BMWとオープンカー、2台持ちは大変でした/GOCCHI | 2025年以降のBMWアルピナの車両のメンテンス、パーツ供給はどうなるのか?2025年末をもってBMWはアルピナの商標を買収し自社で活用することが可能になりますが、これまでに販売されたBMWアルピナ車のメンテナンス、パーツ供給はどうなるのでしょうか?

2025年以降のBMWアルピナ車のメンテナンス、パーツ供給などはどうなるのか?

BMWがアルピナを買収~2025年末でアルピナ車の生産は中止される

こちらの記事にも書きましたが2025年末をもってアルピナの商標はBMWへ売却されることになっています。

これによって2025年末をもってBMWアルピナ社の自動車の販売は終了となりその後はBMWがアルピナのブランドを活用して高級車の販売に活用していくことになると言われています。

その場合、これまで長年販売されてきたBMWアルピナ車のメンテナンスやパーツ供給など今後のBMWアルピナ社の活動になどについてインタビュー記事がありましたので、主なQ&Aの内容の概要をお伝えします。

ALPINAブランドがBMWに販売されたのはなぜですか。

  • 欧州における2035年を目処にしたガソリンエンジン車の販売中止規制、及びEV(電気自動車)の開発、また世界中の環境規制の強化に対応したビジネスが困難であると判断した
  • BMWが今後高級車ビジネスを強化するためにそのシンボルとして「アルピナ」ブランドに価値があると判断したため

将来、ALPINAが開発サービスプロバイダーとしてBMW用のBMW ALPINAモデルを開発することを意味しますか?

  • ALPINA Engineering GmbH +Co.K(BMWアルピナ社の正式名称)はBMWと車両開発における長期契約を締結している
  • 2026年以降販売されるBMWで開発されるアルピナブランドの車の開発をサポートする

ALPINAは現在BMWグループの子会社ですか?

  • 今回は「アルピナ」ブランドの商標権の売却のみである
  • ALPINA Burkard Bovensiepen GmbH + Co. KGは今後も独立した形で従来どおり経営される

BMWとの協力協定が2025年末まで続くのに、なぜ商標権がすでに売却されているのでしょうか。

  • 2026年以降販売されるBMWアルピナブランドの車の開発期間は数年に及ぶため
  • ALPINA Burkard Bovensiepen GmbH + Co. KGは、2025年末まで以前と同様に「ALPINA」ブランドを使用できます。2026年から、同社は「ALPINAClassic」ブランドを使用

2025年の終わりまで新しいBMWALPINAモデルは販売されますか?

  • 2025年末までは今後も新型車の開発販売は継続されます

スペアパーツの供給とメンテナンスについてはどうでしょうか?2025年以降もBMWALPINAのスペアパーツとサービスオファーはありますか?

  • 2026年以降もBMW正規ディーラー及びBMWアルピナ認定店で継続的にメンテナンス、パーツ供給は行われる

2026年以降も現在そして2025年末までにBMWアルピナ車を購入しても大丈夫

これらのインタビューの内容から察すると現在も未来もBMWアルピナ車のオーナーになった方々は従来通りのメンテナンスとパーツ供給が「ALPINAClassic」という名称で継続されることが分かりました。

しかし現在BMWアルピナ車を日本で購入するのは非常に難しい状況だと言えます。

半導体不足や戦争の関係により従来でも半年から1年の納期が必要だったものが現在は納期が2年まで伸びてるという話を聞きました。

また日本の正規代理店であるニコルでは見込みの発注している車が数台単位はあるらしく、運良くその発注枠を手に入れた場合でも車の仕様に関してはニコルが決めた仕様の車を購入することになるそうです。

2025年末で生産が終了することが分かっている「純粋なBMWアルピナ」を希望するユーザーが増えていることから、日本でのBMWアルピナ車の購入はさらに難易度が上がると想像できます。

もしあなたが「純粋なBMWアルピナ」を手に入れたいと考えるのであれば2022年または2023年の早い時期に発注しなければ2025年末までには納車されない恐れがあるのかもしれません。

【引用・参照元】

Q&A: Mehr Infos zur Alpina-Zukunft nach Verkauf an BMW