63とのドラッグレースで勝利:高性能と軽快さで圧倒しました。
- 実用性とスポーツ性を両立:ワゴンでも走りと快適性を両立。
2025年BMW M3ツーリング G81 LCIとは?

モデル概要と開発背景
BMW M3ツーリングG81は、伝統的にセダンボディで展開されてきたM3シリーズに初めて追加されたツーリング(ステーションワゴン)バージョンです。スポーツカーとしての性能を犠牲にせず、実用性を高めたモデルとして開発され、ファンや実用重視のユーザーから大きな期待を集めています。BMWはこのモデルにより、メルセデスAMG C63エステートやアウディRS4アバントなどがひしめく高性能ワゴン市場に本格参入しました。
BMW初のM3ツーリングについて簡単に紹介
これまでM3にはクーペやセダン、カブリオレが存在しましたが、正式なツーリングモデルは存在していませんでした。G81型M3ツーリングは、3.0リッター直列6気筒ツインターボエンジンを搭載し、510馬力の最高出力を誇ります。また、BMWのxDriveシステムによる四輪駆動を採用し、あらゆる路面状況で安定した高性能を発揮します。このLCIモデルにより、M3シリーズのラインナップはさらに多様化し、幅広いニーズに応えることが可能となりました。
ロードテストで見えた走行性能

公式テストデータ(0-100km/h加速、ブレーキング性能)
最新のロードテストにおいて、2025年型BMW M3ツーリングG81 LCIは、0-100km/h加速をわずか3.6秒で達成しました。この数値は、同クラスの高性能ワゴンの中でもトップクラスであり、スポーツカーに匹敵する加速力を誇ります。
また、ブレーキング性能も非常に優れており、100km/hからの完全停止までの制動距離は約32メートルと記録されています。これは車両重量を考慮しても驚異的な数値であり、制動時の安定性とブレーキフィールの優秀さを示しています。
ドライビングフィールの特徴(ハンドリング、安定性)
ドライビングフィールにおいても、M3ツーリングG81 LCIは高い評価を得ています。まずハンドリング性能ですが、xDrive四輪駆動システムの恩恵により、コーナリング時のトラクションと安定感が非常に高いです。ステアリングの応答性もシャープで、ドライバーの操作に対してダイレクトに反応するため、ワゴンボディであることを忘れるほど俊敏な動きを見せます。
さらに、走行安定性に優れる点も特徴です。高速域での直進安定性はもちろん、荒れた路面でも足回りがしなやかに路面追従し、不快な振動を効果的に抑制します。このため、スポーツ走行だけでなく、ロングドライブや日常使用でも優れた快適性を提供するバランスの良さが際立っています。
ドラッグレース対決!AMG C63との比較
ドラッグレース結果概要
2025年型BMW M3ツーリングG81 LCIとメルセデスAMG C63 S E-Performanceとのドラッグレース対決が実施されました。この直接対決では、M3ツーリングが見事に勝利を収め、0-100km/h加速と400メートル走行の両方で優れたタイムを記録しました。特にスタート直後のトラクション性能と、中間加速での伸びが目立ち、四輪駆動システムと軽快なパワーデリバリーの優位性が際立ちました。
AMG C63との加速性能、スペック比較
BMW M3ツーリングG81は、3.0リッター直列6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は510馬力、最大トルクは650Nmを発揮します。対するAMG C63は、2.0リッター直列4気筒ターボに電動モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用し、最高出力は680馬力と一見上回りますが、車両重量が重く、0-100km/h加速は約3.9秒にとどまっています。このため、実際のドラッグレースでは軽量かつレスポンスに優れるM3ツーリングが有利となりました。
M3ツーリングの強み・弱み
M3ツーリングG81 LCIの強みは、軽量ボディと直列6気筒エンジンのバランスに優れたパワー特性です。四輪駆動による抜群のトラクション性能と、サーキット走行にも対応できる高い剛性設計が、加速とコーナリングの両面で優れたパフォーマンスを支えています。
一方で、AMG C63に比べるとハイブリッド技術による低速域の瞬発力では若干劣る場面もあり、電動アシストによる即時トルクという点では敵わない側面も存在します。しかし、総合的なドライビングプレジャーではM3ツーリングが一歩リードしていると言えるでしょう。
パワートレインと駆動システムの詳細
エンジンスペック(S58直6ターボ)
2025年型BMW M3ツーリングG81 LCIは、Mモデル専用に設計されたS58型3.0リッター直列6気筒ツインターボエンジンを搭載しています。このエンジンは最高出力510馬力、最大トルク650Nmを発生し、高回転までスムーズに吹け上がる特性が特徴です。また、エンジンレスポンスにも優れており、アクセル操作に対して瞬時に鋭い加速を引き出します。
4WD(xDrive)システムとその特性
M3ツーリングにはBMWの先進四輪駆動システム「xDrive」が標準装備されています。このシステムは通常時に後輪駆動寄りの配分を行いながら、必要に応じて前輪にも駆動力を配分することで、俊敏なハンドリングと高いトラクション性能を両立しています。特にスタートダッシュ時やコーナリング中の安定感は非常に高く、路面状況を問わず優れたドライバビリティを発揮します。
トランスミッション性能
トランスミッションには、8速Mステップトロニックオートマチックが採用されています。このトランスミッションは滑らかな変速と素早いシフトレスポンスを両立し、街乗りからサーキット走行まで幅広いシーンに対応します。パドルシフトによるマニュアル操作も可能で、よりダイレクトなドライビングを楽しむことができます。
実用性とラゲッジスペース
ワゴンボディの積載力
M3ツーリングG81は、ステーションワゴンならではの優れた積載力を誇ります。リアシートを立てた状態でも約500リットル以上のラゲッジスペースを確保しており、日常の買い物やレジャーに十分対応できます。リアシートを倒せばさらに広大な荷室が現れ、大型の荷物も楽に積載可能です。
ファミリー層へのアピールポイント
高性能スポーツカーでありながら、家族での使用にも耐えうる実用性を備えている点が大きな魅力です。後部座席の居住性も十分に確保されており、チャイルドシートの装着にも対応。ファミリー層にとっても非常に現実的な選択肢となっています。
実用性とスポーツ性能の両立について
M3ツーリングG81は、スポーツ走行と日常使いという相反するニーズを高次元で両立しています。荷室容量や後部座席の快適性を犠牲にすることなく、サーキット走行にも耐えうる高性能を実現している点は特筆すべきポイントです。実用性を求めながらも走りを妥協したくないユーザーにとって、まさに理想的な一台といえるでしょう。
エクステリアとインテリアデザイン
外観デザインの特徴(エアロパーツ、ホイールなど)
2025年型BMW M3ツーリングG81は、Mモデルならではのアグレッシブなエクステリアデザインが特徴です。大型キドニーグリルに加え、専用設計のフロントバンパー、サイドスカート、リアディフューザーが採用され、空力性能を高めながらスポーティな印象を強調しています。
ホイールは19インチまたは20インチの軽量鍛造ホイールが設定され、Mスポーツブレーキシステムを装備しながらもスタイリッシュなルックスを演出します。
インテリア装備(ディスプレイ、シート、素材)
インテリアは最新世代のBMWカーブドディスプレイを採用し、メーターパネルとインフォテインメントを一体化したデザインが特徴です。
シートはMスポーツシートが標準装備され、オプションでカーボンバケットシートも選択可能です。室内素材には高品質なレザーやアルカンターラが使用され、スポーティでありながら高級感あふれる空間に仕上がっています。
価格帯と競合モデル比較
欧州・日本市場での価格
2025年型BMW M3ツーリングG81 LCIの価格は、欧州市場で約11万ユーロ、日本市場ではおよそ1,500万円前後です。これは通常のM3セダンに比べ若干高めの設定であり、専用設計されたツーリングボディや装備内容を考慮すれば納得できる価格帯といえます。
AMG C63、アウディRS4アバントなどとの比較
ライバルとしては、メルセデスAMG C63 S E-PerformanceエステートやアウディRS4アバントが挙げられます。AMG C63はハイブリッドパワートレインによる高出力が魅力ですが、車重の増加がネックとなっています。一方、アウディRS4アバントは優れたバランスと快適性を持ちながら、動力性能ではM3ツーリングに一歩及びません。総合的に見ると、M3ツーリングはスポーツ性能と実用性の両立において非常に高い完成度を誇るモデルといえるでしょう。
まとめと総評
総合評価(スポーツ性+実用性のバランス)
2025年型BMW M3ツーリングG81 LCIは、卓越したスポーツ性能と高い実用性を見事に両立したモデルです。0-100km/h加速3.6秒という圧倒的なパフォーマンスを持ちながら、家族での利用や荷物の積載にも十分対応できる万能性を備えています。サーキットから日常使いまで幅広いシーンで本領を発揮するそのバランスの良さは、他の高性能ワゴンと比べても際立っています。
M3ツーリングの市場での立ち位置
M3ツーリングは、AMG C63エステートやアウディRS4アバントといった競合モデルに対して、よりピュアなドライビングフィールと軽快なハンドリングを武器に市場で独自のポジションを築きつつあります。ハイパフォーマンスと日常性のバランスを求めるユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
読者へのおすすめポイント
もしあなたが、日常使いも考慮しつつ、ドライビングプレジャーを妥協したくないと考えているなら、BMW M3ツーリングG81は間違いなく検討すべき一台です。スポーツカー並みの走行性能と、ステーションワゴンならではの実用性を両立したこのモデルは、間違いなく「買い」の価値がある存在です。
また、M3ツーリング G81 LCIが欧州で人気が高い理由は、欧州の家族との時間を大切にするというライフワークにマッチした車だからと考えられています。欧州では家族とのアウトドアや旅行の時間を大切にします。そして、その時に必要な道具としてツーリング(ワゴン)モデルが人気です。
M3セダン、M4クーペと同等のパフォーマンスを発揮するM3ツーリング G81 LCIは、家族と一緒に大陸を快適かた、高速で移動するための重要な道具になっています。家族との時間を大切に考えるあなたにぴったりな車種と言えるでしょう。
Reference:carmag.co.z
FAQ(よくある質問)
Q1. BMW M3ツーリングG81 LCIとはどんな車ですか?
M3ツーリングG81 LCIは、BMW初となるM3シリーズのステーションワゴンモデルです。高いスポーツ性能と優れた実用性を兼ね備えた、全く新しいタイプの高性能車です。
Q2. 2025年型M3ツーリングG81の0-100km/h加速タイムは?
最新のロードテストによると、0-100km/h加速はわずか3.6秒です。これはスポーツカー並みの加速性能に匹敵します。
Q3. 競合モデルにはどんな車がありますか?
主な競合車種には、メルセデスAMG C63エステート、アウディRS4アバントなどがあります。M3ツーリングはこれらに対して軽快なハンドリングと高性能で差別化されています。
Q4. M3ツーリングG81の価格はいくらですか?
欧州市場で約11万ユーロ、日本市場ではおよそ1,500万円前後です。
Q5. ファミリーカーとしても使えますか?
はい、M3ツーリングは広いラゲッジスペースと十分な後席空間を備えており、ファミリーユースにも適した実用性を持っています。
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